○試合後の記者会見：相馬直樹監督

--まずは試合の感想からお願いいたします。
「今日は非常に遠い地・沖縄までたくさんのサポーターに詰め掛けてもらいました。まずは感謝を申し上げたいと思います。この時期にこちらに来る上で日差しもありますし、暑さもある中で風も強かったですが、サッカーをやる上では風は邪魔なものなので、その分、選手たちにとっては暑さの部分で助かったのかなと思います。そして最後まで走り切って戦い抜いて勝利を掴み取ることができました。町田で応援してくださる方々もいる中、勝ち点3を持ち帰ることをうれしく思います。ゲームの方は、前半は風上ということで我々が相手陣内に押し込む展開が続きました。その中でいくつかリスタートを含めてチャンスを迎え、もう一つ点を取り切るところが足りず、もう少し点を取れただろうという展開ではありましたが、良いボールが入った形から高さの部分をうまく生かせたと思います。2点目はクロスボールの形からゴールが決まりましたが、今日は横のボールに対しての迫力が前半からあったと思います。ハーフタイムにはそういう話をして継続していこうと選手たちに伝えました。その中で後半の良い時間帯に点を取ることができました。後半は足が止まった部分もありましたし、風下という条件でリードしていたことも含めて、守る時間帯が長くなりました。3点目を取るチャンスはありましたし、その3点目を取るということが、ここから最後4試合ありますが、逆転して一番上に行くためには追加点が必要なことだと思っています。ただ涼しいところからこういう暑いところに来て、そういう環境の中でも最後まで走って戦い切ってくれた選手たちに感謝したいと思います」

--後半16分に重松選手から松下選手への交代がありました。その意図は何でしょうか？
「後半の立ち上がりは風下になった中、攻撃の時間を作れていましたが、交代の5分ぐらい前からボールが取れない、守りの時間帯が長い、ボールを取った後に攻めに転じられない時間帯がありました。その中でいくつか後半の攻撃の場面、カウンターの場面で重松が乗り切れなかった印象もありましたし、全体の運動量が落ちてきたこともありましたので、松下の運動量でセカンドボールを拾うこと、そこから前に出ることを期待して選手交代を選択しました」

--コイントスでエンドのコートを選択しましたが、それは事前に監督から指示を出していたのでしょうか？
「選手がいろいろと話していました。太陽の関係と後半に陽が落ちていく中で後半にまぶしくなるんじゃないかと。後半に風下で足元がキツくなる時間帯もあるかもしれませんが、同じように後半に押し込まれる状況が続いたときに、まぶしいことで的確にはじき返せないという状況を避けようと選手たちで判断したようです」

--次節の福島ユナイテッドＦＣ戦に向けて、相手の印象と対策について聞かせてください。
「僕はいつも次の試合を見ないように目の前の試合に集中するようにしていますし、選手にもそういう話をしています。次の相手に気が向いて、次の相手がこうだからこう動かそうという迷いが生じることになるので、次のことは考えていません。ただ福島さんは結果だけを見れば非常に第3クールは勢いがあります。そこに向けての準備をしっかりとしたいなと思います。今は力が乗っているチームですし、ホームで迎え打てるように選手たちとしっかりと準備していきたいと思います」

--サイドから攻める形が多かった印象ですが、事前にそういうプランだったのでしょうか？ それとも試合の途中から効果的だと思ったのでしょうか？
「そこまでの指示はしていません。サイドに常に起点を作りながら攻める意図はあります。ただクロスボールから得点という形はそこまで多くないかもしれませんが、そうした中で点が生まれたことは中を突破する形にも生きてくると思います。サイドを崩すことへの自信につながればいいなと感じています」

以上

▽試合後の選手コメント（2選手掲載。その他の選手はモバイルサイト【http://zelviamobile.jp/】の直撃！ゼルビア・リポートにて掲載します）

○GK髙原寿康選手
--2-0で勝利しました。試合の感想をお願いします。
「開始から良いスタートが切れて、前半から得点できたことが良かったと思います」

--前半の良い流れの中、相手との1対1をセーブし、流れをもっていかせませんでしたが、あのシーンを振り返っていかがですか？
「良いタイミングで前に出て、相手選手との距離を縮めることができたので、あとは落ち着いて対応できて良かったです」

--後半は風の影響が心配されましたが、守備陣で何か話し合いをしましたか？
「風が伸びるのもありましたし、前半は相手の元気がありませんでした。その分、後半は攻撃を仕掛けてくると思っていたので、その辺は声を掛け合いました」

--そういった中で後半は押し込まれるシーンがありましたが、無失点で試合を終えることができました。その要因は何でしょうか。
「前半からフォワードの選手が前からプレッシャーをかけてくれていたので、後ろはパスコースを限定して守ることができました。後半は押し込まれるシーンが増えましたが、途中から入った純土（松下選手）とかが、頑張ってくれたので良かったと思います」

--リーグ戦で今季最多の5連勝となりました。残りの試合に向けて良い結果が残せていると思いますが、いかがでしょうか？
「今チームがすごく一体感を持って戦えています。後ろの選手は無失点にこだわって強い気持ちで臨めていますし、前の選手も頑張って点を取ってくれているので、残りの試合も辛抱強く戦いたいと思います」

--今日も遠い沖縄までファン・サポーターの皆様が応援に来てくれました。最後にファン・サポーターの皆様にメッセージをお願いします。
「今日は遠いところまで応援に来ていただき、ありがとうございます。皆さんの応援が力になりましたし、皆さんの前で勝利することができて良かったです。これからも応援をよろしくお願いします！」

○DF松本怜大選手
--暑い気候の中で2-0で勝利しました。試合を振り返っていかがですか？
「暑い中でしたが、頑張って戦えたので良かったと思います」

--試合を決める2点目をアシストしました。得点シーンを振り返っていかがですか？
「練習した成果が出て良かったです」

--今日の試合、両サイドの選手がすごく頑張っていたとメディアの方々から言われていましたが、何か試合前に心がけたことはありますか？
「やはりサイドが起点にならないと良い攻撃はできないと思っています。その点に関しては今日の試合は本当に良かったと思います」

--守備面でも無失点で抑えられて良かったと思いますが、守備に関していかがでしょうか？
「相手がワイドにポジションをとって攻めてきたのですが、僕たちはコンパクトに守備をすることができたので無失点で終われたと思います」

--アシストした孝司選手に何か言われましたか？
「特に言われてないですが、僕からご馳走様ですと言いました（笑）」

--遠い沖縄にたくさんのファン・サポーターの皆様が応援に来てくれていましたが、声援は届いていましたか？
「そうですね。すごく力になりましたし、遠くまで応援きてくれてありがたかったです」

--今日の勝利でリーグ戦、今季最多の5連勝です。残りの試合に向けて良い流れだと思いますが、いかがでしょうか？
「一戦一戦を全力で戦うとみんなで言い合いながら、日々の練習からやっているので、結果もついてきてすごくいいと思います」

--最後に今後に向けて、ファン・サポーターの皆様にメッセージをお願いします。
「残り4試合ありますので、まずは次のホームを全力で戦って勝てるように頑張りますので、応援をよろしくお願いします」

以上