2010 JFL

05月09日(日) 13:00 KICK OFF Honda都田サッカー場
試合終了
Honda FC
2
2 前半 0
0 後半 1
1
FC町田ゼルビア
ゴール
前半3分:新田

前半26分:新田
スターティングメンバー
GK 1 清水谷 侑樹
DF 22 小栗 巧
DF 3 石井 雅之 (Cap.)
DF 18 中川 裕平
DF 5 牧野 泰直
MF 8 西 望実
MF 16 土屋 貴啓
MF 7 糸数 昌太
FW 11 鈴木 弘大
FW 9 新田 純也
FW 15 吉村 和紘
ベンチスタート
12 中村 元
2 川嶋 正之
4 安部 裕之
6 田阪 祐治
13 細貝 竜太
17 中村 祐哉
23 川島 大樹
チーム監督
選手交代
▽交代

後半34分:西→安部

後半34分:吉村→川島

90+1分:糸数→細貝



▽警告

後半2分: 西

後半28分安部

後半43分:牧野
警告
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
ゴール
後半3分:星
スターティングメンバー
GK 22 吉田 宗弘
DF 3 藤田 泰成
DF 24 川邊 裕紀
DF 5 深津 康太
DF 2 津田 和樹
MF 28 星 大輔
MF 15 柳崎 祥兵 (Cap.)
MF 6 太田 康介
MF 14 大前 博行
FW 7 勝又 慶典
FW 33 木島 良輔
ベンチスタート
1 修行 智仁
4 雑賀 友洋
25 鈴木 祐輔
16 斉藤 広野
17 鈴木 崇文
26 北井 佑季
27 小川 巧
チーム監督
選手交代
▽交代

HT分:津田→斉藤

後半17分:大前→小川

後半33分:飯塚→北井
警告
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
試合終了
Honda FC
2
2 前半 0
0 後半 1
1
FC町田ゼルビア
試合経過
後半怒濤の攻撃も実らず連敗 ゼルビアが迎えた試練の時

 JFL前期第10節、FC町田ゼルビアは、静岡県のHonda都田サッカー場でHonda FCと対戦し、1-2で敗れてしまった。

 後半は、ゼルビアが怒濤の攻撃を見せた。後半開始から途中出場した左サイドバックの斎藤広野、右サイドバックの藤田泰成、FW勝又慶典などを中心に、敵 陣でボールをキープしHondaを自陣に押し込んだ。後半のシュート数はゼルビアの10本に対し、Hondaは1本。圧倒的なゼルビアペースだった。

 それだけに、前半の2失点が悔やまれる。試合開始直後から、アグレッシブに激しく戦うHondaに苦戦。開始直後の前半3分にいきなり失点すると、さら に勢いに乗るHonda FCを食い止めることができず、前半26分にも痛恨の2失点目を献上。後半は主導権を握り返し、MF星のPKで1点差に迫るものの、最後まで前半の2失点 が響き敗れてしまった。

「前半は自分たちのボールを大事にする意識が低く、ルーズボールを拾う意識も低かったので、自分たちが主導権を掴むことができなかった。ハーフタイムには その辺りについて厳しく叱咤した。後半はアグレッシブにプレーできるようになり、こちらが主導権を握ることができたが、最後まで同点に追いつくことはでき なかった(相馬監督)」。

 Jリーグ昇格へ向け手痛い連敗。開幕から好調を続け7連勝を果たしていたゼルビアだが、ここに来て厳しい戦いを強いられている。「2連敗を喫し、チーム にとって今季初めての苦しい時期を迎えている。もちろん、自分たちの力で乗り越えるつもりだが、サポーターの後押しが必要不可欠。次節はホームなので、試 練に立ち向かう僕たちに力を与えて欲しい(相馬監督)」。



Hondaのアグレッシブな攻撃に苦戦 開始早々に2失点の苦しい前半

 試合序盤は、Honda FCが主導権を握った。両サイドバックと3トップの両翼が果敢にサイド攻撃を繰り出す攻撃的布陣でゼルビアを攻め立てた。

 開始3分、いきなり先制を許す。Hondaの右サイドバック小栗がゼルビアの左サイドを突破。ゴールライン付近からファーポストへクロスを送ると、フ リーで飛び込んだFW新田に頭で押し込まれてしまった。その後もHondaに攻勢を許し、前半26分には、右サイドからのフリーキックを再びFW新田に頭 で押し込まれて2失点目を献上してしまった。

 ゼルビアは、なかなかボールが収まらない。相手の3トップが前線から果敢にプレスをかけるため、DFラインでボールが落ち着かず、前線に入れる縦パスを ことごとくカットされるケースが目立った。Hondaの攻撃に戸惑う間に、立て続けに2失点。ゼルビアは良い所なく前半を終え、2点ビハインドのまま後半 を迎えることとなった。



斎藤(広)のドリブルでPKを獲得 後半開始早々に1点を返す

 ハーフタイム、いつになく厳しい叱咤を送る相馬監督。「前半はボールを大事にできなかった。ルーズボールへの反応も悪く、セカンドボールを拾うことができなかった。ハーフタイムには、ルーズボールへの意識や試合の主導権を握ることへの意識をもう一度確認した」。

 メンバー交代も行った。左サイドバックに、津田に代えて攻撃的サイドバックの斎藤広野を投入。前半、相手に押し込まれるケースが目立った左サイドに攻撃的選手を投入し主導権の奪回を計った。

 そのDF斎藤(広)がいきなり仕事をする。FW飯塚とのパス交換から俊足を活かして左サイドを突破。ペナルティエリア内に侵入したところで、相手DFに 倒されペナルティキックを獲得した。負傷によりこの日は欠場したFW木島に代わってキッカーを務めたのはMF星。落ち着いてゴール左隅に決めて1点を返し た。



同点、逆転に向け怒濤の攻撃 柳崎のヘディングは惜しくもポストを直撃

 同点、逆転に向けて後半開始早々からさい先よく得点したゼルビアが、その後も攻勢をしかけ、決定機を何度も作った。後半8分、DF斎藤(広)が、セット プレーのため攻撃参加しそのまま前線に残っていたDF深津へパス。深津が中央へ折り返すと、そのボールを受けたMF星がミドルシュートを狙ったが、これは 惜しくも相手GK正面。さらに、後半15分には、ゴール前中央でボールキープしたFW勝又が右サイドのDF藤田へ展開。藤田が中央へクロスを送ると、 ファーサイドで待っていたMF大前が中央へ折り返し。そのボールに飛び込んだMF柳崎が左足でボレーを狙ったが、惜しくもワクを外れてしまった。

 後半17分にFW小川、後半32分にはMF北井を投入し、さらに攻勢をしかける。後半32分には、入ったばかりのMF北井がドリブルで左サイドを突破し 中央へ鋭いグラウンダーのパス。パスを受けたMF星が右足で強烈なシュートを狙ったが、相手GKが防ぎゴールならず。さらに、後半38分には、MF星が ゴール前中央へ折り返したボールに、MF柳崎が飛び込みゴール至近距離からヘディング。決定的なチャンスだったが、これは惜しくもポストを叩いてしまい ゴールならず。

 その後も、試合終了のホイッスルまで果敢に攻めたが、逆転ゴールを奪うことはできず、1-2のまま試合終了となった。
【相馬監督 試合後の談話】
ーー今日の試合の感想は?
 前半に払った大きな「代償」が、最後まで大きく影響してしまった。Hondaは前半から非常にアグレッシブに攻めてきた。まさに、ウチがやりたい内容の試合だった。後半は自分たちが主導権を握ってサッカーをできる時間が増えたが、2点目、3点目が遠かった。昇格に向けて連敗は避けたいところだったが仕方がない。選手たちはよく戦ってくれた。

ーー苦しんだ前半から一変して、後半は主導権を握る展開となった。その要因は?
 前半はボールを大事にできなかった。ルーズボールへの反応も悪く、セカンドボールを拾うことができなかった。ハーフタイムには、少し厳しく叱咤し、もう一度ルーズボールへの意識や試合の主導権を握ることへの意識を確認した。後半は、選手たちも激しく戦ってくれただけに、前半の代償が悔やまれる。

ーー次節への意気込みを
 正直に言って、チームは今季最初の苦しい状態を迎えている。もちろん、自分たちで乗り越えなければいけないが、ファン・サポーターの後押しが必要不可欠。ホームで皆さんのエネルギーをもらって、この状況を乗り越えていきたいと思っている。