※これは日頃のスクールでコーチが感じたことなどを書かせて頂きます。みなさんにお知らせしたい事、 子ども達やコーチの思いなどを掲載していき、子供たちの輝かしい未来に繋がればと思います。
こんにちは!スクールコーチの大前博行(おおまえ ひろゆき)です。
今回は“判断力”について書かせていただきたいと思います。
私はコーチをするうえで、心・技・体を鍛えることはもちろんですが、“判断力(頭脳)”を養うことも大切にしています。
子どもたちには将来こんなふうになってほしいと思っています。
・状況をしっかりと把握し、正しい判断が素早くできる。
・状況の変化に応じて、判断を変えることができる。
・勇気のある決断ができる。
・判断した通りのプレーを実現できる。
・人を感動させるアイデアがある。
そして次の3つのことを忘れないように心掛けています。
①大人やコーチの影響力の大きさ
②子どもの吸収力の大きさ
③答えは1つではないということ
トレーニングではメニューやルールなどを工夫し、子供たちが判断を必要とする環境を与えます。トレーニング以外においてもそのような環境をできるだけ与えます。
究極の理想は、自分で考えて正しい答えを出すことです。
それができないときにどうアプローチするかが、鍵だと思っています。
そこで最も大切にしていることは”声かけ”と”コーチの姿”です。
子どもへの声をかけ方や自分の姿で、子どもが成長できるように考えます。
声かけに関しては、内容、言い方、タイミングを考えます。
コーチの姿に関しては、この状況でどのような姿を見せることが必要なのかを考えます。
自分のしたことで、その子どもの判断の機会を奪う可能性があります。
最も大切なことであるその子の将来を忘れ、試合の勝敗など、その場を優先してしまうことでその子の成長を妨げる可能性があります。
子どもは大人ほど情報がないため、多くのことを吸収していきます。言われたことはもちろんですが、大人の姿を見ているだけで多くのことを感じます。
何かうまくいかないときに、「こうしなさい」と伝えてしまえば、判断する必要はなくなります。
なのでヒントを与えるぐらいにして、子どもに考える余地を与えます。ヒントを与えてもわからない場合は、「こんなやり方もある」と思えるようなアプローチをします。
決断は子どもに任せます。そして判断して行動した結果、成功や失敗があり、何かを感じます。その繰り返しで磨かれていくものだと思います。
子どもがとった行動を大人やコーチが褒めることや叱ることでもさらに磨かれていくと思います。これが子どもには1番伝わりやすいかもしれません。
事によっては、判断させる必要のないこともあるでしょう。
子どもたちは、実際に体験したこと、見たこと、感じたこと、聞いたことなどをもとに判断材料を増やしていきます。
状況に応じてどんな判断をするのか、答えは1つではありません。
子どもたちそれぞれの答えがあると思います。そのアイデアで勝負です。素晴らしいアイデアが見れたときにはとても感動します。
またサッカーには必ず仲間がいます。仲間と一緒に問題を解決しようとすることで得るものは大変大きいと思います。
これからも子どもたちがサッカー選手としても人間としても大きく成長できるような環境を造っていけるように心掛けていきたいと思います。
今回ご協力くださったアドバンスクラス年中・年長(月)のみなさん本当にありがとうございました。これからも一緒にサッカー楽しんでやろうね~!!
今後ともFC町田ゼルビアフットボールスクールをよろしくお願いします。 大前