【2014 明治安田生命J3リーグ第17節vs.AC長野パルセイロ ○1-0】
FC町田ゼルビアは22日(日)、ホームで開催した明治安田生命J3リーグ第17節・AC長野パルセイロに1-0で勝利した。
勝ち点2差で迎えた2位との対決。前回の対戦はスコアレスドローで、ここまで通算2分3敗の未勝利と相性が悪かったライバルに、しっかりと勝ち切った。
立ち上がり、首位攻防戦のプレッシャーからか、両チームともに硬さが見られた。一進一退の攻防が続き、セカンドボールの拾いあいの様相となった。前半はやや長野が試合の流れを握ったが、怪我から復帰した深津を中心としたDF陣は安定した守りで対応した。
徐々にゼルビアがペースを奪い返し、ゴール前に迫る。攻撃陣は「相手が3バックだったので、サイドやバイタルエリアにスペースがあった」と振り返った通り、木島や戸高、孝司がドリブルで中に切れ込んでいくシーンが多く見られた。ただ、ゴールは割れず、前半は0-0で終了した。
共にメンバー変更なく後半がスタート。立ち上がりから積極的なプレーを見せるゼルビアが、リズムを掴んだ。ただ、長野も応戦。サイドを広く使って攻撃してきた。後半17分には元ゼルビア戦士の勝又にクロスバー直撃のシュートを打たれるなどヒヤリとする場面もあった。
相馬監督は後半26分、怪我から復帰後2戦目となる遠藤を投入。これがズバリ当たった。出場から5分後、右サイドでの戸高のクロスがファーに流れ、受けた孝司が速いボールを中へ。これを遠藤が足を合わせてゴールネットに突き刺した。
その後もゼルビアは追加点を奪うため、必死に前からしかける。ただ、前年JFL王者の底力を持つ長野も粘りを見せる。ハイボールを多用し、プレッシャーをかけてきた。後半ロスタイムには、ロングボールから宇野沢にゴールを割られたが、幸いオフサイドの判定となった。
試合はそのまま終了。1-0で長野に初勝利をつかみ、リーグ戦5連勝! 勝ち点差を5に広げ、首位を堅持することに成功した。
尚、この日は玉川大学と桜美林大学を中心としたCOUMZマッチデーで、大学生が様々なステージショーや催し物を開催。スタジアム内外を華やかに彩り、盛り上げてくれた。
ファン・サポーターの皆様、COUMZ関係者・学生の皆様、ありがとうございました!
▽フォトギャラリー(撮影:藤井隆弘)