2010 JFL
11月06日(土) 13:00 KICK OFF 松本平広域公園総合球技場アルウィン試合終了
松本山雅FC
1
0 前半 1
1 後半 1
2
FC町田ゼルビア
ゴール | |
---|---|
54' | 木村 勝太 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 18 | 石川 扶 |
DF | 2 | 玉林 睦実 |
DF | 29 | 飯田 真輝 |
DF | 20 | 須藤 右介 |
DF | 16 | 鐡戸 裕史 |
MF | 9 | 木村 勝太 |
MF | 28 | 弦巻 健人 |
MF | 17 | 本田 真吾 |
MF | 7 | 北村 隆二 |
FW | 13 | 石田 祐樹 |
FW | 11 | 小林 陽介 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 1 | 原 裕晃 |
DF | 23 | 多々良 敦斗 |
MF | 5 | 斎藤 智閣 |
MF | 6 | 今井 昌太 |
MF | 25 | 大西 康平 |
FW | 10 | 柿本 倫明 |
FW | 24 | 木島 徹也 |
チーム監督 | 吉澤 英生 |
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選手交代 | |
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46' | 小林 陽介 → 木島 徹也 |
62' | 本田 真吾 → 今井 昌太 |
85' | 弦巻 健人 → 柿本 倫明 |
警告 |
---|
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 14 |
CK | 7 |
PK | 1 |
シュート | 17 |
警告/退場 | - / - |
ゴール | |
---|---|
17' | 勝又 慶典 |
75' | 勝又 慶典 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 22 | 吉田 宗弘 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
DF | 5 | 深津 康太 |
DF | 2 | 津田 和樹 |
DF | 23 | 久利 研人 |
MF | 17 | 鈴木 崇文 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 14 | 大前 博行 |
MF | 11 | 酒井 良 |
FW | 33 | 木島 良輔 |
FW | 7 | 勝又 慶典 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 1 | 修行 智仁 |
DF | 4 | 雑賀 友洋 |
DF | 16 | 斉藤 広野 |
MF | 6 | 太田 康介 |
MF | 26 | 北井 佑季 |
FW | 9 | 山腰 泰博 |
FW | 27 | 小川 巧 |
チーム監督 | 相馬 直樹 |
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選手交代 | |
---|---|
56' | 酒井 良 → 雑賀 友洋 |
82' | 木島 良輔 → 斉藤 広野 |
87' | 勝又 慶典 → 山腰 泰博 |
警告 | |
---|---|
69' | 久利 研人 |
74' | 雑賀 友洋 |
退場 | |
---|---|
52' | 藤田 泰成 |
データ | |
---|---|
FK | 26 |
CK | 2 |
PK | - |
シュート | 14 |
警告/退場 | 2 / 1 |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
---|---|---|
6,396 | 晴 / 13.8°C / 40% | 全面良芝、乾燥 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
藤田 稔人 | 藤田 和也、寺嶋 正樹 | 上島 浩稔 |
試合終了
松本山雅FC
1
0 前半 1
1 後半 1
2
FC町田ゼルビア
試合経過 | |
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JFL後期第14節、FC町田ゼルビアは松本平広域公園総合球技場アルウィンで松本山雅FCと対戦した。 2位のゼルビアと6位の松本の対決。松本は後期リーグに入り5連勝を果たすなど快進撃。4位以内に入り来季のJリーグ昇格を目指す松本にとっては、負けられない大一番となった。会場には6,396人の大観衆が集まり、アウェイの雰囲気のなか、戦うこととなった。 序盤はゼルビアが主導権を握った。開始10分、DFとMFの間でパスを受けたFW木島が振り向いてすばやくミドルシュート。この日最初のシュートとなったが、これは相手GKの正面を突いてしまった。さらに前半15分、FW木島とMF柳崎が相手選手と競り合う混戦の中、中央へグラウンダーの好パス。中央でフリーで待っていたMF酒井がシュートを放ったが、うまく合わせることができずワクを大きく外れてしまった。 徐々に松本ゴールに近づくゼルビア。前半16分には、待望の先取点が生まれた。右サイドでボールを受けたMF鈴木(崇)がドリブルで中央へボールを運び、DFの間で待つ勝又へラストパス。勝又はファーストタッチでうまく前へ運ぶと、追いすがる相手DFが追いつく前に右足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。「1タッチで上手く抜け出して、少ないタッチ数で素早くゴールを決めるというのは、自分にとって理想の形。満足のいくゴールができて、とても気持ちよかった(勝又)」。 その後は、徐々に松本が押し返す。ツートップの頭めがけて長いボールを送り、そのボールをすらしたところへ多くの選手が飛び込む得意のプレーを徹底。ホームの大歓声を背に受けて、まさに雪崩のように攻め込んできた。19分、21分には右サイドからクロスを上げられて、中央でピンチを迎えるが、DF陣の身体を張った粘り強い守備で防いだ。 相手の猛攻を凌ぐと、終盤には再びゼルビアが盛り返す。前半32分、上手く相手選手と身体を入れ替えて抜け出したFW勝又が相手GKと一対一のチャンス。勝又のシュートは相手GKに弾かれ、さらにそのボールに木島も詰めたが相手GKに阻まれてしまった。さらに、33分には右サイドを崩した木島が中央へグラウンダーのパスを送り、そのボールをMF大前がプッシュしたが、これも相手の粘り強い守備でおしくも防がれてしまった。 ハーフタイム、松本山雅はFW小林に代わって、木島良輔の実弟であるFW木島徹也を投入。勝利のためには最低でも2得点が必要な松本が攻撃的な交代をおこなった。 後半7分、その後の試合の流れを決定づける出来事が起きる。センタリングをジャンプしてキャッチしたGK吉田が相手選手と接触しファンブル。そのボールをプッシュした相手選手のシュートをDF藤田が手でボールを弾いたとして、退場処分となり、PKを与えてしまった。このPKは吉田が素晴らしい反応で防ぐが、そのこぼれ球を拾われ、さらに中央へクロスを送られるとヘディングで合わせられてゴールを許してしまった。 一気に沸き返る競技場。無数のタオルマフラーが振り回され、松本山雅サポーターで埋まったスタンドのボルテージは最高潮に高まった。 後半11分、ゼルビアはMF酒井に代えてDF雑賀を投入。センターバックに入り、津田が右サイドに移動した。 俄然、勢いにのる松本山雅に対し押し込まれる数的不利のゼルビア。ロングボールを主体に攻め込む相手に対しゴール前まで攻め込まれるものの、身体を張った守備でなんとか凌いだ。球際でも激しいプレーを披露し、素晴らしい集中力で相手の猛攻を跳ね返し続けた。「確かに攻め込まれる時間は増えたが、あまり慌てたりすることはなかった。引き分けには持ち込めるというよりも、慌てずにしっかりと集中して戦うことができれば、前線が1点取ってくれて「勝てる」と信じていた(吉田)」。 猛攻を凌ぎ続けた後半30分、その吉田の想いが実り、FW勝又の個人技により値千金の追加点が生まれた!左サイドでボールを受けた勝又が快速を飛ばしてドリブルで疾走。左サイド深くまで抉ると、エンドライン際でさらに対面する相手選手を外して、ほとんど角度のないところから左足でシュート。そのシュートが、見事にGKのニアサイドを抜き、逆サイドのネットに吸い込まれた!劣勢の中、起死回生の勝ち越しゴールとなった。「ドリブルで持ち込んだ時に、中央の味方の人数が足りていないことがわかったので、センタリングではなくシュートを打とうと決めていた。シュートを打つ場面では、対面する相手DFの影響で相手GKの動きはあまり見えなかったけど、『きっとクロスに備えているだろう」と予測してシュートを放った(勝又)」。 その後は、再び松本山雅の猛攻を浴びたが、GK吉田のファインセーブや、DF陣を中心とした身体を張った守備でゴールを死守。圧倒的なアウェイの環境のなか、なんとか守りきり、貴重な勝ち点3を獲得した。 |
ーー試合の感想
Jリーグ準加盟クラブ同士の対戦ということで、厳しい局面の多いタフなゲームとなりました。一人退場者を出したことで難しい状況に追い込まれましたが、選手たちが最後まで必死に戦い抜いてくれました。
ーー来季のJリーグ入会が困難になったあと、どのように選手たちのモチベーションを維持しているのでしょうか?
なにか特別に対策をしているわけではありません。
選手たちには9月2日に予備審査の結果を伝えました。それ以降も、モチベーションを切らさずに戦い、結果もある程度残せているということは、選手たちが「プロサッカー選手」としての誇りを胸に戦ってくれているおかげです。今日もアウェイの環境のなか、退場者が出るという厳しい状況に追い込まれましたが、それでも選手たちは「自分たちの目指すサッカー」を最後まで信じ、プロとしてあるべき姿を最後まで見せてくれました。その部分は、本当に誇りに思っています。
ーー今日の松本山雅FCの印象は?
これからも公式戦で戦う可能性があるわけですし、対戦相手のことを語るのはあまり好みません。
今日対戦する前から、後期の快進撃の様子は映像などで見ていました。前期に対戦した時とはまったく違うチームという印象を受けていました。ただ、もっと前線から激しくプレスをしかけて来るのかなと思っていましたが、思ったよりも自陣にひいて来たので、自分たちをリスペクトしていただいなのかなという印象を受けました。