2011 JFL

10月23日(日) 14:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 - 0
1 - 1
1
SAGAWA SHIGA FC
ゴール
01' 酒井 良
90'+4 鈴木 崇文
スターティングメンバー
GK 22 吉田 宗弘
DF 3 藤田 泰成
DF 6 太田 康介
DF 5 田代 真一
DF 2 津田 和樹
MF 11 酒井 良
MF 15 柳崎 祥兵
MF 17 鈴木 崇文
MF 8 小川 巧
FW 7 勝又 慶典
FW 10 ドラガン・ディミッチ
ベンチスタート
GK 41 石田 良輔
DF 16 斎藤 広野
DF 27 三鬼 海
MF 14 大前 博行
MF 18 尹 誠悅
MF 19 北井 佑季
MF 28 星 大輔
チーム監督
ランコ・ポポヴィッチ
選手交代
71' ドラガン・ディミッチ → 北井 佑季
81' 小川 巧 → 大前 博行
90'+2 勝又 慶典 → 三鬼 海
警告
45' ドラガン・ディミッチ
84' 田代 真一
退場
データ
FK 20
CK 9
PK -
シュート 20
警告/退場 2 / -
ゴール
89' 竹谷 英之
スターティングメンバー
GK 1 村山 智彦
DF 3 冨山 卓也
DF 2 清水 孝太
DF 13 旗手 真也
DF 24 奈良輪 雄太
MF 18 櫛引 祐輔
MF 9 中村 元
MF 5 宇佐美 潤
MF 26 清原 翔平
MF 17 鳥養 祐矢
FW 8 高橋 延仁
ベンチスタート
GK 33 森田 耕一郎
DF 19 大杉 誠人
MF 7 馬場 悠企
MF 10 山根 伸泉
MF 14 濱田 雄太
FW 15 竹谷 英之
FW 29 御給 匠
チーム監督
中口 雅史
選手交代
46' 宇佐美 潤 → 山根 伸泉
68' 髙橋 延仁 → 竹谷 英之
79' 櫛引 祐輔 → 濱田 雄太
警告
退場
データ
FK 14
CK 7
PK -
シュート 11
警告/退場 - / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
3,461 曇時々晴 / 25.2°C / 70% 良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
西橋 勲 浅野 正樹、渡辺 紀承 鶴岡 将樹
試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 - 0
1 - 1
1
SAGAWA SHIGA FC
試合経過
後半アディショナルタイム

鈴木が飛び出した相手GKの動きを見てロングシュートを決めて再びリード!



後半45分

右サイドから、GKとDFの間にパスを入れられると、相手の竹谷にヘディングで合わせられてしまい失点



後半40分

カウンター攻撃。北井からのパスを勝又が受けてシュート。しかし、これも相手GKに防がれてしまった



後半24分

右サイドの藤田から勝又へロングパス。勝又が抜群のトラップで抜け出しGKと一対一。しかし、相手GKのファインセーブに防がれてしまった



後半19分

酒井が左サイドを突破して中央へクロス。鈴木が中央でヘディングで合わせるがワクを外れてしまった



後半16分

相手のクリアボールがDFラインの裏に転がってしまい、SAGAWAの中村が独走。シュートを打たれたが後ろから走り込んだ太田が身体を投げ出してブロック



後半9分

右サイドの藤田から中央のディミッチへパス。ディミッチが巧みに反転してシュートを放つが相手GKの正面



後半4分

鈴木の右からのCK。小川が相手DFと競り合いながらボレーで合わせたがわずかにワクを外れてしまった



前半43分

左サイドから上がったクロスのこぼれ球をSAGAWAにミドルシュートを許すが、GK吉田がキャッチ



前半36分

左サイド自陣深くから細かいパスを繋いでカウンター。鈴木が落としたボールをディミッチが勝又へスルーパス。勝又のシュートは相手GKに阻まれてしまった



前半3分

右サイドで細かいパス交換で崩して小川がシュート。GKがファンブルしたところを酒井が左足でプッシュするが、ゴールポストに当たってしまった



前半1分 ゼルビアGOAL!

左サイドからのクロスのこぼれ球を酒井が身体を捻って右足でゴールに蹴り込み先制ゴール

○試合後の記者会見:ランコ・ポポヴィッチ監督

–試合の感想をお願いします。
 「素晴らしい試合でした。お互いにレベルの高いプレーができたと思います。SAGAWAのプレーの質、戦う姿勢、さすが首位のチームだと試合中から感じていました。J1やJ2のように環境の整っていないカテゴリーでも、これだけ素晴らしいサッカーをすることができるんだということを、今日の試合で示せたと思います。とはいえ、試合を振り返ると、最初の10分間で迎えたいくつもの決定機を決めていれば、早々に試合を終わらせることができた試合でした。アディショナルタイムまでもつれた拮抗した展開ではありましたが、失点はの場面は自分たちのミスからのものでしたし、試合全体を通して決定機では私たちが上回れました。SAGAWAの決定機というのは、長身の選手の頭をめがけたロングボールをきっかけにしたものが多かったですが、私たちはしっかりとビルドアップして崩すことができましたし、実際にGKと一対一になるようなチャンスも何度か作ることができました。今日の私たちの選手の戦いぶりについては感謝していますし、褒めてあげたいと思います。私の理想は、観客の皆さんが、結果・内容ともに満足して家路についてもらうことです。今日はその理想を果たせたと思います。今週は水曜日にU-22日本代表とトレーニングマッチをした影響もあったのか、試合終盤は足が止まってしまう場面もありましたが、粘り強く防ぐことができました。試合を通して主導権を握ることができましたし、その結果が、最後の劇的な勝利につながったと思います。そういう意味では、私は偶然ではなく必然の勝利だと思っています。今日もファン・サポーターの皆様には最高の雰囲気を作っていただき、一体感を感じることができました。また、ファン・サポーターの皆様にも、その応援に選手が応えたことで、チームとの一体感や興奮を感じていただけたと思います。残り試合もまだまだあるので、一緒になって魅力的なサッカーを作っていくということをお願いしたいと思います。まだまだシーズンは続きます。まだ何も終わっていません。次の試合の準備に頭を切り替えたいと思います。今日の試合は、私も最後まで楽しみましたし、皆さんも楽しんでいただけたと思います」

–3点差を守れなかった前回のSAGAWAとの試合と、今回の試合の違いは?
「私たちにとって、あの試合から学んだことはとても多くあります。あのような悔しい経験をしたことで、私たちのクオリティは更に上がったと思います。でも、あの前期の試合は、私にとって3点を守れなかった試合ではないのです。6点リードできなかった試合なんです。数々の決定機をしっかりと決めることができていれば6−0で勝てた試合でした。私は選手たちに「勝者のメンタリティ」を持って欲しいと思っています。では、どうしたらできるのか?それは、もう、日々のトレーニングで築いていくしかありません。日々のトレーニングの質や、コミュニケーションの質にこだわっていくしかありません。今日は、その積み重ねをピッチで表現してくれました。それが、本当に嬉しいですね。私たちのような攻撃的なサッカーを標榜するチームは大味な試合になりがちです。でも、最近は、攻撃力をそのままに、失点の少ない落ち着いた試合をできるようになって来ました。ラストスパートに向って質が上がって来たと思っています。ドイツにはゲルマン魂というものがありますね。日本にも大和魂という言葉がある。ただ責任を感じ過ぎてリスクを冒さない性質がある。日本人の特徴でもありますが、逆に、緊張してリスクを冒すことを恐れるというネガティブに働くこともある。だから、私は選手たちに、常々、ミスを怖るなと伝えています。「未来や過去のことは考えるな。迷いが生じてしまう。いまこの瞬間のことだけを考えなさい」と伝えています。いつもポジティブに楽しんで欲しいと思っています。そういう意味では、アディショナルタイムの失点の場面でも、もしマサ(田代真一)がミスを怖がるような選手だったら観客席に向ってボールをクリアして、試合はそのまま1−0で終了していたかもしれませんね。マサがミスを恐れずにパスを繋ごうとしたことで失点に繋がったかもしれませんが、結局、彼のおかげで劇的な試合になりました(笑)」

–同点に追いつかれたあのタイミングで三鬼海選手を入れた意図は?彼にはどんな指示を?
「海(三鬼海)は能力が高く、スピードもある選手。彼を投入することによって、「このままズルズルとラインを下げないよ!攻めるよ!」というメッセージをチームに伝えました。彼は最年少でもっとも経験の少ない選手なのですが、その彼を投入することで「私は選手のことを信頼しているよ」というメッセージを伝えたかったということもあります。
また、彼はジャンプ力もあるのでセットプレーでも威力を発揮するし、相手の左サイドバックはフィジカル的にかなり落ちていましたので、彼の能力ならば突破できると思いました。攻撃的な交代です」

–あの采配のおかげで勝利できたと思いますか?
「それは、ありません。海を含めた全員ががんばってくれたから、最後にこちらに勝利が転がってきたのだと思います。全員というのはピッチにいた選手だけではありません、ベンチや、あるいはスタンドで観ていたメンバーから外れた選手も一緒に戦ってくれたからこそだと思います」

–後半、「ボールに行け!」という指示が盛んにベンチから聞こえてきましたが?
「選手の中にも、前回の試合のイメージは残っていると思う。ロングボールに対してズルズルとラインを下げてしまった。決してリアクションに回りたくないので、奪われた場所から奪い返しに行くというチームの鉄則を守るためにも、そうした指示を送りました」

以上

*公式モバイルサイト「FC町田ゼルビア モバイル」には、鈴木崇文選手、柳崎祥兵選手、酒井良選手の談話も掲載しています。