【2014 明治安田生命J3リーグ第18節vs.ブラウブリッツ秋田 ○4-1】
FC町田ゼルビアは19日(土)、アウェイで開催された明治安田生命J3リーグ第18節・ブラウブリッツ秋田に4-1で勝利した。
中断期間を経てリーグ再開となった一戦。キャプテンの李漢宰、右SBの星野を怪我で欠いた中、怪我から復帰した遠藤と原田が先発に返り咲いた。尚、庄司とのWボランチコンビは戸高が抜擢された。
立ち上がりからゼルビアが積極的にプレスをかけて主導権を握ろうとする。秋田は持ち味のショートパスで攻めてきたが、ゼルビアの守備がハマり、高い位置でボールを奪うことに成功する。
そして前半8分、ゼルビアが先制した。孝司が崇文とのコンビネーションで抜け出し、左足シュート。エースが試合を優位に進めるゴールを奪った。
その後もゼルビアペースで試合が進む。前半の34分に深津がセットプレーからヘディングシュートを決めると、同38分には木島が技ありのループシュートで3-0と突き放した。
勢いに乗るゼルビアは、攻勢の手を緩めない。前半44分には庄司のスルーパスに抜け出した孝司が右足で流し込み、前半を4-0で終えることに成功した。シュート7本で4得点とゴール前で精度の高さを見せた。
後半は秋田が息を吹き返す。ハーフタイムで両サイドの2選手を同時に代え、サイドで高い位置をとろうとしてきた。ゼルビアはプレスがかけにくくなり、相手がボールをもつ時間も増えていく。そんな中、後半11分にミドルシュートのこぼれ球をレオナルドに決められ、1点を返されてしまった。
とはいえ、ゼルビアは動じない。深津が声を張り上げてチームを鼓舞する。相馬監督は選手交代でチームを整備する。後半19分には遠藤に代え、こちらも怪我から復帰した大竹を投入。中盤の運動量を増やそうとした。同25分には木島に代えて吉井を入れた。高さと守備力のある吉井がボランチに入り、戸高がFWに回った。
さらに同40分には原田に代えてペを送り出し、守備を立て直す。攻撃も忘れない。同41分には孝司に代えて齋藤を入れ、オープンな展開になった中で、裏のスペースを狙って追加点を目指した。
結果、ゴールは奪えなかったが、追加点を許さずに4-1で勝利した。天皇杯予選では悔しい思いをしたが、この中断期間で積み重ねた努力が実を結び、リーグ戦6連勝で首位をキープすることに成功した。
▽フォトギャラリー(提供:ブラウブリッツ秋田)