【2014 明治安田生命J3リーグ第19節vs.Jリーグ・アンダー22選抜 △1-1】
FC町田ゼルビアは27日(日)、ホームで開催した明治安田生命J3リーグ第19節・Jリーグ・アンダー22選抜に1-1で引き分けた。リーグ戦の連勝は6で止まり、チーム記録タイの7連勝は逃したが、首位をキープした。
この試合は、ゼルビアのトップチーム創立25周年記念マッチデー。俳優・谷原章介さんのトークショーやビールW杯、そしてハロキティの登場や音楽ライブなど様々なイベントが実施された。あいにくの雨と雷の影響で、一部タイムスケジュールが狂ったが、それでも試合前からファン・サポーターの皆様は、記念日を祝おうと温かい歓声で盛り上げてくれた。
キックオフ直前には、谷原章介さんのキックオフセレモニーが行われ、ゼルビーとPK対決。谷原さんの蹴ったボールは、きれいにゴールへ吸い込まれました。ゴール裏サポーターの「タニハラ・コール」に谷原さんも手をふって応えてくれ、ゼルビーと熱い抱擁までを交わしてくれた。
何としても勝ちたかった試合。立ち上がり、湿度が87%という、サッカーをするには厳しい環境で両チームともに相手の様子を伺うような静かな雰囲気で、一進一退の攻防が続いた。
この試合も2試合連続で怪我で李、星野が不在。また前節のブラウブリッツ秋田戦で怪我をした崇文も不在だった。エースの孝司になかなか良いボールが入らず、J-22に主導権を奪われる展開。それでも焦ることなく落ち着いた対応を見せ、前半は0-0で終了した。
ゼルビアはメンバー変更なく後半がスタート。後半も引き続き、湿度が高い中での試合となり、両チームのプレーにいつもの迫力が見られない。だが、前半よりはゼルビアがバイタルに仕掛ける回数が増えた。
そんな中、相馬監督は後半11分、少し疲れが見え始めた木島に代え、スピードのある稲垣を投入。その稲垣がスピードを活かしてチャンスを作る。そして後半39分、ついに稲垣のチャンスメイクで得点が生まれた。
三鬼からパスを受けた稲垣が冷静に、中央の孝司の動きを見逃さずにパス。エースはゴールとGKの動きをしっかりと見てシュート! 待望の先制点をつかみ、スタンドは大きく揺れた。
しかし、後半43分にスピードのある平岡にゼルビアの左サイドを仕掛けられ、ファーサイドへグラウンダークロスを通される。これを三根に決められ、同点とされた。
試合はそのまま終了。25周年記念マッチということで、ファン・サポーターから勝利を期待されていたが、悔しい結果に終わった。ただ試合後すぐに、選手たちは反省を口にし、克服に向けて気を引き締め直していた。目標のJ2昇格に向け、今後もブレることなく戦い続ける。
▽フォトギャラリー(撮影:山田浩一郎)