【2014 明治安田生命J3リーグ第30節vs.Y.S.C.C.横浜 ○2-1】
FC町田ゼルビアは11月2日(日)、ホームで開催した明治安田生命J3リーグ第30節・Y.S.C.C.横浜戦に2-1で勝利した。順位は3位と変動はないが、2位のAC長野パルセイロとは勝ち点1差となった。
ゼルビアは今節、三鬼とペデウォンが出場停止があけて先発に復帰した。怪我で離脱していた平がベンチ入り。一方、庄司がベンチから外れた。
序盤からゼルビアがボールを支配して積極的に仕掛ける。開始5分で3度のCKがあったが、残念ながら活かせなかった。
その後もゼルビアが攻撃を支配する。中央もサイドも使い、前半だけで合計9本のシュートを放った。しかし惜しくも前半は0-0で折り返した。
メンバー変更なく後半がスタート。後半は、少し前半のハイペースがたたったのか、やや運動量が落ちた。相手にもシュートを打たれるシーンが増えてきたが、それでも自力に勝るゼルビアが主導権を握っていた。
後半10分、ゼルビアは足を痛めた戸高に代わり崇文を送り出す。さらに同23分、足を痛めた孝司に代わり木島が入った。嫌な展開の選手交代だったが、幸いなことに結果につながった。
後半30分、先制ゴールが決まった。まず最初、崇文がシュートし、相手にブロックされた。このこぼれ球を木島がシュート。再び跳ね返されたが、李漢宰が反応してミドルシュート。キャプテンの今季初ゴールが決まり1-0となった。
しかし後半38分、吉田に決められて1-1となった。2位浮上には何としても勝ちたい一戦。スタンドからは悲鳴にも聞こえる声が響いたが、ドラマはアディショナルタイムに待っていた。
4分のアディショナルタイムも終わりに近づいた頃。ゴール正面でドリブル突破した崇文が倒されてFKを獲得した。キッカーは前回のYS横浜戦でもFKを決めている崇文。ファン・サポーターの想いが込められたボールは見事ゴールに突き刺さり、2-1の勝ち越しに成功した。
直後に試合終了。劇的な一撃でゼルビアが勝利した。リーグ戦4試合ぶりの勝利で、ホームでは9月7日のJ-22戦以来となる白星となった。残り3試合。入れ替え戦となる2位に勝ち点1差となり、逆転昇格に大きな希望が出てきた。
▽フォトギャラリー(撮影:山田浩一郎)