2010 JFL
06月27日(日) 14:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 前半 0
1 後半 1
1
ジェフリザーブズ
ゴール | |
---|---|
前半18分:勝又 後半19分:木島 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 1 | 修行 智仁 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
2 | 津田 和樹 |
|
DF | 5 | 深津 康太 |
DF | 16 | 斉藤 広野 |
MF | 27 | 小川 巧 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 (Cap.) |
MF | 6 | 太田 康介 |
MF | 11 | 酒井 良 |
FW | 7 | 勝又 慶典 |
FW | 33 | 木島 良輔 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
22 | 吉田 宗弘 |
|
4 | 雑賀 友洋 |
|
8 | 石堂 和人 |
|
14 | 大前 博行 |
|
26 | 北井 佑季 |
|
28 | 星 大輔 |
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27 | 小川 巧 |
チーム監督 |
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選手交代 | |
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▽交代 前半45+1分:小川→雑賀 後半28分:勝又→北井 後半32分:斉藤→石堂 ▽警告 前半5分:津田 前半35分:斉藤 前半44分:津田 後半25分: 雑賀 86分 石堂 【退場】 44分 津田 |
警告 |
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退場 |
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データ | |
---|---|
FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
ゴール | |
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後半35分:宮内 |
スターティングメンバー | ||
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GK | 1 | 瀧本 雄太 |
DF | 32 | 西山 博貴 |
DF | 4 | 西郡 巧 |
DF | 23 | 石垣 勝矢 |
DF | 8 | 西井 光 |
MF | 31 | 高田 健吾 |
MF | 7 | 蓮沼 剛 |
MF | 3 | 安川 洋介 (Cap.) |
MF | 19 | 柳 明基(リュウ ミョンギ) |
FW | 9 | 福士 徳文 |
FW | 11 | 鳥養 祐矢 |
ベンチスタート | ||
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30 | 大河原 弘樹 |
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6 | 斎藤 紀臣 |
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16 | 渡辺 正嗣 |
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25 | 高橋 悠馬 |
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24 | 村上 翔 |
|
26 | 広岡 ライアン勇輝 |
|
27 | 宮内 亨 |
チーム監督 |
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選手交代 | |
---|---|
▽交代 後半15分:西山→村上 後半23分:福士→宮内 ▽警告 後半4分:西山 後半8分:高田 後半26分: 村上 後半29分:西井 |
警告 |
---|
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 前半 0
1 後半 1
1
ジェフリザーブズ
試合経過 | |
---|---|
JFL前期第17節、FC町田ゼルビアはホーム・町田市立陸上競技場でジェフリザーブズと対戦した。前半に退場者が出る苦しい展開ながら、前半18分のFW勝又、後半29分のFW木島のゴールを守りきり、2-1で勝利を収めた。前節に続く勝利で、2連勝。5月以降は苦戦が続いていたが、ここに来て徐々に復調傾向にある。 これでJFL前期リーグが終了。順位は3位に確定し、前期リーグ終了時の上位3位以上に与えられる、天皇杯の出場権を獲得した。ゼルビアは、天皇杯初出場。 また、昨季、公式戦全試合に出場したものの、今季は開幕前からの負傷により調整が続いていたMF石堂が、後半38分からの途中交代で今季初出場。昨季リーグ最少失点に大きく貢献したGK修行も今季初出場を果たすなど、今後の戦いに向けて頼もしい選手たちが活躍した。勝負の後期リーグのスタートを良いチーム状態で迎えられそうだ。 試合序盤はゼルビアが主導権を掴んだ。先発として久しぶりにホームのピッチに帰って来たMF酒井を中心に攻撃のリズムを掴み、ジェフのゴールに迫った。前半2分には、左サイドを突破した酒井が中央へ鋭いクロス。中央で待つFW木島とわずかにタイミングが合わなかったが、惜しいチャンスを作り出した。さらに、前半5分、DF斎藤(広)のパスを受けたMF太田の強烈なミドルシュートが相手GKのファインセーブに阻まれるなど、迫力ある攻撃を見せた。 その後もゼルビアは攻勢を続け、前半18分、右サイドの好位置でフリーキックを獲得。キッカーを務めたMF酒井が蹴った鋭いクロスを「ミートした瞬間に『入った』と思った」というFW勝又が頭で押し込み貴重な先制点を奪った。 さい先よく先制に成功したゼルビア。しかし、その後はジェフリザーブズに押し込まれる展開となった。「私たちはチャレンジャーのチーム。『先取点を奪っても奪われても、とにかくゲームが動いたときには、引くのではなく、さらにアグレッシブに行こう!』と試合前に選手たちに伝えました」というジェフの越後監督の指示の通り、ジェフが積極的にゼルビアゴールに迫った。 ゼルビアも集中した守備で応戦。「観ている方は『危なっかしい』と感じたかもしれませんが、危険なゴール前・中央のところをしっかりと守ることができていたので、そこまで焦ることはありませんでした」というGK修行の言葉通り、ジェフに決定的なチャンスを作らせなかった。 このまま前半終了かと思われた前半42分、アクシデントが襲った。相手選手と競り合ったDF津田にラフプレーの判定。津田は、この日2回目の警告を受け、退場処分となってしまった。相馬監督は、すかさずMF小川に代えてDF雑賀を投入。雑賀は津田が務めていたセンターバックの位置に入った。 数的不利の状態で後半を迎えたゼルビア。先取点を奪ってからは、津田が退場処分となる前からジェフに主導権を掴まれる展開が続いていただけに、後半はさらに厳しい試合展開となることが予想された。 しかし、ゼルビアは選手個々が必死のプレーで応戦し、互角の展開に持ち込む。「一人少ないこと、酷暑であること、苦しい状況ではあるが、選手一人一人がもう少しだけ頑張ってボールに反応しよう」とハーフタイムに鼓舞した相馬監督の想いに応え、選手たちが運動量抱負に動き回り、一人少ないことを感じさせない戦いを披露した。 勝ち点3を奪うために必死の戦いを続けるゼルビアの選手たち。大量の汗をかき、肩で息をしながらも、精神力でピッチを動き回った。そんなギリギリの状態のチームを救ったのは、やはりチーム得点王のストライカー、木島だった。 後半29分、ペナルティエリア手前の位置で、相手MFとDFラインの間でパスをもらい、久しぶりのチャンス。すると、まるで地面を蹴る音が聞こえて来そうなほどの勢いで急激に加速。ボールを前に蹴りだし、対面する相手DFを置き去りにしようとしたところで、相手DFがたまらず木島に身体をぶつけて倒してしまい、ペナルティキックを獲得した。木島がこれをなんなく決めて、チームを勇気づける本当に貴重な追加点を奪った。 試合終盤には、ジェフリザーブズに1点を与えてしまったものの、GK修行のファインセーブもあり2-1で勝利に成功した。苦しい試合で貴重な勝ち点3を奪った。「自分たちが主導権を掴むという目指すサッカーの形はできなかったかもしれないが、様々な厳しい条件にも負けず、選手たちが死に物狂いでプレーして勝ち点3を奪うことができた。こういう戦い方ができるというこも、本当に大事なこと。今後、リーグを戦う上で貴重な経験になる(相馬監督)」。 |
ーー今日の試合の感想は?
気温が高くなることや、相手が前線からアグレッシブに来ると予想していたこともあり、タフな試合になることは覚悟していましたが、想像以上に厳しい試合となりました。
退場者が出て一人少なくなってからも、選手たちが必死に戦って勝利をもぎ取ってくれました。こういう試合を勝ちきることができたことは、今後の戦いを考えると非常に価値のあることだと思います。
ーー前節、横河武蔵野FCを相手に死闘を演じ貴重な勝ち点3を奪った。今節に心がけたことは?
前節は、選手たちが死に物狂いで戦い、貴重な勝利を獲得できました。今日の試合前には、その勝利を無駄にしないためにも、さらにアグレッシブにプレーしようと選手たちに伝えました。
ーー修行選手、小川選手を今季初先発として起用した意図と、期待したプレーは?
小川には、相手が前からアグレッシブに来ることが予想されたので、DFラインのウラを突くプレーを期待して起用しました。修行には、いつも通りの自分のプレーをして来いと送り出しました。
ーー前半、先取点を奪ってからは相手に押し込まれる展開が続いたが、その要因をどのように考えているか?
悪い流れの時は、いつも同じパターンになってきています。相手に押し込まれ、ルーズボールを拾われることが多くなり、全体的にバランスが後ろに下がるのでマイボールになってもボールを上手く動かせない。今日も相手に余裕を持ってプレーさせてしまう時間帯を作ってしまいました。
ハーフタイムには、「熱い気候や一人少ないこともあり苦しい状況ではあるが、選手個々がもう少しだけがんばってボールに反応し、食らいついて行こう」という指示を与えました。選手たちはよく戦ってくれたと思います。
自分たちが主導権を握るサッカーはできなかったかもしれませんが、我慢強く戦うことができました。こういう戦い方ができることも非常に大きいことだと思います。今日と同じく前半に退場者を出してしまい、初黒星を喫したFC琉球戦は本当に悔しい思いをしましたが、その経験が活きたと思います。
ーーこの日の勝利でクラブ初の天皇杯出場が決定。夏に行われる天皇杯予選に出場する必要がなくなったことによって、コンディショニングなどチームへ良い影響があるのでは?
シーズンが始動した時から、リーグ戦で良い結果を残して、予選に出場せずに天皇杯に出場するというのは目標の一つではありましたので嬉しく思っています。確かに試合数が減るということでコンディション調整もしやすくなるかと思います。
ただ、試合の間隔が空くことでリズムが崩れてしまうというリスクもあります。「間があいたことで良い影響がでた」と思えるような準備をしっかりとしたいと思います。
ーーホーム開催となる次節への意気込みを
今週土曜日には、すぐに次節がやってきます。試合の間隔が短いため、準備には細心の注意が必要になると思いますが、後期も良いスタートができるよう、しっかりと勝ち点3を勝ち取りたいと思います。
【修行智仁選手 試合後の談話】
ーー今日の試合の感想は?
最初で最後のチャンスだと自分に言い聞かせて試合に臨みました。「結果が出なければ次は使ってもらえない」そう自分にプレッシャーをかけていました。
なので、試合に勝てたことには満足しています。
しかし、あの1失点には納得がいかないし、必要のない失点だったと思うので後悔しています。
ーー相馬監督から先発出場を告げられた時の心境は?
いつも、毎試合、毎試合、「今日こそは俺が出場する」と心の底から思って試合に臨んでいました。だから特別な感情はないですし、特別な準備をしたということもありません。
ーー退場者が出たこともあり、守る方にとっては厳しい試合展開だったのでは?
昨年から、自分が出場するとピンチが多い試合が多かったので(苦笑)、特に慌てることはありませんでした。前半に退場者が出た時も、「あー、またこうして俺に試練を与えるのか」という心境でした。
DF陣が中心となって、集中した良い守備ができていたと思うので、特に苦しいということはなかったです。観ている方にとっては、危なっかしい試合だったかと思いますが、自分としてはしっかりと守ることができたと思っています。だから、あの失点……。あれだけが本当に悔いが残りますし、気にくわないですね。
ーー久しぶりの野津田はいかがでしたか?
「やっぱり、良いなー」と感じながらプレーしていました。あの「ウォー」という大きな歓声が好きですね。
ーー今後の戦いに向けて意気込みを
3位で折り返すことになりましたが、チームの力はまだまだこんなものじゃないと思うし、自分の力もまだまだこんなものではありません。後期リーグでは、それを証明したいと思います。