2009 JFL
04月11日(土) 13:00 KICK OFF 武蔵野市立武蔵野陸上競技場試合終了
横河武蔵野FC
2
1 - 2
0 - 0
1
FC町田ゼルビア
ゴール | |
---|---|
07' | 斎藤 広野 |
12' | 太田 康介 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 1 | 飯塚 渉 |
DF | 35 | 斎藤 広野 |
DF | 32 | 瀬田 達弘 |
DF | 28 | 金守 貴紀 |
DF | 2 | 小山 大樹 |
MF | 6 | 遠藤 真仁 |
MF | 7 | 太田 康介 |
MF | 26 | 岩田 啓佑 |
MF | 27 | 林 俊介 |
FW | 15 | 長沼 圭一 |
FW | 20 | 冨岡 大吾 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 21 | 半田 浩平 |
DF | 5 | 立花 由貴 |
DF | 4 | 西口 広海 |
MF | 30 | 桜井 直哉 |
MF | 8 | 池上 寿之 |
FW | 9 | 村山 浩史 |
FW | 18 | 金子 剛 |
チーム監督 | 依田 博樹 |
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選手交代 | |
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65' | 林 俊介 → 池上 寿之 |
73' | 長沼 圭一 → 村山 浩史 |
86' | 冨岡 大吾 → 金子 剛 |
警告 |
---|
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 19 |
CK | 6 |
PK | - |
シュート | 12 |
警告/退場 | - / - |
ゴール | |
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20' | 酒井 良 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 1 | 渡辺 彰宏 |
DF | 22 | 森川 宏雄 |
DF | 6 | 中川 勇人 |
DF | 26 | 深津 康太 |
DF | 25 | 齋藤 貴之 |
MF | 8 | 石堂 和人 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 11 | 酒井 良 |
MF | 20 | 半田 武嗣 |
FW | 10 | 蒲原 達也 |
FW | 13 | 飯塚 亮 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 30 | 修行 智仁 |
DF | 4 | 雑賀 友洋 |
DF | 5 | 山﨑 祐輔 |
MF | 16 | 金 東秀 |
MF | 18 | 李 成浩 |
MF | 28 | 吉田 智尚 |
FW | 17 | 柏木 翔一 |
チーム監督 | 戸塚 哲也 |
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選手交代 | |
---|---|
80' | 飯塚 亮 → 柏木 翔一 |
警告 | |
---|---|
54' | 蒲原 達也 |
71' | 森川 宏雄 |
退場 |
---|
データ | |
---|---|
FK | 18 |
CK | 6 |
PK | - |
シュート | 13 |
警告/退場 | 2 / - |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
---|---|---|
1,326 | 晴 / 26.7°C / 15% | 全面良芝、乾燥 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
馬場 規 | 田中 厚、中山 高志 | 本橋 巧 |
試合終了
横河武蔵野FC
2
1 - 2
0 - 0
1
FC町田ゼルビア
試合経過 | |
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同じ東京都に本拠を置く横河武蔵野FCとの東京ダービー。相手は今季好調を維持し、4節終了時点で3位につける強豪だ。会場となった武蔵野陸上競技場には、アウェイにも関わらずゼルビアのサポーターも大勢かけつけた。鳴りもの応援が禁止されている競技場に、ゼルビアサポーターの手拍子と声が響き渡っていた。 3連敗中のゼルビアは、前節終了後の会見で戸塚監督が「若干のメンバー変更を考えている」と発言した通り、前節から布陣を変更して横河武蔵野との一戦に臨んだ。 ゴールキーパーに渡辺、センターバックに深津、ミッドフィルダーに酒井と半田がそれぞれ今季初めての先発出場を果たした。山腰を出場停止で欠くフォワードは、蒲原と飯塚が務めた。システムは変わらず4‐4‐2だが、MF登録の選手が6人並ぶ陣容となった。 これまでの3連敗では、すべて先取点を前半に許す苦しい展開を強いられているゼルビア。連敗脱出のためには、試合への「入り方」を改善し、先取点を許さないことが重要な課題だった。 しかし、この日も序盤の相手の攻勢に耐えきれず、先取点を献上してしまう。 前半7分、横河武蔵野の右サイドからのクロスをペナルティエリア内でディフェンダーがクリア。そのこぼれ球がエリア外左側にいた横河武蔵野の左サイドバック・斉藤のもとへ。戸塚監督も試合前に警戒していた左足が、ノンステップで振り抜かれると、ゴール右上スミに突き刺さった。 さらに前半12分、左サイドから手薄になった右サイドにボールを展開され、横河武蔵野のMFにペナルティエリア近くまで持ち込まれる。中にいた横河武蔵野の太田にパスが渡り、エリア内に侵入されてゴールを許してしまった。横河武蔵野のサイドを変える長いパスでマークにずれが生じ、中央で簡単にシュートを打たせてしまった。 2失点を喫してからは、ゼルビアが反撃に転じる。14分には、相手最終ラインの間で、うまくボールを受けた蒲原が前を向いてドリブルを開始。左サイド深くから中に向けてシュートのような早い弾道のパスを送るも、中でクリアされて得点ならず。15分には、相手のミスから高い位置でボールを奪い、右サイドを飯塚がドリブルで侵入。フォローに来た蒲原にボールを落とし、蒲原がクロスを中へ。ファーに走り込んでいた柳崎へボールが通るかに思われたが、相手DFが頭でクリア。 同サイドで、二人のコンビネーションでクロスを上げた飯塚と蒲原。前線に飛び込んだ柳崎。この時間帯は、FWを本職にする選手がいないかわりに、ポジションチェンジが積極的に行われ、攻撃に良いリズムを生み出している場面が何度か見られた。 前半20分、右サイドのペナルティエリア手前角あたりでボールを受けた蒲原が、中央にいる柳崎へ横パス。それを、柳崎が左サイドのエリア内でフリーで待っていた半田へつなぐ。そのままシュートを打てる絶好の決定機。しかし、半田のトラップが少し外に流れてしまい、角度は消えてシュートは打てず。中にボールを折り返すも、相手DFにカットされてしまった。 「絶好の得点機を失ってしまった」。誰もがそう思ったその瞬間、まだペナルティエリア内に残るボールを、あきらめずに狙う男がいた。負傷が癒え、今季初めて先発出場を果たした主将の酒井良。相手DFが、半田のパスに必至に足を伸ばしてカットし、体勢を整えて大きくクリアしようとするそのわずかな時間を見逃さなかった。DFの背後から回り込み、そのままダイレクトでニアサイドに蹴り込んだ。開幕戦以来、334分ぶりに生まれたゼルビアのJFL2ゴール目。だが、喜びの大きな輪はできない。すぐにゼルビアの選手は自陣に戻り、2点目を奪うための試合再開の笛を待った。ゼルビアの反撃を予感させた。 その後は、一進一退の攻防が続く。24分には、飯塚からのパスを蒲原が中央で受けるとドリブルで一人をかわし、ペナルティエリア手前からミドルシュート。わずかに左に逸れてゴールならず。28分には、果敢な攻撃参加を続ける横河武蔵野の斉藤が左サイドから速いクロス。ペナルティエリア中央にいた相手選手に渡り、決定的なピンチ。しかし、相手のシュートが運良くゴール右に外れ失点は免れる。33分には左サイドでのスローインから巧みに前を向いた蒲原がミドルシュートを放つがゴール上に逸れる。34分には、サイド深くに侵入した横河武蔵野の斉藤のクロスをファーサイドの選手が中へ折り返し、ゴールエリア手前で待つ相手につながりまたしても決定的なピンチを迎えるが、シュートがゼルビアの選手にぶつかり失点阻止。45分には、混戦から攻撃参加していた森川にボールが渡り、ペナルティエリア右手前からミドルシュート。相手DFの足にあたったボールは軌道が変わり、相手GKの反応が遅れ、ゴールするかに見えたが、惜しくも右ポストにあたり得点ならず。両チームとも、ゴール前まで攻め込むものの、追加点を奪えないまま前半が終了した。 後半の序盤は、またしても横河武蔵野が主導権を握る。50分にはペナルティエリア手前中央から強烈なミドルシュートを許すが、渡辺がファインセーブでなんとか失点を阻止。60分には、短いパス交換をしながら中央突破してきた相手FWにペナルティエリア内からシュートを打たれるも、わずかに外れ失点を免れる。3点目を入れてとどめを刺そうとする横河武蔵野に押し込まれる時間帯が続いた。 ゼルビアは、攻撃をしかけてくる相手のウラを突くことで打開を計る。55分には、石堂の縦パスが相手DFラインのウラを狙う飯塚へ。右サイドへドリブルでボールを運んだ飯塚からゴール前へ走り込んだ蒲原へパスが送られるが、DFにカットされてゴールならず。21分にも、半田から相手DFのウラに走り込んだ飯塚に縦パスが渡る。飯塚は、追いすがる相手DFを巧みな切り返しで翻弄し置き去りに。GKと一対一になるが、シュートが左にそれて得点ならず。絶好の同点の機会を逃してしまった。 後半30分過ぎからは、徐々に足が止まりはじめて来た横河武蔵野から主導権を握り返し、ゼルビアが攻勢に出る。80分には、飯塚に代えて柏木を投入。この唯一のFW登録の選手を投入し、同点、逆転に向けてギアをトップに入れた。82分には、左サイドでボールを受けた柏木が中に切れ込みミドルシュート。だが、シュートはワクを大きく外れゴールならず。 結局、8人で守備ブロックを作る横河武蔵野の守備を打ち破ることはできず、1‐2のまま試合終了となった。 4連敗。厳しい試合が続いている。しかし、課題は明確だ。ゲームがまだ落ち着かない序盤に先取点を与えないこと。相手を追いかける時間が減れば、自ずと自分たちのリズムでサッカーをできる展開は増えてくるはずだ。次節は、4月18日(土)、町田市立陸上競技場で流通経済大学と対戦する。今度こそ、ホーム初勝利を期待したい。 |
○試合後の記者会見:竹中穣コーチ
–本日の試合の総括をお願いします
「またしても試合への『入り方』に失敗して、失点してしまった。1点目のミドルシュートは、もう相手を褒めるしかない。すばらしいシュートだった。ただ2点目は、サイドを変えるパスからマークがずれた結果招いてしまったもの。序盤に、相手の運動量やスピードに対応できずに失点してしまう試合が続いている。酒井がすぐに1点返してくれたことによって、チームの動きも良くなっていった。ルーズボールを落ち着いて処理してマイボールにすることが出来るようになり、しっかりと顔を上げてプレーできる時間が増えた。判断が早くなり、試合の主導権を握る時間も作れた。
でも、最近はいつも同じことの繰返し。ある程度、時間が経過して試合に慣れてくると、そこそこ良いサッカーをできるのに、それまでに厳しい状況になっていることが多い。もう同じミスを繰り返さないようにしたい」
以上