2010 JFL
06月13日(日) 14:01 KICK OFF 町田市立陸上競技場試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 前半 0
1 後半 1
1
ホンダロック
ゴール | |
---|---|
後半44分:オウンゴール |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 22 | 吉田 宗弘 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
DF | 4 | 雑賀 友洋 |
DF | 5 | 深津 康太 |
DF | 16 | 斉藤 広野 |
MF | 28 | 星 大輔 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 (Cap.) |
MF | 6 | 太田 康介 |
MF | 25 | 鈴木 祐輔 |
FW | 7 | 勝又 慶典 |
FW | 33 | 木島 良輔 |
ベンチスタート | ||
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1 | 修行 智仁 |
|
2 | 津田 和樹 |
|
24 | 川邊 裕紀 |
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17 | 鈴木 崇文 |
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11 | 酒井 良 |
|
9 | 山腰 泰博 |
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27 | 小川 巧 |
チーム監督 |
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選手交代 | |
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▽交代 後半8分:藤田→津田 後半15分:鈴木[祐]→鈴木[崇] 後半34分:星→小川 ▽警告 後半14分:木島 |
警告 |
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退場 |
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データ | |
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FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
ゴール | |
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後半10分: 前田 |
スターティングメンバー | ||
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GK | 16 | 石井 健太 |
DF | 3 | 上田 常幸 |
DF | 8 | 白川 伸也 (Cap.) |
DF | 2 | 澤村 憲司 |
MF | 9 | 悦田 嘉彦 |
MF | 6 | 前田 悠佑 |
MF | 24 | 諏訪園 良平 |
MF | 17 | 竹井 竜太 |
FW | 11 | 下木屋 翔 |
FW | 29 | 原田 洋志 |
FW | 7 | 山下 優一郎 |
ベンチスタート | ||
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21 | 桑原 一太 |
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4 | 谷口 研二 |
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5 | 猿渡 裕二 |
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14 | 松瀬 拓矢 |
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15 | 小原 拓也 |
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13 | 木下 健生 |
|
23 | 浅田 祐史 |
チーム監督 |
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選手交代 | |
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▽交代 後半28分:下木屋→浅田 後半43分:上田→谷口 後半45+3分 小原(←竹井→小原 ▽警告 前半23分:下木屋 前半41分:上田 後半37分:悦田 |
警告 |
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退場 |
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データ | |
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FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 前半 0
1 後半 1
1
ホンダロック
試合経過 | |
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JFL前期第15節、FC町田ゼルビアは町田市立陸上競技場でホンダロックと対戦した。試合は、後半5分にホンダロックに先制を許すものの、試合終了間際の後半44分に、GK吉田宗弘の蹴ったロングボールの処理をミスした相手DFのヘディングが、そのままゴールに流し込まれるという、劇的なかたちで土壇場で同点に追いついた。 まさに、ゼルビアの「執念」がボールに乗り移ったかのような同点ゴールだった。 ホンダロックは、後半5分に先制に成功すると、フィールドの選手全員がボールより後ろに戻り、分厚い守備ブロックを作った。ゼルビアは、後半だけで10本のシュートを放ったものの、なかなか相手の守備を崩すまでにはいたらず、ゴールを奪えない。 刻一刻と試合終了に近づき、重苦しい空気が流れる競技場。後半のロスタイム4分を知らせる第4審判の掲示も終わり、いよいよ万事窮すかと思われた後半44分。 GK吉田が、大きく前線へボールを放り込んだ。 観客も祈るような想いでその軌道を見つめたボールは、前線の選手には合わず相手DFの元へ。ボールの落下地点にはゼルビアの選手はおらず、相手DFは余裕を持って、頭でGKへバックパスを行うかに見えた。しかし、強く吹いていた風の影響でも受けたのか、相手DFの予測よりボールは伸び、相手DFは苦しい姿勢でのヘディングに。ボールは、パスを受けに前に出てきた相手GKの横を転がりゴールの方向へ。あわてて飛びついた相手GKが伸ばした手もわずかに届かず、あれだけ攻め込みシュートを撃ちながらもネットを揺らすことができなかったことが嘘のように、ボールはあっさりとゴールに吸い込まれた。 この日は、「6.13町田を青く染めろ。」と題し、ファン・サポーターが競技場を「ゼルビア・ブルー」に染め、一体感のある応援を披露した。敗色濃厚のまま試合終了間際を迎えても、選手を鼓舞する手拍子は鳴り止まず、選手に勇気を与えていた。その選手、サポーターが一体となった「執念」がゴールに押し込んだとしか思えない劇的な同点ゴールだった。 前半は、両チームともに攻めあぐねる膠着状態が続いた。ゼルビアは、試合開始直後にFW木島良輔のドリブル突破から決定的なチャンスを作ったが、その後はなかなかチャンスが作れない。前半21分にMF柳崎祥兵のミドルシュート、29分に右サイドをえぐったFW木島からの折り返しにFW勝又慶典が飛び込むもののゴールは奪えず。相手の激しい守備や、ピッチコンディションの影響もあり、持ち味である細かいパスが繋がらず、攻撃のリズムを作り出すことができなかった。 試合は後半開始早々に動いた。後半5分、右サイドで攻撃の起点を作ったホンダロックが中央へパスを送ると、ホンダロックのMF前田がペナルティエリア外からミドルシュート。ゼルビアのDFの人数は揃っており、シュートの瞬間にもDF雑賀友洋がしっかりとボールに詰めていたが、ボールはそのDF雑賀の足の間をすり抜けて、ゴールネットに突き刺さってしまった。試合後にMF鈴木祐輔が「チームの調子が悪い時は、数少ないピンチからでも簡単に失点してしまうもの」と振り返ったように、まさに一瞬の隙から失点してしまった。 失点後は、DF津田、MF鈴木(崇)、FW小川を次々と投入し、反撃に転じたゼルビア。しかし、強固な守備ブロックを作るホンダロックに対し、なかなか攻撃の糸口を見いだすことができない。時間だけが過ぎて行き、いよいよロスタイムに突入するという後半44分に、冒頭の執念の同点ゴールが生まれた。 同点後は、競技場の雰囲気は一気にヒートアップ。ゼルビアの選手がボールを持つ度に、逆転を願うサポーターの大歓声が競技場にこだました。 結局、逆転ゴールは奪えずに同点のまま試合終了となったが、ゼルビアにとっては連敗をストップさせた価値ある引き分けとなった。 「勝てなかったことは残念ですが、最後まで戦い抜いたことで勝ち点1を拾えたことは、リーグ戦を戦ううえで非常に価値のあること。リーグ戦が終わった時に、この引き分けが「次に繋がる勝ち点1だった」と思えるように、この後の試合をしっかりと戦っていきたいと思います。(相馬監督)」。 次節は、ゼルビアと同じく東京都に本拠を置く、横河武蔵野FCとの「南北多摩合戦」。昨年、屈辱の2連敗を喫した「超えなければならい壁」を倒し、反転攻勢への足がかりにしたい。 |
ーー今日の試合の感想は?
苦しい試合でした。ホームですし、勝ち点3を取りたいという思いで試合に臨みましたが、そう簡単には勝たせてもらえませんでした。
しかし、勝てなかったことは残念ですが、最後まで戦い抜いたことで勝ち点1を拾えたことは、リーグ戦を戦ううえで非常に価値のあること。リーグ戦が終わった時に、この引き分けが「次に繋がる勝ち点1だった」と思えるように、この後の試合をしっかりと戦っていきたいと思います。
ーー最近は、うまくプレッシングが機能していないように見えるが、今日のディフェンスの評価は?
今日のプレッシングは悪くなかったと思います。失点の場面は、いくつか予測しきれないことも起こり、一瞬集中が切れてしまったとことによるものだと思います。
最近は、数少ない決定機を相手チームにゴールに結びつけられるているという印象も持っていますが、ピンチをしっかりと凌げるような粘り強いディフェンスを築けるようにしたいと思います。
ーー3枚の交代カードをきったが、その意図は?
津田は、藤田が前半に足を打撲して、状態があまり良くなかったので代えました。
鈴木(崇)は、相手チームがディフェンスを固めて、DFラインを下げるようになってきたので、中盤の主導権を握ってボールを前に進めてほしいと考え起用しました。
小川は、前線で3トップのような形を作ることで、より攻撃的に戦うために起用しました。
ーー前期の日程は残り2試合になったが、今後の戦いに向けての抱負は?
この勝ち点1を次に繋げるために、前期の残り2節を連勝で飾りたいと思います。全力で勝利を掴むために邁進します。サポーターの皆さんには、私たちを信じていただき、応援していただきたいと思います。
【勝又慶典選手 試合後の談話】
ーー今日の試合の感想は?
最近なかなか思い通りに勝ち点を積み重ねることができていなかったので、現状を打破するような「きっかけ」として、何としても勝利が欲しいと思っていました。
勝てなかったことは残念ですが、勝ち点1を取れたことは良かったし、今後にも繋がると思います。
ーー相手チームからここ数試合、前線の勝又選手・木島選手が厳しいマークを受けていますが?
確かにファウル覚悟のような激しいチャージを受けていますが、その厳しい状況の中でもマークをかいくぐらなければならないし、もっとプレーで貢献しなければと思っています。あくまでも、J2に昇格してより厳しい状況の中でプレーすることを考えているので、ここで躓いていてはダメだと感じています。
ーー今、ゼルビアに必要なことは
何かを変えるのではなくて、「継続」が大切だと思います。今までやってきたサッカーは決して間違っていないし、相馬監督のブレない姿勢についていけば大丈夫だと思います。出場する選手は代わっても、目指すサッカーは変わらずに継続してやるべきだと思います。
ーー次節への意気込みをお願いします
個人的にはゴールが欲しいし、そのゴールを勝利に結びつけたいです。
次節の横河武蔵野FC戦(6月19日、西が丘サッカー場)は絶対に負けたくない相手。必ず勝利したいし、チーム力の差を見せたいです。
同じ東京をホームとしているチームなので、サポーターの後押しを受けて、勝利したいと思います。
【鈴木祐輔選手 試合後の談話】
ーー今日の試合の感想は?
最近は良い試合を見せれていなかったので、絶対に野津田でサポーターに勝利を見せたかったのですが、勝つことができなくて本当に申し訳なく思っています。
ーー前節からMFとして起用されていますが、プレーの中で心がけていることは?
チームが思い通りに勝てない現在のような状況の時は、数少ないチャンスからでも簡単に点を取られてしまうもの。
そのような状況の中、僕がチームから求められていることは、守備においてチーム全体のバランスを考えてポジショニングし、セカンドボールを拾い、周りに指示を出すことだと思っています。
ーー次節への意気込みをお願いします
ゼルビアが開幕当初に勝ち続けることができたのは、まぐれではないし、実力があるからです。
現在は勝ち星を積み上げられなくて、苦しい戦いが続いていますが、サポーターの声援を貰って、この流れを止めるためにもしっかりと結果を残したいと思います。