試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 前半 0
1 後半 0
0
東京ヴェルディ
ゴール | |
---|---|
73' | 山腰 泰博 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 1 | 修行 智仁 |
DF | 2 | 津田 和樹 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
DF | 5 | 深津 康太 |
DF | 16 | 斉藤 広野 |
MF | 6 | 太田 康介 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 28 | 星 大輔 |
MF | 27 | 小川 巧 |
FW | 7 | 勝又 慶典 |
FW | 33 | 木島 良輔 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 22 | 吉田 宗弘 |
DF | 4 | 雑賀 友洋 |
MF | 17 | 鈴木 崇文 |
MF | 25 | 鈴木 祐輔 |
MF | 10 | 蒲原 達也 |
MF | 11 | 酒井 良 |
FW | 9 | 山腰 泰博 |
チーム監督 |
---|
選手交代 | |
---|---|
70' | 小川 巧 → 山腰 泰博 |
79' | 星 大輔 → 鈴木 崇文 |
84' | 木島 良輔 → 酒井 良 |
警告 | |
---|---|
22' | 斉藤 広野 |
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
ゴール |
---|
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 1 | 土肥 洋一 |
DF | 2 | 福田 健介 |
DF | 6 | 菅原 智 |
DF | 23 | 高橋 祥平 |
DF | 3 | 吉田 正樹 |
MF | 19 | 阿部 拓馬 |
MF | 8 | 柴崎 晃誠 |
MF | 5 | 佐伯 直哉 |
MF | 16 | 飯尾 一慶 |
FW | 7 | 河野 広貴 |
FW | 25 | 平本 一樹 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 26 | 柴崎 貴広 |
DF | 22 | 和田 拓也 |
MF | 24 | 高木 俊幸 |
MF | 33 | 高木 善朗 |
MF | 39 | 高木 大輔 |
FW | 13 | 井上 平 |
FW | 40 | 菅嶋 弘希 |
チーム監督 |
---|
選手交代 | |
---|---|
46' | 吉田 正樹 → 高木 善朗 |
46' | 阿部 拓馬 → 高木 俊幸 |
77' | 高木 俊幸 → 井上 平 |
警告 | |
---|---|
08' | 吉田 正樹 |
17‘ | 飯尾 一慶 |
82' | 佐伯 直哉 |
85' | 高木 善朗 |
90'+1 | 飯尾 一慶 |
退場 | |
---|---|
37' | 河野 広貴 |
90'+1 | 飯尾 一慶 |
データ | |
---|---|
FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 前半 0
1 後半 0
0
東京ヴェルディ
試合経過 | |
---|---|
FC町田ゼルビアにとって、初の天皇杯出場。その初戦となる第2回戦が、9月5日(日)、西が丘サッカー場で行われた。 対戦相手は、東京ヴェルディ。1980年代から、ジュニアやジュニアユースでは凌ぎを削って来た相手だ。サッカーの街・町田を自負するゼルビアにとって、プライドをかけた試合となった。 試合開催の3日前には、クラブから選手たちに来季のJリーグ入会に向けた予備審査において、Jリーグから不許可の通達が来たことが伝えられた。記念すべき天皇杯初挑戦ながら、選手にとっては、試合に集中へのが難しい、厳しい状況での試合となってしまった。 選手たちのバスが試合会場につくと、そこには多くのサポーターが待っていた。「俺たちの蒼き誇り。どんな時も気持ち見せろよ!」と鳴り響くチャント、多くのフラッグやタオルマフラー。ここまで共に戦って来たファン・サポーターたちの後押しによって、ゼルビアの選手に勇気が与えられた。 試合は序盤からゼルビアが主導権を握る。前線からの果敢なプレスで相手に攻撃のリズムを作らせず、ゼルビアが東京ヴェルディを押し込む時間が続いた。中盤での細かいパスワークから、FWへの縦パスがうまく繋がり、ヴェルディの守備陣を混乱させた。 開始直後の4分には、最初の決定的チャンス。ペナルティエリア内で混戦となったボールに反応したMF太田が左足のボレー。これは相手GKも反応できずゴールかと思われたが、ライン際まで戻っていた相手DFが頭でクリアしゴールならず。 木島、勝又のツートップが、ドリブルで仕掛けるところと、簡単にパスをさばくとろこを使い分けながら前線の高い位置で攻撃の起点を作ると、良い距離感を保っているMF陣が素早く呼応。さらに、サイドバックの藤田、斎藤(広)も非常にアグレッシブなプレーを披露し、多彩な攻撃をしかけた。 前半34分には、この日センターバックを務めたDF津田が相手の縦パスをインターセプト。そのままドリブルでボールを前線に運び、FW木島に縦パス。木島が右サイドで待つMF太田にパスを送ると、ペナルティエリア右角あたりから太田が右足で強烈なシュート。これは、ファーサイドへ外れるかに見えたが、外から走り込んだMF星がスライディングでボールへ飛びつく! 相手GKも反応できず、触れれば1点という形だったが、わずかに星はボールに追いつかず、ゴールとはならなかった。 得点は奪えなかったが、前半は絶えずゼルビアが相手を圧倒した。守っては守備陣が高い集中力を保ちヴェルディの攻撃を沈黙させた。特にセンターバックの深津は、落ちついたプレーと、抜群の高さを誇る空中戦で、対面することの多かった東京ヴェルディのFW平本にほとんど仕事をさせなかった。 さらに、前半37分には東京ヴェルディのFW河野がラフプレーで退場。数的優位の状態で後半を迎えることとなった。 後半開始からヴェルディは2枚のカードを切る。両サイドの選手を変更し、布陣を3-4-2とも見える形に変更した。 しかし、数的に優位に立つゼルビアは後半も主導権を譲らない。前半同様に前線からの果敢なプレスで相手に圧力をかけリズムを作らせない。 後半11分には、ドリブルで持ち上がったMF星がペナルティエリア外からミドルシュート。これは惜しくもワクを外れてしまったが、両チーム通じて後半最初のシュートとなりゼルビアを勢いづけた。 後半15分には、MF小川に代えてFW山腰、さらに後半23分にはMF星に代えてMF鈴木(崇)を投入。先取点を奪うために、攻撃的な選手を立て続けに投入した。 後半26分には、FW木島、DF藤田のコンビネーションで右サイドを突破。藤田が巧みなフェイントで相手DFのマークを外してゴール前へ絶妙なクロス。飛び込んだFW勝又が頭でゴールに流し込もうとしたが、これは相手GKのファインセーブに合いゴールならず。 良い内容のサッカーを披露し、攻め込むものの、得点が奪えない試合展開。そろそろ嫌な空気が漂い始めるかと思われた後半28分、待望の先制ゴールが生まれた。右サイドでボールをキープしたFW勝又がはさみ来た相手DFの二人の間を抜く巧みなヒールキックで中央のMF太田へ。太田がすぐさま右サイドにボールを展開すると、ボールを受けたMF鈴木(崇)が中央へクロス。いったんは跳ね返されるものの、こぼれ球を拾った鈴木(崇)が、再び中央へクロス。これも相手DFにブロックされてしまったが、そのこぼれ球に反応したMF柳崎がペナルティエリア内の右サイドで待っていたFW山腰へラストパス。パスを受けた山腰が、そのままダイレクトで右足で蹴り込んだ! そこからは、攻めるしかない東京ヴェルディが反撃を見せる。シンプルに前線へ長いボールを蹴り打開を計った。ゼルビアは、試合序盤からのアグレッシブなプレーを続けたことの影響からか、徐々に足が止まり始めたが、集中を切らさずヴェルディの攻撃を跳ね返し続けた。後半39分には、FW木島に代えてMF酒井を投入。酒井は持ち前の闘志あふれるプレーで、難しい時間帯を迎えたチームを引っ張った。 そして、4分のアディショナルタイムも終了し、試合終了のホイッスル。FC町田ゼルビアが、天皇杯初勝利を飾った。 |
ーー試合の感想は?
格上となるJリーグのクラブに勝利することができ、非常に嬉しく思っています。
ここ西が丘まで本当に多くのゼルビアのサポーターのが駆けつけてくれて、ものすごく大きな力をくれました。本当に貴重な勝利だと思っています。
序盤から相手を押し込みながら得点が奪えないという展開になりました。試合の主導権を握りながら得点が奪えずにカウンターで失点するという試合もこれまであったので、自分たちのサッカーを実行できつつも、嫌な展開でもありました。
さらに、そこに来て相手に退場者が出ました。これで相手がしっかり守ってくることになれば、さらに嫌な展開だなとも感じていました。
ハーフタイムには、とにかく冷静に戦おうという声をかけました。選手たちは、その言葉の通り、粘り強く戦い、しっかりと勝利を奪ってくれました。最後は足が止まりましたが、よくこらえることができました。選手たちには、心からおめでとうと言いたいと思います。
ーー試合前には、来季のJリーグ昇格が断たれるという発表もありました。選手たちには、どんな言葉をかけたのですか?
今季、このクラブに集まったものすべての目標がJリーグ昇格でした。その目標を取り上げられた状態なのですから、当然、選手たちはショックだったと思います。選手たちに、その審査結果が伝えられてから3日間という時間があったのですが、その時間の中で選手たちは本当に良く戦ってくれたと思います。
このクラブに長くいた人間はもちろん、Jリーグ昇格という目標のためにこのクラブに来た人間もいます。それでも、前を向いて戦おう、前に進もうと送り出しました。今日は天皇杯ということで、多くの方々に注目してもらえる機会でもあるので、自分たちの持っているものをすべて出し切ろうと話しました」
ーー第3回戦は、J1のアルビレックス新潟との対戦です
まだ、そこまでは考えられません。まだ1ヶ月先ですし、JFLもあります。選手たちは、3日間という時間の中で気持ちを切り替えて戦ってくれましたが、今後は、また