○試合後の記者会見：相馬直樹監督
-まずは試合の感想をお願いします。
「今季初のアウェイでのゲームでした。前節、我々は引き分けてしまったので、それを勝ちにしたいという思いで、ここに乗り込んできました。スタジアムが近いということもあり、たくさんのサポーターの皆さんに応援に来ていただいたのですが、勝利をプレゼントできなくて残念ですし、非常に申し訳ないと思っています。ゲームの方は立ち上がりに失点してしまいましたが、前半のうちに返すことができ、そこに対する選手たちのリアクションや反応は素晴らしかったなと思っております。ただ、その上でいくつかチャンスがあったので、そこを取れていれば、まだ違った展開になったのかなと思います。後半は少し風下になったことも影響したのかもしれませんが、もう一つ最後のところまで攻めきれない形になってしまいました。後半の途中から10人になってもファイトする姿勢を見せてくれました。この戦った選手たちを勝利に導けなかったのは、私の力不足だと思っております。本当にいろんなことがあったゲームになりました。しかし、その中で勝ち点1を取れたという見方ではなく、我々としてはこれを勝ちにつなげるよう努力していきたいと思います」

-ピッチ上でいろいろなことがあったと思います。選手たちへのケアは、どういうふうにされるのでしょうか？
「いろんなことを含めてこうなってしまったことは、過ぎてしまったことなので受け入れるということ。結果としては、勝ち点1を持って帰れることに満足するのではなく、勝ち点3を狙いに行くことだと思っております」

-少々、荒れた試合になってしまったかと思いますが、そのあたりについてはどうお考えでしょうか？
「当然、感情が発露するスポーツだと思っていますし、選手たちもよくファイトしてくれました。スタンドの雰囲気を含めて、いろいろな部分でヒートアップしてしまったと思うのですが、今後、ネガティブな形でのヒートアップにならないようなコントロールはぜひ、審判団にはお願いしたいと思います。我々もいらないファールをもらっていた部分も当然ありますので、その辺りのところも含めてうまくやっていきたいと思います」

-前半の途中から流れに乗り、得点をするのは時間の問題だと思いました。しかし、後半には得点できませんでした。原因はなんだったのでしょうか？
「1つ大きかったのは予想以上に風下の影響が大きかったと思っております。その中で（相手DFラインの）背後への迫力が出なかったのかなと考えております。事実、落としたボールが止まってしまう、前へ運べない、などの原因もあったのかなと思います。いずれにせよ、もう少しボックス付近での迫力は必要だと思っていますので、そこは今後の課題にしていきたいと思っています」

-1勝2分のスタートについてはいかがですか？
「望んでいたことではありませんが、決して悪くはないと思っております。芯としてやろうとしていることはブレずにやってこれていますので、それをいかに勝ちにつなげるか、そこを探りながらやっていきたいと思っております」

以上