FC町田ゼルビアは11月29日(日)、ホームの町田市立陸上競技場で行ったJ2・J3入れ替え戦・大分トリニータ戦第1戦に2-1で勝利しました。入れ替え戦は2試合合計で決するため、まだ何も決まっておりませんが、第2戦を心理的に少し優位に進めることができそうです。
クラブの主催試合史上最多8,629人が集まった一戦。試合前からスタジアム内には緊張感が漂っていました。スタメンはリーグ最終節と同じとなりました。ベンチ入りメンバーには、宮崎選手が久しぶりに入りました。
ともすれば緊張で固くなる状況ですが、ゼルビアがいつも通りに積極的なプレーをします。前半のシュート数が9本対2本でしたが、数字通り序盤からゼルビアが主導権を握りボールを回します。しかし、相手がDFラインを下げてきたことも有り、ゴールを割るまでには至りません。
そんな中での前半22分、セットプレーからダニエル選手にヘディングを決められ、先制点を許してしまいました。それでもゼルビアは気持ちを切らさずに攻め続けます。そして前半のアディショナルタイム、大きな同点ゴールが決まります。
PA左でパスを受けた孝司選手が左足のアウトサイドで華麗なシュート。これが右下サイドネットに綺麗に突き刺さり、歓喜の余韻が残る中でハーフタイムに入りました。
後半はともにメンバー変更なくスタートしました。ゼルビアは前半と変わらず、持ち前の前からのプレスで攻撃につなげようとします。後半のシュート数も10本対1とあるように、ゼルビアがチャンスを作ります。
そして後半27分、待望の逆転ゴールが決まります。中盤で素早くパスを回し、PA手前で孝司選手が左前を走り抜ける森村選手にパス。レフティからのグラウンダーパスに、孝司選手が走り込んで右足を伸ばして突き刺し、ゴールネットを揺らしました。
その後、松下選手が入り、中盤の運動量の強化をします。後半31分、大分選手が退場し、ゼルビアは数的優位となります。ゼルビアは3点目を狙いにいきますが、簡単には奪えません。同43分には大分が2選手目の退場者を出しましたが、ゴールは奪えず、試合は2-1のまま終了しました。
J2・J3入れ替え戦は2試合合計での勝敗となるため、12月6日(日)に第2戦がアウェイの大分銀行ドームで行われます。ですからクラブとしては“まだ前半が終わってハーフタイムに入ったばかり”と思っております。今一度、気持ちを引き締めて戦いたいと思いますので、皆様どうぞ応援をよろしくお願い致します。
▽フォトギャラリー(撮影:山田浩一郎)