2011 JFL
12月04日(日) 13:00 KICK OFF 高崎市浜川競技場試合終了
アルテ高崎
0 前半 0
0 後半 1
1
FC町田ゼルビア
ゴール |
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スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 31 | 岩館 直 |
DF | 6 | 川里 光太郎 |
DF | 5 | 小林 亮太 |
DF | 7 | 山田 裕也 |
DF | 16 | 田中 舜 |
MF | 14 | 益子 義浩 |
MF | 2 | 小島 直希 |
MF | 15 | 山藤 健太 |
MF | 34 | 白山 貴俊 |
FW | 17 | 松尾 昇悟 |
FW | 19 | 土井 良太 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 1 | 安藤 淳也 |
DF | 18 | 布施 有太 |
MF | 8 | 島 優也 |
MF | 10 | 石沢 泰羅 |
MF | 23 | 安間 ム月 |
MF | 26 | 神谷 恭平 |
FW | 9 | 伊藤 和基 |
チーム監督 | 後藤 義一 |
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選手交代 | |
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46' | 小島 直希 → 布施 有太 |
72' | 白山 貴俊 → 石沢 泰羅 |
警告 | |
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32' | 小島 直希 |
81' | 益子 義浩 |
88' | 岩舘 直 |
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 6 |
CK | 2 |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | 3 / - |
ゴール | |
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88' | 酒井 良 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 22 | 吉田 宗弘 |
DF | 2 | 津田 和樹 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
DF | 5 | 田代真一 |
DF | 6 | 太田 康介 |
MF | 8 | 小川 巧 |
MF | 11 | 酒井良 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 17 | 鈴木 崇文 |
FW | 7 | 勝又慶典 |
FW | 10 | ドラガン・ディミッチ |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 41 | 石田良輔 |
DF | 27 | 三鬼 海 |
DF | 24 | 川辺裕紀 |
MF | 14 | 大前 博行 |
FW | 19 | 北井 佑季 |
MF | 28 | 星 大輔 |
FW | 9 | 山腰 泰博 |
チーム監督 | ランコ・ポポヴィッチ |
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選手交代 | |
---|---|
90' | ドラガン・ディミッチ → 川邊 裕紀 |
90'+3 | 勝又 慶典 → 山腰 泰博 |
警告 |
---|
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 15 |
CK | 4 |
PK | - |
シュート | 8 |
警告/退場 | - / - |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
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952 | 晴 / 15.1°C / 37% | 全面良芝、乾燥 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
西橋 勲 | 眞鍋 久大、関谷 宣貴 | 上西 良延 |
試合終了
アルテ高崎
0 前半 0
0 後半 1
1
FC町田ゼルビア
試合経過 | |
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重苦しい試合だった。強風とピッチコンディションに苦しみ、本来のパスサッカーを披露できない。負けると4位から落ちる可能性もあり、重圧の影響もあったのか、数えるほどしかチャンスも作れなかった。 だからこそ、88分、喜びが爆発した。 DF田代真一がDFラインでボールを持つと、有効なショートパスを出せないと判断し、DFラインの背後のスペースに向けたロングボールを選択。これは、相手DFに渡るかと思われたが、FW勝又慶典が粘り、相手DFの身体に当ててコーナーキックを獲得。キッカーは左利きのディミッチ。ディミッチがゴールに向かうカーブをかけたボールを蹴ると、風の影響も受けてボールはゴール方向へ。そのまま相手GKにキャッチされてしまうかと思われたが、これにDF太田康介が身体を張って食らいつき、「身体のどこに当たったかわからない」というシュートがバーを直撃。そのこぼれ球が落ちた先は、FC町田ジュニアユース出身で、2006年の関東1部リーグからゼルビアを支えて来た酒井良の目の前だった。敵・味方が入り乱れる大混戦のなか、素早く左足を振り抜くとゴールネットを揺らした。「自分でも、まさかこんな試合でゴールを奪えるとは思っていなかった。サッカーの神様に感謝しなければいけませんね(酒井良)」。 5位のV・ファーレン長崎が敗れたため、1試合を残し勝点差は「3」、得失点差は「14」と拡がった。Jリーグ昇格条件の「4位以内」に大きく前進した。12月11日、野津田で開催する今季最終戦。「町田の歴史を変える(ポポヴィッチ監督)」重要な一戦となる。 |
○試合後の記者会見:ランコ・ポポヴィッチ監督
「今日は、多くの報道陣の皆さんにお集りいただきました。これも、私たちがこの試合で4位以上を確定させると信じてくれたからこそだと思います。本当に感謝しています。
今日の勝利で、4位以上に限りなく近づくことができました。欲を言えばもっと早い段階で決めたいと思っていました。最後まで目が離せない展開となり、サポーターの方々は興奮することができたと思いますが、私の心臓にはよくない展開でした。
ちょうど1年前の監督就任会見で皆さんに約束したことを現実にできました。魅力的なサッカーで結果を出す。これは、私だけの力で出来るわけがありません。選手たちが私を信じて1年間本当によくやってくれました。もう、それに尽きます。今年は、主力選手の移籍もありました。1年間という短い時間でチームを新しく生まれ変わらせることができました。結果だけでなく、内容も求めるという、他のクラブがリスクを怖がってトライできないことをやって来ました。これからのクラブであり、まだ決してビッグクラブとはいえないこの町田ゼルビアで実現することができました。
このような結果を残すことができたのは、下川社長、唐井GMを始めとしたクラブのスタッフ、選手、コーチングスタッフと家族のような関係を築いて「絆」を持つ事ができたからです。サポーターも、私たちの背中を押していただき、本当に一緒になって戦ってくれました。
でも、今日はなによりも選手たちに感謝したいと思います。厳しいときでも歯を食いしばって耐えてくれた選手たちに本当に感謝しています。
歴史に名を刻むことできました。町田の子どもたちは、酒井、勝又、太田、津田、田代……いまゼルビアに所属する選手たちの名前をいつまでも忘れないでしょう。まだ、完全に手中に収めたわけではありませんが、私たちは歴史を作ったのです。
あと1試合、残っています。それですべてが決まります。最後の戦いに向けて最高の準備をしたいと思います。まだ、私にも叫ぶ体力は残っています。
(塚田コーチの方を見ながら)私には、通訳が何を言っているのかわかりませんが、こういう結果になったのだから、彼も良い仕事をしてくれたのだと思います(笑)」
ー得点がなかなか生まれない展開でしたが、ハーフタイムには選手にどんな指示を与えたのでしょうか。
「チャンスは絶対に来る。その時のために、神経を研ぎすまして、最高の準備をしようと伝えました。そして、最後まで自分たちのスタイルを貫こう。すべてをピッチで出し切ろうと伝えました。
選手たちは、本当にやってくれましたね。本当に素晴らしいです」
ー今日は終了間際まで選手交代を行いませんでした。戦況をどうみていたのでしょうか?
「今日の試合に関しては、選手たちが自分たちで頭を使って試合の流れを変えてくれました。もちろん、選手交代で流れを作るという選択肢もありましたが、私は試合の主導権を握れていると感じていました。酒井と勝又のコンビネーションで崩す場面や、柳崎の決定機など、チャンスも作ることができていました。
このまま継続しても、試合を決めてくれるという確信があったのでそのままにしていました。守備では相手のパスの出所をしっかりと潰すことも出来ていました」
ーープレッシャーのかかる試合だったと思います。選手にはどんな叱咤を?
「私たちは、この日のために1年間やって来ました。特別にモチベーションをあげる言葉は必要ありませんでした。トレーニングの初日から、この日のためにどんなトレーニングをするべきなのか、どんなように振る舞えば良いのかを伝えて来ました。
時には結果が出ない試合もありました。ブレずに、自分たちのスタイルを信じて継続できたことが力となりました。1試合結果がでないだけで自分たちのサッカーのスタイルを変えるのではなく、まったくブレずに質を上げることだけを続けて来ました」
以上
*クラブ公式モバイルサイト「FC町田ゼルビアモバイル」では、津田和樹選手、酒井良選手の談話を公開しています。明日5日(月)には、勝又慶典選手、吉田宗弘選手のムービーも配信予定です