2010 JFL
05月23日(日) 13:02 KICK OFF とりぎんバードスタジアム試合終了
ガイナーレ鳥取
3
0 前半 2
3 後半 0
2
FC町田ゼルビア
ゴール | |
---|---|
後半1分:阿部 後半10分:ハメド 後半43分:内間 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 48 | 小針 清允 |
DF | 2 | 尾崎 瑛一郎 |
DF | 32 | 喜多 靖 |
DF | 15 | 内間 安路 |
DF | 24 | 鈴木 健児 |
MF | 6 | 服部 年宏 (Cap.) |
MF | 14 | 吉野 智行 |
MF | 10 | 実信 憲明 |
MF | 9 | ハメド |
MF | 13 | 美尾 敦 |
FW | 11 | 阿部 祐大朗 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
1 | 井上 敦史 |
|
16 | 中山 友規 |
|
4 | 柴村 直弥 |
|
27 | 釜田 佳吾 |
|
25 | 奥山 泰裕 |
|
30 | 岡野 雅行 |
|
29 | 小澤 竜己 |
チーム監督 |
---|
選手交代 | |
---|---|
▽交代 後半17分:吉野→岡野 後半43分:ハメド→奥山 90+2分:美尾→釡田 ▽警告 前半32分:ハメド 後半19分:喜多 後半34分:服部 |
警告 |
---|
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
ゴール | |
---|---|
前半26分:勝又 前半36分:勝又 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 22 | 吉田 宗弘 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
DF | 24 | 川邊 裕紀 |
DF | 5 | 深津 康太 |
DF | 16 | 斉藤 広野 |
MF | 28 | 星 大輔 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 (Cap.) |
MF | 6 | 太田 康介 |
MF | 20 | 半田 武嗣 |
FW | 7 | 勝又 慶典 |
FW | 33 | 木島 良輔 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
1 | 修行 智仁 |
|
4 | 雑賀 友洋 |
|
2 | 津田 和樹 |
|
14 | 大前 博行 |
|
13 | 飯塚 亮 |
|
27 | 小川 巧 |
|
9 | 山腰 泰博 |
チーム監督 |
---|
選手交代 | |
---|---|
▽交代 後半18分:半田→大前 後半24分:星→津田 後半35分:勝又→山腰 ▽警告 前半32分:斉藤 後半7分:川邊 |
警告 |
---|
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | - |
CK | - |
PK | - |
シュート | - |
警告/退場 | - / - |
試合終了
ガイナーレ鳥取
3
0 前半 2
3 後半 0
2
FC町田ゼルビア
試合経過 | |
---|---|
敵地で首位決戦 序盤から一進一退の白熱した展開 FC町田ゼルビアは、5月23日(日)、アウェイのとりぎんバードスタジアム(鳥取県)でガイナーレ鳥取と対戦した。 ここまで勝ち点27(8勝3分0敗)で首位を走るガイナーレ鳥取と、勝ち点2差の25(8勝1分2敗)で追いかけるゼルビア。勝敗によっては順位が入れ替わる直接対決とあって、両チームのサポーターからも大きな注目を浴びた一戦となった。この日の鳥取は朝から強い雨と風に見舞われ、あいにくの天気となったが、この「Jリーグ準加盟クラブ対決」を見守るべく1,860名の観客が詰めかけた。 試合は、上位対決にふさわしく、序盤からハイレベルな攻防が繰り広げられる一進一退の白熱した展開。前半、強風の風上に立ったゼルビアが細かいパスを繋ぎながらボールをキープして鳥取陣内にジリジリと迫れば、鳥取は鋭いカウンター攻撃からゼルビアゴールに迫った。鳥取はFWハメドを中心に攻撃を組み立てようとしたが、左サイドバックの斎藤(広)の粘り強い守備や、センターバックの川邊のスライディングタックルなどで防ぎゴールを割らせない。 勝又の連続ゴール 鉄壁の鳥取守備陣を翻弄 細かいパスを駆使して攻撃を組み立てきたゼルビアが、その真骨頂とも言える攻撃でチャンスを作りだす。前半24分、中盤エリアでFW木島がヒールキックでMF星にボールを落とすと、星はMF柳崎へショートパス。柳崎がDFラインの間を走り抜けようとするFW勝又へラストパスを送ると、ボールを受けた勝又はそのままドリブルで進み、相手GKと一対一の状態から落ち着いてゴールに流し込んだ。さらに、前半35分にはMF星が相手DFラインの背後を狙うFW勝又へ絶妙なスルーパス。パスを受けた勝又が飛び出した相手GKもドリブルでかわし、角度のないところからゴールに流し込み2点目を奪った。 どちらのゴールも多くの選手が連動し、素早いパス交換が行われた美しいゴール。ここまでリーグ最高の得点数を誇るゼルビアの攻撃陣が本領を発揮し、ここまでリーグ最小のわずか3失点と鉄壁を誇る鳥取の守備陣を翻弄してみせた。 後半開始早々に2失点 同点に追いつかれる しかし、後半は一転して、風上に立った鳥取が主導権を掴む。 開始早々の1分、前半は左サイドにポジションをとることが多かったFWハメドがゴール前中央でボールを受け、センターバックの深津と川邊をおびき出すと、その背後に走り込んだ鳥取のFW阿部にパスが通りゴールを決められてしまう。さらに、勢いにのる鳥取は後半10分、ショートカウンターからFWハメドがDFラインの背後に飛び出しGK吉田をかわしてゴールに流し込み同点ゴール。 この時間帯は、ゼルビアは防戦一方。後半開始からわずか1分で反撃ののろしをあげるゴールを許してしまうと、アグレッシブに攻撃をしかける鳥取の勢いを食い止めるこができずに一気に同点にされてしまった。 あくまでも勝ち点3を狙うゼルビア しかし、試合終了間際に痛恨の失点 後半は風下にたち、押し込まれる時間が増えたゼルビア。すると、相馬監督はMF星に代えてDF津田を投入。3バックに変更し、ズルズルと下がってしまっていたDFラインを高く保つように指示を送った。さらに、この変更が功を奏し、押し込まれる展開から一進一退の攻防に持ち直すと、前節、途中交代からゴールを決めたFW山腰を投入。同点で終えるのではなく、あくまでも勝ち点3を奪うために攻撃的な選手を投入した。 選手交代が機能し、ペナルティエリア内まで攻め込みチャンスを作るゼルビア。しかし、再び鳥取を突き放す3点目を奪えるかと思われた後半42分に落とし穴が待っていた。鳥取にボールを奪われると、ショートカウンターからコーナーキックを献上。このコーナーキックを一度は跳ね返すものの、そのこぼれ球を拾われ再び中央へクロスを送られると、ヘディングを決められ、痛恨の逆転ゴールを決められてしまった。 雨中の死闘は悔しい逆転負け この悔しさは後期に晴らす 一時は2点のリードを許しながら、悔しい逆転負け。鳥取との勝ち点差は5に開き、3位につけていたSAGAWA SHIGA FCが勝利したため、順位は3位に後退してしまった。 しかし、結果は悔しいものとなってしまったが、内容ではポジティブな面も多かった試合でもあった。「ここ数試合の中でも特に素晴らしいサッカーを展開できた時間帯もあった。非常に悔しい敗戦だがまったく悲観していない。最後の鳥取の3点目も、こちらが勝ち点3を奪いにいったが故でのもの。たらればは無意味だが、3点目はこちらに転んでもおかしくない内容だった。今日の課題は、サッカーで良く言われる「2点差がもっとも危険なスコア」という状態で迎えた後半序盤の戦い。これに尽きると思う」。 |
ーー今日の試合の感想は?
非常に悔しい。
試合の入りは非常に良かった。強い雨と風という悪天候でやるべきこと、注意すべきことを選手たちがしっかりと理解してプレーしてくれたおかげで2点を先行することができた。
やはり、後半1分に相手に与えた失点が大きかった。これで相手を勢いづかせてしまい、前半は自分たちができていたことが全くできなくなり、劣勢を強いられることになってしまった。あそこでもう一度冷静になって戦うことができなかったことが、今日の勝敗を分けた大きなポイントだったし、今後にとっても大きな課題となった。まあ、今になって口で言うのは簡単だが、「1失点はしかたがない」というくらいの気持ちでプレーすべきだったと今は考えている。
同点に追いつかれてからは再び積極的な姿勢が戻り、アウェイの環境でも互角以上の戦いができていた。結果的に試合終了間際に相手に逆転ゴールが生まれたが、こちらに追加点が来ていてもおかしくない展開だった。
やはり今日は、後半開始の20分、ここの戦いに多くの反省が残った。
しかし、結果はネガティブなものになってしまったが、試合内容はポジティブなことも多い試合だった。
ーー同点にされてからMF星に代えてDF津田を投入した意図は? 引き分けでも良いという考えだったのか?
まったく、そんなことはない。むしろ、3点目を狙った交代。中盤の人数を増やして、チームのバランスを前に移すための交代だった。
ーー次節へ向けてサポーターにメッセージを
今日も本当に多くのファン・サポーターに現地まで駆けつけていただきながら、結果を残せずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、先ほどもお話した通り、サッカーの内容の面ではポジティブな面も多い試合でした。この試合を次に繋げるためにも、ホームの次節こそはポジティブな結果を掴むことが重要です。今日からまた良い準備をしたいと思います。
今日の試合も、ホームであれば絶対に勝てたと思っています。後半開始直後に1点を返されたとしても、あの野津田の雰囲気ならば、選手を奮い立たせてくれて、立て続けに失点を許すことはなかったはずです。
次節も、野津田で一緒に戦ってください。熱い声援をよろしくお願いします。