日頃よりＦＣ町田ゼルビアをご支援いただきまして誠にありがとうございます。



2022シーズン新たに加入した新卒選手を対象に、8日(木)、警視庁町田警察署の協力を受け、暴力団排除・薬物犯罪・特殊詐欺についての研修会を開催しました。



町田警察署から組織犯罪対策課の渡邉様、青少年・東京都治安対策本部の林様にお越しいただき、約1時間、暴力団・薬物・悪質な特殊詐欺の実情を詳しく講義していただきました。
さらに6名の演者の方々の緊張感溢れる演技から、これらの犯罪は身近に起こりうるものとして捉えることが出来ました。

「皆さんはもうプロとして活躍されていて、有名になればなるほど良い人も悪い人も、様々な人が寄ってくると思います。それに伴い誘惑も増える。知らぬ間に恨み妬みを買って悪い大人が近付いて来るかもしれない。ただそこで1人で悩むのではなく、一度立ち止まって考え少しでも怪しいと思ったら、相談する。自分の人生を守るためにも勇気を出して、チームの先輩、コーチ、警察にでも、必ず誰かに相談するということを覚えておいてほしいです。」と話されました。



講義では、複数の資料と薬物標本をお見せいただき、実際の薬物がどのようなものかを知ることが出来ました。見た目からは想像し難い症状も約30分間の再現映像と併せて見ることで、より現実的に考えることが出来ました。



犯罪の中でも違法薬物の検挙数は増加傾向があり、そのうち約7割が20代の若者。薬の姿は年々変化し、見た目だけでは分からなくなって来ているという現状を知り、いつ自分に関わってしまうか分からないという現状に、決して他人事ではない犯罪だということを認識したと同時に、インターネットの普及で手軽に様々な人と連絡が取れるようになった今日、以前に比べて何気ない交友関係から暴力団関係者と知り合いになる可能性はより一層高くなっており、講義と映像を真剣に見ていた選手たちもその危険性を再確認しました。



ＦＣ町田ゼルビアでは例年、暴力団問題・薬物問題などを考え、昨年の11月には、「暴力追放功労団体特別表彰」を受賞しました。クラブは今後も地域の皆様に誇りを持ってもらえる存在になれるよう、クラブに関わる全ての人が悩むことなく過ごせる雰囲気を作ることが出来るよう努めてまいります。

この度はお忙しい中ご協力いただきました渡邉様、林様をはじめ、警視庁町田警察署の皆様、演者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。