日頃よりFC町田ゼルビアを御支援頂きまして誠にありがとうございます。
トップチームの選手が12日(木)、警視庁町田警察署の協力を受け、暴力団排除等講習会&八百長防止研修会を実施しました。
さまざまなスポーツで問題になっている八百長問題、また暴力団の関わり方、近年ニュースで話題になっている脱法ハーブについて講習を受けました。
まず、町田警察署の組織犯罪対策課・竹之下一郎課長に暴力団の関わり方、脱法ハーブについて話していただきました。竹之下課長は「有名になると近づいてくるヤクザがいる。食事やゴルフなどで近づいてくるが、結局はお金をむしり取るのが目的です。子どもたちの将来の夢ランキング1位のサッカー選手である皆さんが、子どもたちの夢を壊すような行動はしないようにしましょう」などと説いて頂きました。
資料もそれぞれご用意頂き、選手たちは話を聞きながら目を通し、改めてその危険性を認識していました。また、実際に脱法ハーブの一覧表もお見せ頂きました。「脱法ハーブは、もはや脱法ではなく、違法ハーブです。どんな成分が入っているかわからないので、気をつけてください」と竹之下課長。選手たちも驚きの顔で聞いていました。約30分間の講習を受けた選手は、改めてプロスポーツ選手の責任を確認していました。
次に、選手たちは八百長問題について学びました。近年は、相撲や野球などで八百長事件が起きており、サッカー業界も世界各地で起きています。今年に入ってJ1の試合でFIFA EWS社から調査(実際は問題なし)が入るなど日本サッカーも常に危機感を持つことが必要であると言えます。
八百長問題に関しては、丸山竜平強化部長がJリーグが推奨するパワーポイント素材と動画を使って説明しました。
特に、オンライン・スポーツ賭博が盛んで、売り上げがサッカー業界の1年間よりも多いという結果に、選手たちは驚いていました。
また実際、八百長に関わった人たちが出ている映像を見て、よりリアルな話を聞けたことで、選手たちも他人事ではないと気を引き締めていました。事実、オンライン賭博では、J3やJFLの試合も対象となっています。
最後にはアンケートと感想文を書きました。いずれのテーマも、選手にとってかなり貴重な体験でした。自分たちはプロであるという自覚を持ち、今後の私生活の過ごし方についても考えていました。
FC町田ゼルビアでは今後も、暴力団問題・八百長問題をしっかりと考え、毅然とした態度で取り組みたいと思います。警視庁町田警察署の皆様、本当にありがとうございました。
(カメラ協力:オリンパスイメージング株式会社様、機種:OM-D http://olympusomd.com/ja-JP)