2011 JFL
11月27日(日) 13:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場試合終了
FC町田ゼルビア
1
1 前半 0
0 後半 3
3
アルテ高崎
ゴール | |
---|---|
22' | 勝又 慶典 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 22 | 吉田 宗弘 |
DF | 2 | 津田 和樹 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
DF | 5 | 田代真一 |
DF | 6 | 太田 康介 |
MF | 8 | 小川 巧 |
MF | 11 | 酒井良 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 17 | 鈴木 崇文 |
FW | 7 | 勝又慶典 |
FW | 10 | ドラガン・ディミッチ |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 41 | 石田良輔 |
DF | 27 | 三鬼 海 |
DF | 24 | 川辺裕紀 |
MF | 18 | 尹 誠悅 |
MF | 14 | 大前 博行 |
MF | 19 | 北井 佑季 |
MF | 28 | 星 大輔 |
チーム監督 | ランコ・ポポヴィッチ |
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選手交代 | |
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59' | 酒井 良 → 北井 佑季 |
80' | 藤田 泰成 → 尹 誠悦 |
90'+2 | 田代 真一 → 星 大輔 |
警告 |
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退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 23 |
CK | 3 |
PK | - |
シュート | 9 |
警告/退場 | - / - |
ゴール | |
---|---|
52' | 益子 義浩 |
65' | 土井 良太 |
83' | 松尾 昇悟 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 31 | 岩館 直 |
DF | 6 | 川里 光太郎 |
DF | 5 | 小林 亮太 |
DF | 7 | 山田 裕也 |
DF | 16 | 田中 舜 |
MF | 14 | 益子 義浩 |
MF | 2 | 小島 直希 |
MF | 15 | 山藤 健太 |
MF | 8 | 島 優也 |
FW | 9 | 伊藤 和基 |
FW | 19 | 土井 良太 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 35 | 岡田 大 |
DF | 18 | 布施 有太 |
MF | 10 | 石沢 泰羅 |
MF | 20 | 望月 大地 |
MF | 26 | 神谷 恭平 |
MF | 34 | 白山 貴俊 |
FW | 17 | 松尾 昇悟 |
チーム監督 | 後藤 義一 |
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選手交代 | |
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46' | 島 優也 → 白山 貴俊 |
46' | 伊藤 和基 → 松尾 昇悟 |
警告 | |
---|---|
36' | 土井 良太 |
50' | 山田 裕也 |
56' | 松尾 昇悟 |
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 7 |
CK | 0 |
PK | - |
シュート | 8 |
警告/退場 | 3 / - |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
---|---|---|
6,130 | 曇 / 15.3°C / 46% | 全面良芝、乾燥 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
塚田 健太 | 浅野 正樹、大塚 真 | 南雲 博 |
試合終了
FC町田ゼルビア
1
1 前半 0
0 後半 3
3
アルテ高崎
試合経過 | |
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下位チームの結果によっては、Jリーグ昇格条件の4位以内が確定する可能性もあったこの試合。会場には、今季2番目に多い6,130名の観客が集まった。興奮と緊張感が充満するなか試合は始まった。 「前半は内容・結果ともにパーフェクトに近かった」とポポヴィッチ監督が振り返ったように、試合序盤からゼルビアが主導権を握った。前半25分には、左サイドでパスを受けたMF鈴木が巧みなフェイントで縦に突破しニアサイドにクロスを送ると、飛び込んだFW勝又がアクロバットな体勢から右足でゴールに流し込み先制点を奪った。 その後もゼルビアが主導権を握る展開。MF鈴木のシュートがクロスバーを直撃する惜しい場面もあったが、追加点は奪うことができす1-0のまま前半が終了した。 後半、アルテ高崎は開始から2人のメンバー交代。「守備から入ってカウンター攻撃をしかけるというコンセプトは変わらないが、高さのある選手を起用してバリエーションを増やしたかった」(アルテ高崎・後藤監督)。 後半もゼルビアがボールをキープするものの、しっかりとリトリートしたアルテ高崎の守備を崩せない展開が続いた。「今日は、球ぎわで相手に負けていた」とDF津田が振り返ったように、徐々にこぼれ球を高崎に拾われカウンター攻撃を受ける場面が増え始めた。後半7分、後半20分には、GKとDFの間にロングボールを入れられ立て続けに失点。まさかの逆転を許してしまった。多くの観客の前で勝利をプレゼントをしたいという想いも強かったのか、ここからはゼルビアに焦りの色が見え始める。持ち前の、細かいパスを繋ぐ鋭い攻撃を披露できずにいると、後半38分にはカウンターから3失点目を喫し万事窮す。そのまま、1-3で敗れた。 4月24日の開幕戦以来の野津田での敗戦。順位は1つ落ちて4位となった。しかし、まだ「4位以内」に留まっており、自力でその枠を確保できる位置に付けていることに変わりはない。今日の反省点を改善し、今季残り2試合を戦う。 |
○試合後の記者会見:ランコ・ポポヴィッチ監督
「今日は、多くのサポーターの皆さんに足を運んでいただきましたし、ピッチ状態も素晴らしく、良いサッカーをする条件が整っていました。自分たちが今までやって来たことをピッチで証明してくれましたし、責任感を持って戦ってくれました。
両チームともに良い試合をしましたが、結果が私たちに転がって来ました。結果を得られたことに満足しています。今日の内容と結果からいって、満足していないと言わないわけにはいきません。攻撃的なサッカーで観客の皆さんを興奮させることができたことが、結果以上に嬉しく思っています。
私は就任当初から魅力的なサッカーをすると言って来ました。そして、それには時間がかかるということも言い続けて来ました。ここに来て成熟度が増し、好不調の波が消えて来たということからも成長を感じています。私たちのストロングポイントは、チームの力です。チーム一丸となって戦うことをこれからも続けていかなければいけません。「チームが個を活かす」というチームに徐々になって来ました。まだまだ何も成し遂げたわけではないので、これからも気を引き締めて戦っていきたいと思います。この勝利は価値の大きなものとなりましたが、また明日から気持ちを切り替えてトレーニングに励みたいと思います。
今日は、実は、私は喉が痛くて声があまり出なかったのですが、怒鳴る必要のない試合をしてくれました。監督想いの選手たちだと感謝しています(笑)。今日のような試合が一番の薬となります。
今日は町田ではなく、相模原での開催。ホームですが、本当のホームではありません。それでも、今日も多くのファン・サポーターの方に応援していただき、選手たちにパワーを与えてくれました。週末の試合では更なる後押しをお願いいたします。私たちは最高の準備をして週末に備えます。今日の試合を次に繋げるためにも、また皆さんに満足していただけるような試合をしたいと思います」
ー今日は早く縦に攻撃をしかける意識が強かったと感じたが?
「縦への意識は就任当初から植え付けてきたことですが、今日は相手のDFラインが高いこともあって、縦へ速い攻撃が効果的にできていたと思います。縦パスをただ入れるのではなく、その縦パスに対して、チーム全体が連動して活かそうとしているどうかが重要です。そういう面でも、今日は精度の高いプレーをできたと思います。こうして説明すると簡単なことのように聞こえますが、ピッチの上で実際に表現するためには、イメージを共有することが大切です。それには長い時間が必要ですが、私たちは徐々に出来るようになって来ていると感じています。選手たちには「頭は一つで、足は22本あるようにプレーしよう」と伝えています。まだ頭は一つではいかも知れませんが、徐々に選手たちが同じイメージを共有できるようになって来たと感じています」
ーークラブは、いよいよ大きな夢に近づいて来ています。当然、選手たちにはプレッシャーがかかり、ナーバスになりがちな状況だと思います。選手に試合を集中させるためにどんな声をかけるのでしょうか?
「選手にとって一番の圧力は、自分の怒鳴り声だと思っています(笑)。毎日、選手には圧力を与えて鍛えています。現在の状況から来る圧力よりも、私の怒鳴り声の圧力の方が、選手にとっては厳しいのだと思います。だから、選手は今日も試合に集中してくれました。
私は、選手たちに「君たちは、水を飲む時に、食事をする時に、緊張しますか?」と常に問いかけています。君たちは、サッカーの能力は高いのだから、緊張せずに、あたかも水を飲むように、食事をするように、自然な姿勢でプレーしてくれと話しています。
一番の失敗は、チャレンジしないこと、そして、自分の全力を出し切れないこと。自分の力を出し切って挑戦して、それでも敗れるのであれば、相手を讃えるしかありませんし、恥じることもありません。そこまで持って行こうと常に選手たちに語りかけています。
選手たちには責任を感じるということをポジティブに捉えてピッチに立ってほしいとも思っています。私が選手をピッチに立たせるということは、その選手のことを信頼しているという何よりの証です。だから、その選手は、確かにプレッシャーもあるかもしれないが、自分は誰かに信頼してもらえているんだということをポジティブにとらえて戦ってほしいと思っています。
私が思うには、世界の中でもドイツ人や日本人ほど責任感を持って自分の仕事を全うする国民性を持っている人種はありません。しかし、サッカーでは違う。ドイツ人は自信と誇りを持ってプレーできるが、日本人は遠慮する気持ちが強くなってしまう。もっと自信を持ってプレーしてほしいと思っています」
以上
*FC町田ゼルビアモバイルでは、太田康介選手、北井佑季選手、勝又慶典選手の談話も掲載しています