2011 JFL
05月03日(火) 13:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場試合終了
FC町田ゼルビア
5
2 - 1
3 - 0
1
FC琉球
ゴール | |
---|---|
04' | 勝又 慶典 |
26' | 勝又 慶典 |
54' | 鈴木 崇文 |
76' | ドラガン・ディミッチ |
82' | 北井 佑季 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 22 | 吉田 宗弘 |
DF | 3 | 藤田 泰成 |
DF | 2 | 津田 和樹 |
DF | 5 | 田代 真一 |
DF | 18 | ユン・ソンヨル |
MF | 11 | 酒井 良 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 17 | 鈴木 崇文 |
MF | 8 | 小川 巧 |
FW | 7 | 勝又 慶典 |
FW | 10 | ドラガン・ディミッチ |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 1 | 修行 智仁 |
DF | 16 | 斎藤 広野 |
MF | 6 | 太田 康介 |
MF | 14 | 大前 博行 |
MF | 28 | 星 大輔 |
FW | 9 | 山腰 泰博 |
FW | 19 | 北井 佑季 |
チーム監督 | ランコ・ポポヴィッチ |
---|
選手交代 | |
---|---|
80' | ドラガン・ディミッチ → 北井 佑季 |
85' | 藤田 泰成 → 斉藤 広野 |
86' | 酒井 良 → 太田 康介 |
警告 | |
---|---|
21' | 藤田 泰成 |
55' | 酒井 良 |
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 15 |
CK | 5 |
PK | - |
シュート | 13 |
警告/退場 | 2 / - |
ゴール | |
---|---|
22' | 大澤 雄樹 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 1 | 森本 悠馬 |
DF | 20 | 佐藤 将也 |
DF | 5 | 伊藤 竜司 |
DF | 17 | 大澤 雄樹 |
DF | 6 | 國仲 厚助 |
MF | 15 | 初田 真也 |
MF | 7 | 寺川 能人 |
MF | 18 | 三沢 純一 |
MF | 14 | 杉山 洋一郎 |
FW | 24 | 田中 靖大 |
FW | 11 | 高橋 駿太 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 22 | 溝ノ上 一志 |
MF | 13 | 小寺 一生 |
MF | 36 | 永井 篤志 |
MF | 40 | 永井 秀樹 |
FW | 9 | 我那覇 和樹 |
チーム監督 | 新里 裕之 |
---|
選手交代 | |
---|---|
46' | 初田 真也 → 永井 篤志 |
46' | 杉山 洋一郎 → 我那覇 和樹 |
65' | 田中 靖大 → 永井 秀樹 |
警告 |
---|
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 20 |
CK | 7 |
PK | - |
シュート | 12 |
警告/退場 | - / - |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
---|---|---|
3,011 | 曇一時雨 / 17.7°C / 66% | 全面良芝、水含み |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
笹沢 潤 | 青木 隆、新井 裕介 | 山中 正男 |
試合終了
FC町田ゼルビア
5
2 - 1
3 - 0
1
FC琉球
試合経過 | |
---|---|
JFL前期第9節、FC町田ゼルビアはホーム・町田市立陸上競技場(野津田)でFC琉球と対戦した。 開幕戦は敗れたものの、前節はMIOびわこ草津に6−1の大勝。攻撃陣が爆発し、相手を圧倒して勝利を掴みとった。対するFC琉球は、ここまで2連勝で首位と好調。今季、Jリーグクラブから補強したFW我那覇和樹やMF寺川能人などが早くもチームの中心となり結果を残している。さらに、FC琉球の方がインターバルが1日長く、厳しい状況での試合となった。 試合は序盤に動いた。前半4分、右サイドでボールを受けた勝又がディミッチとのパス交換でペナルティエリア内に進入。落ち着いてボールをコントロールすると、右足を振り抜き豪快にニアサイドに蹴り込んだ。さい先よく先制点を奪ったゼルビアがその後も主導権を握ったが、前半22分に右サイドのフリーキックから琉球の大澤にフリーでシュートを許してしまい同点に追いつかれてしまった。 「それまでが良い流れだっただけに、余計に精神的に厳しかった(MF小川)」という痛恨の失点。だが、ゼルビアはしぶとく持ちこたえる。前半26分、MF柳崎からのサイドチェンジを左サイドで受けたDF藤田が中央にクロス。これを前に飛び出した相手GKがファンブルすると、こぼれ球にMF鈴木が反応。再びキャッチしようとする相手GKと競り合いながらボールに触れると、そのボールに反応したFW勝又が相手DFよりも一瞬早くボールに触りゴールに押し込んだ。「ボールに足が届くかギリギリのところだったが、気持ちで押し込んだ。チームを救う勝ち越しゴールを奪えてホッとした(勝又)」。 FC琉球は、後半からFW我那覇、MF永井(篤)を投入。同点、逆転に向けて攻撃的な交代を行った。しかし、ゼルビアは主導権を渡さない。後半9分には、FWディミッチがヘディングの競り合いに勝ち、ゴール前へボールを繋ぐと、ペナルティエリア右角付近でボールを受けた鈴木がドリブルを開始。相手DFと間合いを計りながら中央へ切り込むと、そこから左足を一閃。サイドネットに突き刺して貴重な追加点を奪った。その後も、31分にはコーナーキックの素早い連携から、勝又のパスを受けたディミッチが3試合連続となるゴールを決めて4−1。さらに、後半37分には、途中交代のFW北井が相手GKやDFと競り合いながらもゴールに押し込み2試合連続ゴールを奪った。 好調のFC琉球に5−1で快勝。今季ホーム初勝利を掴んだ。ここ2試合は攻撃が好調。3試合の総得点12点はダントツのリーグ首位、順位も2位に浮上した。次節は、5月8日(日)、アウェイの金沢市民サッカー場でツエーゲン金沢と対戦する。 |
○試合後の記者会見:ランコ・ポポヴィッチ 監督
–試合の感想をお願いします。
「ホーム開幕戦では敗れてしまったのに、今日もこんなにも多くの記者の方々に来ていただけるとは思っていませんでした。私は滅多なことには驚きませんが、この光景には驚いています(笑)。今日の試合、皆さんには楽しんでいただけたと思います。ホームで快勝となったのですから、選手たちを讃えたいと思います。結果、内容ともに評価できる試合となりました。ただ、シーズンは始まったばかり。これから長い戦いが続きますので、これで満足しないで精進して行きたいと思います。私が嬉しかったことは、チーム全体が団結して戦えたことです。3ヶ月半、ともにトレーニングを積み、準備して来たここまでの成果が出たと思います。レアルマドリードのモウリーニョ監督は「私のチームは3年目に最も素晴らしいパフォーマンスを発揮する」という発言をしていました。あのクラブにはロナウド、エジル、ケディラ、ベンゼマなど素晴らしい選手が揃っています。でも、ゼルビアにはレアルマドリッドほどのスター選手はいませんが、それでも3ヶ月半で素晴らしい試合を披露しました。これは、決して私の仕事ぶりの話をしているのではありません、選手たちの素晴らしいパフォーマンスのこと、そして、一丸となって戦うことができたチーム全体のことを讃えているのです。これからも、JFLにも攻撃的で魅力的なサッカーを披露するゼルビアというクラブがあることを、日本中に発信して行きたいと思います。そのためには、もちろん、更なるトレーニングが必要です。もっとも大切なことは信じること。選手たちが「俺たちは攻撃的で、観客を魅了するスタイルで結果を得るんだ」というスタイルを信じて戦うことが重要となります。今日は、選手たちは、信じて戦うことの成果を身をもって示してくれたと思います。FC琉球は、優秀な選手を揃えたとても優れたクラブ。そして、今日の試合に関しては、前節からのインターバルが彼らの方が1日長かった。それでも、私たちの選手の方は状況判断などの「頭」の部分がフレッシュだったので、今日は勝利をもぎ取ることができました。前半には、相手のロングボールへの対処を誤り、何度かシュートまで持ち込まれる場面もありましたが、後半はそれにも対処できるように修正できました。試合を通して、ボールを絶えず動かしてポゼッションしながら攻撃をしかける自分たちのスタイルを貫けたと思います。
一人のタレントに依存するのではなく、チーム全体で得点を奪えていることも重要です。まさに、チームの勝利です。キックオフのピッチに立った11人、リザーブの7人、そして登録外の5人。すべてのメンバーで戦うことができている証だと思います。雨の中、スタジアムに足を運んでくださった皆さんには、心から感謝しています。開幕戦に敗れたと時、私は「借りたものは必ず返す主義だ」とお話しました。今日の勝利でその借りは返せたのではないでしょうか? これからも、ゼルビアの試合を見に来なかった人を後悔させるような試合をしていきたいと思っています」
以上
▽選手コメント
○FW勝又慶典選手
「先取点となった1点目は、ディミッチからパスが来る前に、相手DFの身体への寄せが弱いことに気づいていたので、ボールをもらった瞬間に焦らずに落ち着いて前へターンすることができました。常々、先取点の重要性を感じていたので、先取点をそれも早い時間帯に奪うことができて嬉しかったですね。
でも、今日もっとも嬉しかったのは、2点目の勝ち越しゴール。相手と五分五分の競り合いの中でのシュートでした。ボールに足が届くかわかりませんでしたが、とにかく「気持ち」で足を伸ばしたらゴールに押し込むことができました。確かにジャストミートした美しいシュートではなかったかもしれませんが、あのようなシュートを押し込むことができることが、逆に「好調」の証だとも思います。あの時間帯は、セットプレーから失点してチーム全体が悪い流れでした。そこで、試合の流れを再び引き戻すゴールを決めることができて、FWとしてホッとしました。
崇文(鈴木)や北井といった若い選手が得点を奪ってくれたことも嬉しいですね。長いシーズン、どの選手にも必ず好不調の波はやって来ます。そうした時に、若い選手が成長してチーム全体の総合力を高めておくことが非常に重要になると想います。和樹さん(津田)、ヤナギ(柳崎)、良さん(酒井)、そして僕のような選手たちがしっかりと土台を作ってあげて、若い選手たちの良い部分をさらに引き出してあげたいと思っています」
○MF小川巧選手
「今日の勝敗を分けたポイントは、やっぱり、勝ち越しゴールとなった2点目だっと思います。さい先よく早い時間帯に先制。その後も主導権を握っていたのですが、セットプレーから同点を許してしまいました。正直に言って、悪い流れで辛い場面でした。でも、そこで、チーム全体が「ここがふんばりどころ」という意識を持って戦うことができ、再び突き放すことができました。今後の戦いを見据えても、非常に価値のある経験になったと思います。
個人としても、今日は身体も良く動き、自分らしいプレーが少しずつできるようになって来ました。やはり、自分の特徴は、とにかく「動く」こと。守備では高い位置からプレッシャーをかけて相手の攻撃の始まりを潰す役割、攻撃ではパスコースに顔を出し続けることだと思っています。
今季、ボランチのポジションで使ってもらい始めてからは、自分が試合の流れに入って調子を掴んで行くには「まず守備から」という意識を持ってやっています。今日はその部分でも、ある程度できたと思います」
以上