2009 JFL
04月05日(日) 13:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場試合終了
FC町田ゼルビア
0
0 - 1
0 - 2
3
FC刈谷
ゴール |
---|
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 30 | 修行 智仁 |
DF | 5 | 山﨑 祐輔 |
DF | 6 | 中川 勇人 |
DF | 25 | 齋藤 貴之 |
DF | 22 | 森川 宏雄 |
MF | 8 | 石堂 和人 |
MF | 15 | 柳崎 祥兵 |
MF | 10 | 蒲原 達也 |
MF | 16 | 金 東秀 |
FW | 13 | 飯塚 亮 |
FW | 14 | 山腰 泰博 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 1 | 渡辺 彰宏 |
DF | 4 | 雑賀 友洋 |
DF | 26 | 深津 康太 |
DF | 18 | 李 成浩 |
MF | 11 | 酒井 良 |
MF | 28 | 吉田 智尚 |
FW | 17 | 柏木 翔一 |
チーム監督 | 戸塚 哲也 |
---|
選手交代 | |
---|---|
62' | 金 東秀 → 酒井 良 |
75' | 飯塚 亮 → 深津 康太 |
警告 | |
---|---|
52' | 山腰 泰博 |
74' | 山腰 泰博 |
退場 | |
---|---|
74' | 山腰 泰博 |
データ | |
---|---|
FK | 19 |
CK | 6 |
PK | - |
シュート | 16 |
警告/退場 | 2 / - |
ゴール | |
---|---|
41' | 池上 礼一 |
86' | 姜 曉一 |
89' | 森山 大地 |
スターティングメンバー | ||
---|---|---|
GK | 1 | 山本 剛 |
DF | 5 | 池上 礼一 |
DF | 8 | 石川 高大 |
DF | 19 | 西原 拓己 |
DF | 23 | 庄司 圭佑 |
MF | 6 | 酒井 康平 |
MF | 10 | 日下 大資 |
MF | 22 | 高橋 良太 |
FW | 11 | 中山 康弘 |
FW | 14 | 宮田 知洋 |
FW | 20 | 姜 曉一 |
ベンチスタート | ||
---|---|---|
GK | 31 | 盛田 健嗣 |
DF | 4 | 酒匂 宏明 |
DF | 16 | 岡戸 佑樹 |
MF | 13 | 川崎 陽介 |
FW | 9 | 加藤 知弘 |
FW | 24 | 森山 大地 |
チーム監督 | 浮氣 哲郎 |
---|
選手交代 | |
---|---|
70' | 中山 康弘 → 酒匂 宏明 |
80' | 宮田 知洋 → 加藤 知弘 |
89' | 姜 曉一 → 森山 大地 |
警告 |
---|
退場 | |
---|---|
56' | 高橋 良太 |
データ | |
---|---|
FK | 23 |
CK | 4 |
PK | - |
シュート | 10 |
警告/退場 | - / 1 |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
---|---|---|
2,104 | 晴時々曇 / 18.0°C / 29% | 全面良芝、乾燥 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
渡邊 智哉 | 鶴岡 泰樹、小河原 啓太 | 竹下 恵太朗 |
試合終了
FC町田ゼルビア
0
0 - 1
0 - 2
3
FC刈谷
試合経過 | |
---|---|
「浮上のきっかけは必ず来る。そのきっかけを掴むために、自分たちができることをやり続けるしかない。僕たちはできると信じている」―主将・酒井良 「長いシーズン、こういう時期もある。ウチがJリーグに昇格できる実力を持っていると、自信を持って思っている。」―監督・戸塚哲也 4月5日、町田市立陸上競技場で開催されたホーム第2戦、FC町田ゼルビアvsFC刈谷。暴風だった前回のホーム試合とは打って変わって天候に恵まれたこの日は、2,104人もの観衆が詰めかけた。ゼルビアのホーム初勝利が観たい!という期待感が野津田に充満していた。 2連敗と結果の残せていないゼルビアは、前節からの布陣変更を行う。MFとして起用されていた飯塚がFWに、金東秀が右の中盤に、左のサイドバックに今季新加入の斉藤が出場した。 この日は試合序盤から、ゼルビアのリズムで試合が進み、主導権を握ることに成功。蒲原と飯塚のパス交換や、石堂の左足からの正確なロングパスなど、各人が持ち味を発揮し、FC刈谷を攻め立てた。 27分には、ペナルティエリア左からドリブルで侵入した蒲原が飯塚と壁パスで相手のマークをかわしフリーに。そこから、虚を突くループシュートを放つもわずかにゴールの上。32分には、左サイドで巧みなトラップから前を向いた山腰が、対面した相手DFの股を抜いてペナルティエリアへ侵入。角度のないところから、右足を思い切り振り抜いたが、相手GKが辛うじてセーブ。こぼれ球に飯塚が詰めたが、わずかに合わず決定機を逃した。40分には弧を描いてファーに向かった石堂の右CKを山腰が頭で合わせるもわずかにゴール左にそれてゴールならず。41分には、前線からの積極的な守備で高い位置でボールを奪うと、山腰が持ち込みミドルシュート。シュートは惜しくもGKの正面に飛びゴールならず。 ポゼッションもゼルビアが圧倒し、危ういシーンはほとんどなし。得点は時間の問題と思えるゲーム展開。「今日こそホーム初勝利を果たしてみせる!」という選手の想いが伝わってくるゼルビアの前半の猛攻。 しかし、そんな前半もそろそろ終わり迎える43分、刈谷に右CKを与えてしまう。もっとも警戒すべき時間帯。ベンチで戦況を見つめていた酒井も「嫌な流れだな」と感じていたように、スタジアム全体が、攻め続けた後に訪れた久しぶりのピンチに対し妙な緊張感で包まれていた。刈谷の司令塔の日下が蹴ったボールはニアサイドにできたゼルビアと刈谷の選手の人垣を超えてゴール中央に。そこに今季すでに2ゴールをあげている池上がフリーで飛び込みヘディング。圧倒的に攻めたゼルビアが先取点を与えてしまった。ゼルビアにとって、改めてサッカーの怖さを感じさせられる展開となったしまった。 後半、刈谷は先取点を得たことで、さらにカウンターサッカーの色を強める。ゼルビアはボールを保持し主導権を握るものの攻めあぐねる展開が続き決定機を作ることができない。50分には、相手選手から強引にボールを奪った山腰がペナルティエリア外から強烈なミドルシュート。ボールはゴール左上を正確に捉えていたが、相手ゴールキーパーが反応しわずかにゴールならず。 山腰は、このシュートですでに5本目。昨年から2トップを組んできた相棒の勝又の長期離脱により得点源としての自覚が強くなったのか、強引にゴールへ向かう姿は凄みさえ感じさせた。この日も、体を張ったプレーで、前線からチームを鼓舞した。開幕戦以降、得点は生まれていないが存在感は試合の度に増して来ている。 56分には、ラフプレーで刈谷のMFが退場し、数的優位に。ゼルビアはさらに攻勢をしかけるが、8人で守備ブロックをつくる刈谷の牙城を崩すことができない。相手が待ち構える真ん中にロングボールを蹴り、跳ね返されるケースが目立った。山腰や蒲原など個人での打開で時折チャンスを作るものの、後半はチームが連動してチャンスを作ることはなかなかできなかった。 次第に焦りがつのる62分、負傷で離脱していた主将の酒井が今季初出場。スタンドからの大歓声を背に、約4ヶ月ぶりの公式戦のピッチへと足を踏み入れた。ロングボールが増え自分の頭の上をボールが通過する難しい展開のなか、負傷明けとは思えない動きで攻守に走り回り、逆転に向けてチームに勢いと落ち着きを与えた。 74分、前半から体を張ったプレーをしていた山腰がセンタリングに飛び込み相手GKと交錯。これがラフプレーと判断され、この日2枚目の警告で退場。 数的有利がなくなりゼルビアは苦しい展開。直後の75分、飯塚に変えてDF登録の深津を前線に投入。長身の深津へロングボールを放り込むパワプレーで活路を見出そうとした。42分には斉藤の正確なロングクロスに深津が反応。後ろからくるボールに体をひねり、なんとかゴールに流し込もうとするが、わずかにゴール右にそれて得点ならず。その後も、深津は空中戦で競り勝つものの得点にはつながらなかった。 後半も残り10分頃には、ディフェンダーでヘディングで圧倒的強さを誇る山崎もトップに貼らせ、高さのないFC刈谷に対し、捨て身で勝ちに出る。 「何としても1点をとる」と益々攻撃的になった 86分、またしても警戒すべき終盤に2失点を献上してしまう。原因は、どちらも集中力の欠如から来るミス。5分あったロスタイムを含めた勝負の時間帯を前に、勝敗が決してしまった。 前節のソニー仙台戦から良い内容のサッカーが出来はじめてきたものの、相手に先取点をとられる苦しい展開から失点を重ねてしまっている。今はJリーグ昇格へ向けて試練のときなのかもしれない。 次節は、横河武蔵野FCとの東京ダービー。サッカーどころ町田の意地とプライドにかけて勝利したい一戦だ。 |
○試合後の記者会見:戸塚哲也監督
–試合の感想はをお聞かせください
「前半は、良いテンポでパスがまわり、相手を崩して得点機を作ることができた。シュートがずれたり、こぼれ球が目の前に来なかったり、少しツキが無い部分もあった。ここのところそういう場面が多いので、この流れを吹き飛ばしてくれる選手が出てきて欲しい。次節は、山腰が出場停止。チームとしては痛手だが、他の選手はこれをチャンスと思って発奮して欲しい。今日は残念だったが、収穫をあげるとすれば、先取点を取られるまでの時間帯は、今季初めて自分たちのリズムでサッカーをできたこと」
–後半、DF登録の深津をFWに投入した意図は?
「刈谷のディフェンダーはそれほど身長がなかったので、山腰と深津の頭にロングボールを合わせるサッカーをしようと思った。ただ、深津を投入する直前に山腰が退場してしまったのでプランが崩れてしまった」
–ここのところ失点が目立つが、どう捉えていますでしょうか
「もったいない失点が多い。今日は、特に2失点目と3失点目。どちらも、集中力の欠如で招いてしまった。せっかく自分たちのサッカーが少しずつできるようになりはじめて、競った試合をしていたのに、勝敗を決定づける得点を相手に与えてしまった。「若さ」が出てしまったのかもしれない」
–次節に向けての取り組みをお聞かせください
「ディフェンスの強化を重点的に取り組みたい。しっかりと守備をして、緊迫した試合展開で、勝負どころの試合終盤に突入できるようにしたい。若干のメンバー変更もあるかもしれない」
以上