2009 JFL
04月28日(火) 19:00 KICK OFF 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場試合終了
FC町田ゼルビア
1
1 - 0
0 - 1
1
Honda FC
ゴール | |
---|---|
30' | 柳崎 祥兵 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 30 | 修行 智仁 |
DF | 26 | 深津 康太 |
DF | 6 | 中川 勇人 |
DF | 22 | 森川 宏雄 |
DF | 2 | 津田 和樹 |
MF | 8 | 石堂 和人 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 10 | 蒲原 達也 |
MF | 11 | 酒井 良 |
FW | 13 | 飯塚 亮 |
FW | 14 | 山腰 泰博 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 1 | 渡辺 彰宏 |
DF | 4 | 雑賀 友洋 |
DF | 25 | 齋藤 貴之 |
MF | 16 | 金 東秀 |
MF | 20 | 半田 武嗣 |
MF | 24 | 大前 博行 |
FW | 19 | 大江 勇詞 |
チーム監督 | 戸塚 哲也 |
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選手交代 | |
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53' | 飯塚 亮 → 雑賀 友洋 |
89' | 蒲原 達也 → 大江 勇詞 |
89' | 山腰 泰博 → 金 東秀 |
警告 | |
---|---|
26' | 森川 宏雄 |
32' | 中川 勇人 |
49' | 中川 勇人 |
89' | 柳崎 祥兵 |
退場 | |
---|---|
49' | 中川 勇人 |
データ | |
---|---|
FK | 19 |
CK | 4 |
PK | - |
シュート | 5 |
警告/退場 | 4 / 1 |
ゴール | |
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58' | 新田 純也 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 12 | 中村 元 |
DF | 14 | 桶田 龍 |
DF | 4 | 安部 裕之 |
DF | 3 | 石井 雅之 |
DF | 17 | 牧野 泰直 |
MF | 10 | 柴田 潤一郎 |
MF | 5 | 川島 啓吾 |
MF | 7 | 糸数 昌太 |
MF | 16 | 土屋 貴啓 |
FW | 20 | 早坂 良太 |
FW | 9 | 新田 純也 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 21 | 石川 雄一朗 |
DF | 6 | 田阪 祐治 |
MF | 19 | 深谷 泰介 |
MF | 15 | 吉村 和紘 |
FW | 11 | 鈴木 弘大 |
FW | 25 | 伊賀 貴一 |
チーム監督 | 石橋 眞和 |
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選手交代 | |
---|---|
70' | 川島 啓吾 → 吉村 和紘 |
82' | 早坂 良太 → 伊賀 貴一 |
86' | 柴田 潤一郎 → 深谷 泰介 |
警告 | |
---|---|
89' | 伊賀 貴一 |
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 20 |
CK | 6 |
PK | - |
シュート | 14 |
警告/退場 | 1 / - |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
---|---|---|
1,067 | 晴 / 14.5°C / 43% | 全面良芝、乾燥 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
穴井 千雅 | 佐藤 貴之、本橋 巧 | 松井 隆 |
試合終了
FC町田ゼルビア
1
1 - 0
0 - 1
1
Honda FC
試合経過 | |
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前節、首位のガイナーレ鳥取に0‐1と敗れたゼルビア。そこから中2日で、昨年度王者のHonda FCとホームで激突した。ホームとはいえ、この日の会場は西が丘サッカー場。JFLから指定された29日はホームスタジアムの町田市立陸上競技場はじめ東京・神奈川はすべて先約があるという非常事態。初めての平日ナイター開催、初めての23区内開催。ゼルビアにとって初めてづくしのホームゲームとなった。 主導権を巡って、中盤で激しい攻防 この日のゼルビアは、前節のガイナーレ鳥取戦と同じスターティングメンバー。システムは4‐2‐2‐2。GKは修行、DFは左サイドバックに津田、センターバックに中川と深津、右サイドバックに森川。MFはボランチに石堂と柳崎。攻撃的MFに蒲原と酒井。ツートップは山腰と飯塚が務めた。 序盤は一進一退の膠着状態が続く。伝統の細かいパスを繋ぐサッカーでゼルビアを攻略しようするHonda。素早い出足で中盤でボールを奪い取ろうとするゼルビア。中盤で見応えのある攻防が続いた。特に、柳崎は相手がタテに入れるボールに素早く反応し、パスカットを何度も成功させていた。 最初のチャンスはHonda。8分、右サイドから左サイドへサイドチェンジ。そのパスをスピードに乗った状態で受けた相手FWがタテに突破しペナルティエリアに侵入。修行と一対一のピンチ。しかし、必死に戻った森川がスライディングでシュートコースを消したことにより、シュートはワクをそれて失点は免れた。 お互いの持ち味が発揮される一進一退の攻防 ゼルビアは、持ち味の短いパスだけではなく、相手DFラインのウラへ長いボールを蹴るサッカーで応戦。10分、右サイドでパスを受けた石堂が、サイドチェンジのために左へ向くと見せて、右サイドのDFライン裏へ走り込む山腰へ絶妙のパス。山腰から、オーバーラップした森川に渡りクロス。惜しくもクロスは中であわずゴールにはならなかったが、長短のパスを織り交ぜた、リズムの良い攻撃の形を見せた。 その後も一進一退の攻防が続く。13分には、左サイド深くまで侵入したHondaが速いグラウンダーのクロス。中で待つ相手FWがダイレクトで強烈なシュート。カバーに入った深津が体に何とか当ててことなきをえる。15分には、ペナルティエリア外の中央エリアでボールをキープする石堂が巧みなターンで相手DF2人を置き去りに。そこからミドルシュートを放つも、ボールはゴール上を超えてゴールならず。お互いが持ち味を発揮する行き詰まる攻防が展開された。 山腰を信じて、柳崎が猛然とゴール前へ 前半30分、ゼルビアに待望の先取点が生まれる。右サイドのハーフウェーラインより少し敵陣に入ったあたりから、森川が前線で待つ山腰へロングパス。まだ山腰にパスが到達する前に、山腰の横をスルスルと走り抜ける男がいた。「ヤス(山腰)は、この試合もずっと空中戦で勝っていたし、この時も勝てると信じていた。森川からヤスにロングボールが出た瞬間に体が反応していた」という柳崎。その動きを見逃さなかった山腰が頭で落とすと、柳崎はGKと一対一。シュートは弾かれたが、そのこぼれ球を再び押し込み、待望の先取点が生まれた。ここ何試合か、積極的に前線に飛び出していた柳崎の動き出しが実ったゴールとなった。 王者の猛攻が始まった 得点後も互角の展開が続き前半はそのまま終了。試合の展開が大きく変わったのは、49分だった。相手FWに入った縦パスをカットしようとした中川の足が相手FWの足にかかってしまい、イエローカード。この日すでに警告を受けていた中川は退場処分となってしまった。後半のほとんどの時間を10人で闘うことになったゼルビア。すぐに飯塚に代えて雑賀を投入し、システムは4‐4‐1に変更した。山腰がワントップとなり、雑賀は深津とセンターバックを組んだ。 後半のシュート本数はゼルビア「1」、Honda「9」。Honda FCの怒濤の攻撃を浴び続けた45分となった。 退場からまだ10分もたたない58分には、同点に追いつかれた。左サイドからあがったHonda FCのクロスにFW新田がヘディングであわせた。いよいよ王者の猛攻が始まった。「この後、一体どんな展開が待っているのか」会場は不安な空気で包まれた。 気迫のこもったプレーで応戦 しかし、ゼルビアの選手は怯まなかった。4人で作る2枚の守備ブロックをしっかり作って、そこからのカウンター。自分たちの本来のスタイルをあきらめ、相手より一人少ない状況の中で自分たちができるサッカーで王者に挑んだ。20分には、一人だけ前線に張る山腰が体を張ってボールをキープ。その間にオーバーラップした森川にパスが渡り、右サイド深くから中に速く低いクロス。走り込んだ蒲原がシュートしたが、相手DFの足にあたり惜しくもゴールならず。23分にも、前線でボールをキープした山腰が蒲原へスルーパス。GKと一対一となる決定機なチャンスかと思われたが、これは惜しくもオフサイド。Honda FCに押し込まれながらも、山腰、蒲原を起点としたカウンターで時折チャンスを作った。 次につながる勝点1 試合も終盤にさしかかる70分頃からは、攻撃的な選手を次々と投入したHonda FCの攻撃がさらに激しくなる。70分には、中央を細かいパス交換で崩し、相手FWが修行と一対一。この試合で最も守備陣が崩された場面となったが、相手のシュートがワクを外れなんとか失点は免れる。72分には途中交代でイキの良いHonda FCの吉村にミドルシュートを打たれるも、修行がキャッチ。35分には右サイドを崩されフリーの状態でクロス。しかし、最終ラインまで戻って来ていた蒲原がヘディングでクリア。試合終盤は次々とシュートが打ち込まれる苦しい展開となったが、体を張った守備で何とか失点を防いだ。 結局、試合は1‐1のまま終了。同点には追いつかれたものの、勝ち点1を獲得し次につながる試合となった。次節は、5月5日(火)、アウェイでMIOびわこ草津と対戦する。 |
○試合後の記者会見:戸塚哲也監督
「前半は、長いパスを時折織り交ぜながら、細かいパスを回す自分たちのサッカーができた。ハーフタイムには、一対一の局面で負けるなと指示をした。後半の退場は仕方がないこと。その後も、1点は失ったが、2点目を与えずに守れたことは次につながると思う。勝てなかったことは残念だが、選手たちは自信を得ることができた試合になった」
以上