第15回日本フットボールリーグ

06月30日(日) 15:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 1
1
ソニー仙台
ゴール
49' 鈴木 孝司
90'+4 桐田 英樹
スターティングメンバー
GK 21 相澤 貴志
DF 18 三鬼 海
DF 4 高野 光司
DF 6 太田 康介
DF 3 藤田 泰成
MF 24 相馬 大士
MF 10 庄司 悦大
MF 13 大竹 隆人
MF 28 阿部 嵩
FW 11 アンデルソン
FW 9 鈴木 孝司
ベンチスタート
GK 1 修行 智仁
MF 7 向 慎一
MF 15 柳崎 祥兵
FW 14 木島 徹也
FW 16 村上 聖弥
FW 20 真野 亮二
FW 30 岸田 和人
チーム監督
楠瀬 直木
選手交代
58' 三鬼 海 → 向 慎一
73' 庄司 悦大 → 真野 亮二
82' 鈴木 孝司 → 岸田 和人
警告
24' 高野 光司
34' アンデルソン
57' 相馬 大士
84' 阿部 嵩
退場
データ
FK 22
CK 1
PK -
シュート 7
警告/退場 4 / -
ゴール
90'+4 桐田 英樹
スターティングメンバー
GK 32 瀧本 雄太
DF 27 布施 有太
DF 3 萩原 健太
DF 5 山田 佑介
DF 14 不老 祐介
MF 19 山藤 健太
MF 4 瀬田 貴仁
MF 16 小泉 慶治
MF 7 大瀧 義史
MF 8 宮尾 勇輝
FW 17 大久保 剛志
ベンチスタート
GK 1 金子 進
DF 2 松岡 祐介
MF 6 桐田 英樹
MF 11 中村 元
MF 26 李澤 忍治
FW 10 澤口 泉
チーム監督
石川 雅人
選手交代
62' 宮尾 勇輝 → 中村 元
87' 小泉 慶治 → 桐田 英樹
90' 山藤 健太 → 澤口 泉
警告
88' 大久保 剛志
89' 大瀧 義史
退場
データ
FK 22
CK 7
PK -
シュート 10
警告/退場 2 / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
3,028 晴 / 28.2°C / 49% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
日比野 真 福岡 靖人、國吉 真吾 酒井 達矢
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 1
1
ソニー仙台
試合経過
試合経過が未登録です。
○試合後の記者会見:楠瀬直木監督代行

-ますは試合の感想をお願い致します。
「惜しい試合だったと思います。そう簡単にはいかないなというのが、率直な感想です。今回、自分が引き継いでやっていることは、まずチーム内の順列を整備することです。チームは11人だけではありません。うちは総勢30人いますが、その中の順列・役割・ポジションがどうなっているかを(もう一度)整理する必要があると思っています。ベテランはベテランらしく、新人は新人らしく、FWはFWらしく、そういうことを全うできるか。プラス、町田のチームとして、自分たちのあり方はどうあるべきか、スポーツマンらしく、男らしくということも大事です。
先日、選手たちに『自分たちはどういう意味でサッカーをやっているか?』『プロフェッショナルって何だ?』と、そう問いかけたところ、お金がもらえるとか、人気が出るとか、好きなことで生活できるとか、すごく幼い回答でした。今、彼らに言っているのは、プロフェッショナルというものは使命がある、と。お医者さんとか弁護士と同じ、何かをする使命がある人たちだということです。
僕たちはこの町田を勇気づける、元気づける、そういう使命がある。(市民の皆さんが)町田も捨てたもんじゃないぞということを自慢できる、ゼルビアがあると胸を張って言えるようにしないといけない。愛するクラブがあるという喜びを知ってもらうために居るんだよと選手に伝えました。そこに対してファン・サポーター、市民の皆さんが色んな対価を支払ってくれる。なので、自分は何をするべきか?どうやって行動するべきか?
例えば今日の残り3分、向がコーナーキープをしようと思えば、出来たかもしれません。今まではそうやっていたのですが、僕としてはコーナーキープをしなくてもボールを動かせることが大事だと思いますし、最後まで正々堂々と戦って、精いっぱいやった中で色んなドラマが起こると思うんです。今日は向こうにそういうドラマが起こって、同点にされましたし、僕の中にもその悔しさは残っています。見に来た人の中にも残っているでしょう。でもそれはスポーツを一生懸命やった上での結果だと思います。
自分たちは、スポーツを一生懸命ごまかさずにちゃんとやった結果で、チャンピオンになりたい。チャンピオンになるチームは、なるべくしてなると思う。チャンピオンにふさわしいチーム、選手になるためには、ということで選手と一緒にやっています。勝ち点は讃岐さんが勝って開きましたが、まだどうなるか分かりません。そこをひっくり返すには、正々堂々と戦っていかないといけない。戦術的にも体力的にも、まだちょっと劣っています。今日もボール支配率は向こう(ソニー仙台FC)の方が上でした。サッカーどころ町田を代表するチームとして、ボール支配率に負けたということについては、反省しなければいけないし、そこを追求しないといけない。自陣のゴールで羽交い絞めにされて、子供が夢を持ってくれるかといったら違う。相手のチームを、相手ゴールの前で羽交い絞めにできないと、僕たちの使命を遂行したとは言えません。時間はまだありますし、もう少しコンディション、戦術、技術を駆使していけば、(カマタマーレ讃岐との逆転は)できないことではないと思います。
前半戦はホームで負け越して、今日も勝ちきれなかったのですが、ホームで堂々としていられるか?サポーターの後押しを本当に感じてサッカーをすることが出来たか?そこも彼らにも問いかけましたが、彼らは『勇気づけられた』と。ちゃんとサポーターのことも見られるようになってきたのかなと思います。先週ちょっと、負けていざこざがあったという話も聞いているので、それについては本当に申し訳ないと思っています。お詫びに勝ち点3をと思ったのですが、勝ちきれませんでした。それが今の現実なので、そこを清々しく受け入れて、また明日からスタートしたいと思っています」

-控え選手にDF登録の選手がいませんでした。また交代も前線の選手が中心でした。
「昨日、深津がぎっくり腰をしてしまいました。朝、大丈夫かなと思っていましたが、まだトイレに行くのもしんどい状況ということで外しました。もう一人、吉弘もいますが、こちらも怪我をしてしまいまして、DFが総崩れになってしまった。いれば、入れたかったのですが・・・。(交代については)攻撃は最大の防御なので、もう前に人数をかけていくしかないなと思いました。先ほども話しましたが、僕らの使命として進めていかなくてはいけないのは、アグレッシブに攻めること。正直、残り20分はアグレッシブに攻められない部分も多かったのですが、その姿勢を見せて行かないといけないし、そこで結果を出していかないといけない。ボールが来る時に何を見ながらサッカーをするかといったら、前を見ながらしていきたいので、そういう交代になりました」

-交代で下がってきた選手に身振り手振りジェスチャーを交えて声をかけられていました。何を話していたのですか?下がってくる選手に行うのは、珍しいことだと感じました。
「アウトになったわけですから、体力的なこと、戦術的なことで問題があったわけですが、まだ今チーム作りの段階なので、戦術面でこっちの要求したこととか、自分がやりたいこととか、それがどれくらい合っているかとか、体力的にどうだった、ということを言いました。感想というか、もうちょっと動けても良かったんじゃない?とか、どこの具合が悪い?とか、身体が重い?とか、戦術的にきつい?とか、そういうのを確認し合っていました。チーム作りを重ねていって、ゲームがコントロールできて、この戦い方が俺たちの戦い方だと言えるように早くなりたいのですが、そこに至るまでは練習試合も公式戦もチーム作りのためなので、そういう話を選手としていました」

-久しぶりに太田選手がスタメンで出場しました。彼らしいロングパスが出たり、攻守の切り替えの起点となったと感じました。彼に期待することを教えて下さい。
「先ほども言いましたように、今、チーム内の順列をちゃんとしているところなのですが、誰がリーダーなのか、誰の背中を見てサッカーをしていくのかという中で、ミーティングの時、若い選手に『尊敬している人は誰?』と聞いたら、太田康介の票が一番多かったんです。そういう選手を出さない手はないだろうと。これまで出ていなかった理由も多少はありますし、実際に、最初どうなることかと思うミスがいくつかありましたよね?彼なりに緊張もしていたんですね。まだ『ミスター・ゼルビア』というには遠いですが、そうなってもらいたいんです。彼の取り組む姿勢、ピッチ内もピッチ外も、太田にはそういうところを期待しています。太田なら心中していいという、それくらいの男です。今回は深津は怪我でしたが、高野だったり、もう少ししたら復帰できますけど、平だったり、若い選手がベテランを差し置いて、徐々に試合に出場していく方がいいのかと思います。そういうことで、彼には出てもらいました」

-左サイドで起用していた相馬をボランチ、前節はボランチだった阿部を左サイドに置きました。その意図を教えて下さい。
「相馬はもともとボランチとして僕も声をかけて連れてきました。SBでもディフェンスはできるのですが、藤田のほうがサイドでボールを動かせる。守りを取るか攻めを取るか、どっちを取るかですよね。僕は攻めを取りました。ゼルビアは攻めを取らなきゃいけないと思っていますので。例えば三鬼を交代させて大竹を下げたのは、あそこから大竹がどんどん攻め上がって欲しかったからです。だから藤田を外で使い、本来彼が目指しているボランチで相馬を使いました。阿部に対しては、ソニー仙台の中盤にいい選手がいるので、もう少し前でプレッシャーをかけるために、やってもらいました」

-前半戦のチームはどういうものだったと受け止めていますか?解任を挟んでどういうチーム作りをしていきますか?
「結果が第一ですよね。半分勝てていないというのは、うちではあってはならないことなのです。半分で区切りがいいということと、内容的にもうちょっとボールを動かして欲しいというのが、ゼルビア(の目指すサッカースタイル)としてありました。もしかしたら秋田くんが監督だったら、最後の失点はなかったかもしれない。だからといって今週、練習を緩くしたわけでもないのですが…。ただやはり、ボールをコントロールする、マイボールにする時間も少なかったかなというのがある。一番大事なところは結果ですよね。その次にどういうサッカーをして、というところが見えなかったので、今回そういう決断をさせてもらいました。
相馬、ポポヴィッチ、アルディレスのいい部分、秋田の熱い部分、いい部分を残して、成長していきたいんです。もちろん、簡単にいいところ取りのサッカーが出来るわけではないんですけどね。軽い言い方かもしれませんが、もうちょっとみんなが喜ぶ、見に来た方にそういう気持ちになって帰ってもらって、なおかつ結果を手に入れる。欲張りだとは思いますが、そういうサッカーをしていくが僕らの使命だと思います。今日そういうのが出て面白かったと思ってくれた人が、何人いるか分からないんですが、続けて行こうと思っています」

-今の肩書は監督代行ですが、新しい監督を呼ぶ予定はあるのでしょうか?
「どうでしょうね?今の状態でうまく行けばそれに越したことはないですが、金銭的な問題もありますし、途中で、中断期間が無い中で呼ぶことによって、まず選手の名前から憶えないといけないという問題があります。強化部として今日の試合を見て、今後のゼルビアにとっていいゲームだったかを客観的に見て、それで数試合をやった中で、楠瀬直木でいいのか、替えた方がいいのかを判断していかないといけません。色々なことがありました、これも歴史の一部です、といって3位に止まっていてはいけないので、そこはシビアに考えないといけません。(自分でやったことを自分で判断する?)もちろん。僕だけじゃないですけどね。社長以下、選手もそうです。例えば僕に選手が付いてこないとか、僕が裸の王様状態になっているようなら、気付かないなんてもっての外なので、みんなにも話を聞いて、取り入れていかないといけないと思っています」

-試合中、サイドで『追い越して行け』というアクションをしていましたが、今日はその部分がどれくらいできましたか?今日の試合の反省ポイントはありますか?
「あれだけ言っていたということは、出来ていなかったということです。チーム作りの一つ手で、ピッチに出して終わりでいいということではありません。選手は相手も見なきゃいけない、ボールも見なきゃいけない。疲れているというところで、声を掛けあえないところもありました。試合中に指導しながら、ということになってしまいまけど、それをできていけば、ボールを収めて追い越せば、(スペースで)持たせれば、もっとチャンスを作れる。まだまだその辺が足りないと思います」

以上