○試合後の記者会見：オズワルド・アルディレス監督
-試合の感想をお願いします。
「もちろん、大変難しい試合でした。まず最初に、水戸は大変素晴らしい相手だったと思います。我々のやりたいことを出すには難しい相手でした。立ち上がりから25分頃くらいまで、相手は激しくプレスを掛けてきました。そういう中でも、ウチが先制をして折り返したわけですが、ディミッチの交代が試合展開に大きく影響したと思います。今日は彼がチームにとって必要でしたけど、不運にも今朝熱を出してしまいました。そう考えると最初の45分をしっかりやってくれたと思います。ディミッチを交代させて後半がスタートしたわけですけど、引いて守ることはしませんでした。ただ当然ながら、負けている水戸は後半の立ち上がりから来ると予想していたので、我々はプレスに来た裏を取る、カウンターをするようになるだろうと思いました。結果として、２ゴール目を奪うことはできませんでした。フットボールのゲームとしては大変いい、美しいモノになったと思います。まだ生き残るために、勝点１を取りました。本音で言えば、水戸は我々を大変に上回ったので、勝点１に関して不平を言うわけにはいきません、ただ我々がやれた時間もありますし、もっとやれると思っています。何が起きてもあと残り１つです。サッカー人として、私は最後の最後まで決して降参をしてはいけないという信念でやっています。なので最終節、見てみましょう」

-ディミッチの交代や相手の攻撃的姿勢以外に、例えばメンタル面に後半の流れが変わってしまった理由はありませんか？
「まず相手チームが彼らのサッカーをしてしまいました。個人的に見ても、優秀な選手の集まりです。そういう後半であればなおさら、ディミッチのような選手が必要だったのかなと思います」

-幸野選手に何を期待して、ハーフタイム後から起用したのか？
「まず基本的にはたくさんプレーに関わってほしいということです。彼がボールにたくさん関わっているということは、つまり我々のゲームができているということにつながると思っていました。彼の今日のポジションは、カウンターをするには重要なつなぎ役でした。例えば加藤恒平を中盤に入れて、もう少し守備的にやることもできたと思います。ただ私の中では、勝って折り返したけれど、守備的な姿勢で後半を始めたくなかったということがあります。なので我々にとっては２ゴール目を狙いにいった交代です」

-試合を通じて、水戸の選手を守備で捕まえられず９０分が過ぎた感があるけれど、その理由は？
「もう一度言います。彼らは大変いいチームでした。我々のチームには色々な問題が、１週間を通じてありました。（三鬼）海が出場停止処分を受け、色々な交代を余儀なくされました。（藤田）泰成が右に回り、水曜日の練習試合では何人か怪我人も出てしまいました。その上にディミッチが今日、熱を出してしまったということです。タカ（鈴木崇文）に関しても左サイドバックのようなポジションを、今回はせざるを得ない状況になりました。次はもう少し競い合えるようなチームにできると思います」

-他の試合によっては順位が確定してしまう可能性があるけれど、今の心境については？
「私たちは純粋に、可能性がある限り、最後まで諦めないということに尽きます。最終節のホイッスルが鳴る瞬間まで、諦めることはしません。なので、その質問は今行われるべきではないと思います。来週してください。我々はわずかな可能性でも、可能性がある限り諦めないで、試合に臨みたいと思います」

-次節は出場停止選手が復帰し、今日４枚目を受けた選手もいないので、よりいい１１人で臨めると思うが、メンバー編成についてどう考えるか？
「来週の練習を見て、いいチームを作りたいと思います。また火曜日に選手の状況を確認して、考えたいと思います。今日の試合に関しては（三鬼）海以外の全ての選手を頭に入れた中で、選手を選びました。結果としては１週間を通じて怪我人が出たり、風邪をひく者がだったりと、３，４人の重要な選手を起用できませんでした。今週、私のチームに起きたことは、１年を通じて起きたことでもあります。色々な要因によって、選手の交換をせざるを得ない状況になっていました。間違えていなければ、北井選手だけが何も抱えていない選手なのかなと思います。質問に対する答えとしては、選手の状態ありきで行くと思います。例えばタカ（鈴木崇）が左サイドバックをやるようなことも、なくなると思います。なので全て変わりますね。もちろん他のチームと同様、その場その場でベストなチームを選びたいと思います。水戸に関してに戻りますけれども、本当に素晴らしいチームでした。ベストチームの一つだと思います」

以上