2023 明治安田生命 J2リーグ
03月05日(日) 14:00 KICK OFF 石川県西部緑地公園陸上競技場ゴール | |
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90+8' | 林 誠道 |
スターティングメンバー | ||
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GK | 1 | 白井 裕人 |
DF | 16 | 毛利 駿也 |
DF | 4 | 井上 竜太 |
DF | 35 | 孫 大河 |
DF | 27 | レオ バイーア |
MF | 17 | 梶浦 勇輝 |
MF | 8 | 藤村 慶太 |
MF | 7 | 加藤 潤也 |
FW | 15 | 奥田 晃也 |
FW | 9 | 林 誠道 |
FW | 95 | ジェフェルソン バイアーノ |
ベンチスタート | ||
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GK | 21 | 中野 小次郎 |
DF | 25 | 小島 雅也 |
DF | 39 | 庄司 朋乃也 |
MF | 10 | 嶋田 慎太郎 |
MF | 14 | 石原 崇兆 |
MF | 18 | 小野原 和哉 |
FW | 11 | 杉浦 恭平 |
チーム監督 | 柳下 正明 |
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選手交代 | |
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62' | 奥田 晃也 → 石原 崇兆 |
73' | 加藤 潤也 → 嶋田 慎太郎 |
85' | ジェフェルソン バイアーノ → 杉浦 恭平 |
85' | レオ バイーア → 小島 雅也 |
85' | 毛利 駿也 → 小野原 和哉 |
警告 | |
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45' | 梶浦 勇輝 |
退場 |
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データ | |
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FK | 14 |
CK | 3 |
PK | 0 |
シュート | 8 |
警告/退場 | 1 / 0 |
ゴール | |
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11' | 平河 悠 |
90+1' | 荒木 駿太 |
スターティングメンバー | ||
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GK | 23 | ポープ ウィリアム |
DF | 2 | 奥山 政幸 |
DF | 26 | カルロス グティエレス |
DF | 4 | 池田 樹雷人 |
DF | 22 | 翁長 聖 |
MF | 8 | 髙江 麗央 |
MF | 10 | 髙橋 大悟 |
MF | 18 | 下田 北斗 |
FW | 27 | 平河 悠 |
FW | 15 | ミッチェル デューク |
FW | 11 | エリキ |
ベンチスタート | ||
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GK | 1 | ストイシッチ |
DF | 6 | 太田 宏介 |
DF | 5 | 深津 康太 |
MF | 19 | 稲葉 修土 |
MF | 32 | 黒川 淳史 |
FW | 9 | 沼田 駿也 |
FW | 7 | 荒木 駿太 |
チーム監督 | 黒田 剛 |
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選手交代 | |
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74' | 髙江 麗央 → 稲葉 修土 |
74' | 髙橋 大悟 → 沼田 駿也 |
74' | エリキ → 荒木 駿太 |
88' | ミッチェル デューク → 深津 康太 |
90+3' | 平河 悠 → 黒川 淳史 |
警告 | |
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46' | 奥山 政幸 |
退場 |
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データ | |
---|---|
FK | 13 |
CK | 4 |
PK | 0 |
シュート | 9 |
警告/退場 | 1 / 0 |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
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6,218 | 晴 / 11.3°C / 20% | 全面良芝 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
上村 篤史 | 馬場 規、緒方 孝浩 | 矢野 浩平 |
試合経過 | |
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前半0分 | 町田ボールでキックオフ、試合開始 |
前半0分 | 両者の過去対戦成績は7勝7分け3敗と町田の勝ち越し |
前半0分 | 金沢は白井が、町田は奥山政が、それぞれキャプテンマークを巻く |
前半1分 | この時間は両チームともにロングボールを多用しており、ボールが落ち着かない展開となっている |
前半8分 | 町田 高江が相手陣中央の右でボールを持つと、フリーの状況となり、右足でペナルティエリア中央へ浮き球のパスを送る。Mデュークが反応して倒れ込みながらも頭で合わせるが、シュートは惜しくも枠の左にそれてしまう |
前半10分 | 町田 エリキがスパイクをはき直すために座り込むが、立ち上がり、プレーに復帰している |
前半11分 | 町田 ゴール!!!下田がエリキとのワンツーでペナルティエリア内に進入。下田はペナルティエリア左からやや後ろへボールを持ち運ぶと、ペナルティエリア手前の左からペナルティエリア左へスルーパスを送る。受けた平河は右足で切り返し、右足でゴール右へボールを流し込む |
前半13分 | 町田 先制したこともあり、先ほどより積極的にボールをつないでいる |
前半14分 | 町田 左サイドの相手陣中央でエリキがJバイアーノに倒され、FKを獲得する |
前半15分 | 町田 キッカーの下田は左足でファーサイドへクロスを送る。相手DFとの競り合いに勝った池田が頭で合わせるが、シュートは枠の右にそれてしまう |
前半16分 | この時間、ピッチではやや強い風が吹いている |
前半20分 | 町田 Mデュークが足を気にする様子を見せるが、プレーに復帰している |
前半21分 | 町田 高橋大は右足の足首を押さえ、ピッチに倒れ込んでいる |
前半21分 | 町田 ピッチにはスタッフが入り、高橋大は治療を受けている |
前半22分 | 町田 高橋大は足を気にする様子を見せながらも立ち上がり、自分の足で一度ピッチの外に出る |
前半22分 | 町田 高橋大はピッチに戻り、プレーに復帰している |
前半23分 | 町田 右サイドを中心にパスをつなぐと、高江が右サイドの相手陣中央からペナルティエリア右へスルーパスを送る。奥山政が反応して走り込むが、追い付けず、ボールは直接ゴールラインを割ってしまう |
前半25分 | 町田 この時間は下田が低い位置まで下り、ビルドアップをサポートする場面が見られている |
前半26分 | 町田 左サイドの相手陣深くで平河が毛利に倒され、FKを獲得する |
前半27分 | 町田 ボールサイドには翁長が立っている |
前半27分 | 町田 キッカーの翁長は右足でファーサイドへクロスを送る。Cグティエレスが反応して飛び込むが、その前で白井にキャッチされてしまい、シュートまでは持ち込めない |
前半29分 | 町田 縦に速い攻撃を仕掛ける。Mデュークが左に展開すると、受けたエリキは左サイドの相手陣深くからゴール前へクロスを送る。これは決定機とはならないが、こぼれ球に反応した高橋大がペナルティエリア右から右足でシュートを放つ。しかし、対じするレオバイーアのブロックに遭い、ゴールとはならない |
前半30分 | この時間は両チームともに縦に速い攻撃からチャンスを作る場面が多く、ボールが両ゴール前を行き来する展開が続いている |
前半32分 | 町田 ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、カウンターを仕掛ける。平河が縦にボールを送ると、受けたエリキは縦に持ち運び、左からペナルティエリア手前の中央へパスを出す。受けたMデュークはボールを前進させるが、相手DFの対応に遭い、最後は飛び出してきた白井にボールを処理されてしまう |
前半35分 | 町田 この時間はエリキを中心とし、前線から積極的にプレスを仕掛けている |
前半39分 | 町田 池田が左足でハーフウェーライン付近からペナルティエリア内へロングボールを送る。Mデュークが反応して相手DFと競り合うが、ボールは収められず、チャンスとはならない |
前半43分 | 町田 左サイドの高い位置でスローインを獲得すると、翁長はゴール前へスローインを送り込む。相手DFにクリアされるが、こぼれ球の流れから平河が左サイドの相手陣深でクロスを上げる。これも相手DFに頭でクリアされるが、こぼれ球の流れからCグティエレスがヘディングシュートを放つ。しかし、枠をとらえられない |
前半45分 | 金沢 梶浦にイエローカード |
前半45分 | 町田 左サイドの相手陣中央でFKを獲得すると、キッカーの下田は左足でゴール前へクロスを送る。しかし、決定機とはならない |
前半46分 | アディショナルタイムは2分の表示 |
前半48分 | 前半終了。0-1と、町田のリードで試合を折り返す |
後半0分 | 金沢ボールでキックオフ、後半開始 |
後半0分 | 両チームともにハーフタイムでの選手交代はない |
後半1分 | 町田 奥山政にイエローカード |
後半4分 | 町田 平河が足を気にする様子を見せるが、無事にプレーを続行している |
後半6分 | 町田 味方がペナルティエリア左角付近へ縦パスを送ると、エリキが足でそらし、Mデュークが受ける。Mデュークはそのまま左サイドの相手陣深くからゴール前へクロスを送るが、ボールは精度を欠き、ファーサイドへ流れてしまう |
後半8分 | 町田 縦に速い攻撃を仕掛ける。味方が左サイドへロングボールを送ると、平河が反応して走り込む。平河はそのまま左サイドの相手陣深くからゴール前へ左足でクロスを送ると、Mデュークが飛び込む。しかし、合わせられず、ボールはファーサイドへ流れてしまう |
後半9分 | 町田 高江がJバイアーノに倒され、相手陣中央の右でFKを獲得する |
後半10分 | 町田 キッカーの下田は左足でゴール前へ浮き球のパスを送る。しかし、相手DFに頭でクリアされてしまう |
後半12分 | 町田 高橋大のクロスから左CKを獲得する |
後半13分 | 町田 キッカーはニアサイドへ低い軌道のクロスを送る。しかし、決定機とはならない |
後半15分 | 町田 この時間は高江がディフェンスラインの位置まで下り、ビルドアップに参加している |
後半17分 | 金沢 15奥田OUT→14石原IN |
後半17分 | 町田 平河の仕掛けから左CKを獲得する |
後半18分 | 町田 キッカーの高江は右足でゴール前へクロスを送ると、白井のパンチングに遭う。ボールはそのままゴールラインを割り、右CKを獲得する |
後半19分 | 町田 キッカーの下田は左足でゴール前へ低い軌道のクロスを送る。しかし、決定機とはならない |
後半19分 | 町田 平河の仕掛けから左CKを獲得する |
後半20分 | 町田 キッカーの高江は右足でゴール前へクロスを送る。しかし、ボールは精度を欠き、直接ゴールラインを割ってしまう |
後半25分 | この時間は両チームともに前線から積極的なプレスを仕掛けているため、両チームともロングボールを使ってプレスを回避するシーンが目立っている |
後半28分 | 町田 ポープが左足を気にする様子を見せ、スタッフの治療を受けている |
後半28分 | 金沢 7加藤OUT→10嶋田IN |
後半29分 | 町田 10高橋大OUT→9沼田IN |
後半29分 | 町田 11エリキOUT→7荒木IN |
後半29分 | 町田 8高江OUT→19稲葉IN |
後半30分 | 町田 ポープはすでにプレーに復帰している |
後半32分 | 町田 右サイドの相手陣浅い位置でFKを獲得すると、キッカーのCグティエレスは右足でペナルティエリア左角付近へロングボールを送る。しかし、決定機とはならない |
後半34分 | 町田 この時間は下田を中心に相手を押し込んでパスをつなぐシーンが多くなっている。それでも、相手の組織的な守備対応に遭い、思うようにチャンスを作れていない |
後半36分 | 町田 この時間もMデュークを中心とし、前線から積極的にプレスを仕掛けている |
後半38分 | 町田 縦に速い攻撃を仕掛ける。最後は荒木が抜け出すと、ペナルティエリア内で白井と1対1になる。荒木はそのままゴール左を狙ったシュートを放つが、白井の好セーブに遭い、ゴールとはならない |
後半40分 | 金沢 27レオバイーアOUT→25小島IN |
後半40分 | 金沢 16毛利OUT→18小野原IN |
後半40分 | 金沢 95JバイアーノOUT→11杉浦IN |
後半43分 | 町田 15MデュークOUT→5深津IN |
後半45分 | 町田 この時間は左サイドの相手陣深くで沼田と翁長を中心にボールをキープし、時計の針を進めるプレーを選択している |
後半46分 | アディショナルタイムは6分の表示 |
後半46分 | 町田 ゴール!!!稲葉が自陣でボールを奪うと、縦パスを送る。受けた荒木は縦パスを出すと、沼田が受けて右斜め前方へボールを運ぶ。沼田は右サイドの相手陣深くからペナルティエリア右へパスを出し、荒木が受ける。荒木はやや左へボールを持ち運び、左足でシュートを放つ。これがゴール左に決まり、追加点を奪う |
後半48分 | 町田 翁長が相手DFとの接触でピッチに倒れ込むが、立ち上がり、プレーに復帰している |
後半48分 | 町田 27平河OUT→32黒川IN |
後半50分 | アディショナルタイムの表示が6分から8分に変更されている |
後半52分 | 町田 この時間はボールを奪ってもすぐに相手陣へロングボールを送り込んでおり、リスクの取らないプレーを選択している |
後半52分 | 町田 味方が前線へロングボールを送ると、沼田が受ける。沼田はそのまま右からシュートを放つが、クロスバーを大きく越えてしまう |
後半53分 | 金沢 林が得点 |
後半55分 | 試合終了。1-2で町田が勝利 |
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○試合後の記者会見:黒田剛監督
–まずは試合の総括をお願いいたします。
「私にとっても初めてのアウェイゲームであるため、プレッシャーや重圧、またはファン、サポーターの皆様の想いがあることを想定しながら、選手たちにはそういった要素に動揺することなく、平常心で自分たちのサッカーを貫き通そうと、彼らを送り出しました。立ち上がりから幾度となくチャンスもありましたし、その中で良い時間帯に点を取れたことは大きかったです。我々は守備力を重視し、失点をゼロに抑えることをベースとしてチーム作りをしてきたので、無失点で進められた中で先に1点を取れることが大きいです。後半に関しては、0-0のプランを大きく崩さず、守備面をしっかりとしながら攻撃に入っていくことを徹底しましたし、2点目を取り急ぐことなく、1-0のまま進めながら、チャンスが来た勝負どころで2点目を奪いに行こうというプランでした。それが我々の勝つための方程式だと思っています。ただ2点目を取れたことはとても良かったですが、後半のアディショナルタイムが6分+2分となりましたし、GK(ポープ ウィリアム)が痛んでいたこともあったので、フィールドの選手を投入して、フレッシュな状態でプレスを掛け始めました。ただプレーを切れば良かった場面でも、繋いでボールを拾われて、クロスを2本入れられて、またセカンドボールから失点を喫する形でした。2-0で勝ちきること、またシュートを打たせない、クロスを上げさせない守備ということに関して言うと、最後に油断や甘さが出たのかなと。ここまでは3戦無敗で来ているので、課題を抽出し、ポジティブに捉えながら、次の1週間をしっかりと取り組んでいきたいですし、この1失点が2、3とならないように、しっかりと締めていければなと思います。私にとって初のアウェイゲームでファン、サポーターの皆様に良い結果を持って帰ってもらうことができましたし、結果は勝ったことで良しとしたいと思います」
–深津康太選手を入れたタイミングで5バック気味の布陣になりました。その意図は?
「前線の選手の体力の消耗もあったので、フレッシュな選手を入れて、あらためて前から激しいプレスを掛ける状況を作り出したかったことが1つ目の狙いです。もう1つは相手がサイドバックの裏を狙っていたので、役割分担を明確化しました。またクロスが多くなってくると思ったので、リスタートも含めて、しっかりとはね返す状況を作るために、深津というベテラン選手を起用しながら、2-0で勝ちきろうとしました。そういった態勢を取りましたが、やったことで後手に回ったわけではなく、隙を突かれた格好になりましたが、1つの逃げ切りプランとして試した部分はあります。次回も似たような状況が訪れれば、やれるなという手ごたえはある程度つかめたシフトでした。後ろに重きを置くわけではなく、サイドの選手がどんどん前に出て行ける状況を作り出したかったのですが、それまでの布陣と大差はなかったと思います。もちろん選手自身の反省はあると思いますが、良い経験にはなったと思います」
–前節と先発メンバーは代わりませんでしたが、左右のサイドハーフを右に髙橋大悟選手、左に平河悠選手を配置する形にしていました。その意図は?
「どちらかと言うと、マンツーマン気味で人に依存する形の守備組織を作る金沢さんに対して、カットインできる状況を作り出していくことと、サイドバックがクロスオーバーする状況を作りたいという狙いがありました。その方がすんなりいくだろうなという読みもありました。また右の平河がこの2試合で研究されていましたし、サイドバックに対しても、きちっと人をつけて来る状況だったので、あまり良くなかったら戻すことも想定していました。また逆にすることで相手の動揺を誘えることと、サイドバックのクロスオーバーもより活きるのではないかという工夫をして、相手にとって嫌な状況を作ることを意図していました」
–特に先制点は練習してきた3人目の動きでゴールに結びつけましたし、途中出場の3選手が絡む形で追加点を奪いました。最後の失点はもったいなかったですが、そうしたポジティブな点が多い試合をどう評価されますか。
「相手は人にタイトに来るセンターバックとサイドバックだったので、(ミッチェル)デュークが競り合った後のボールや、両センターバック間のギャップを2列目からどんどん狙っていこうという意図がありました。プランを持って臨んだので、ゴールシーンは選手たちが意図した形で決めてくれましたから、功を奏したのかなと思います。沼田駿也や荒木駿太、稲葉修土らが入ることで前線が活性化しますし、相手はどんどん前から行きたい状況にもかかわらず、後ろからプレスが掛かることは嫌な時間帯に、嫌な選手、嫌なスピードが入ってくる形だと思います。そういったものを見せられることで相手にとって、とてもやりにくい状況を作れています。これが1つの町田の形になるのかなと彼らを起用しました。彼らも期待に応えてくれましたし、良い形で結果に繋がったのかなと思います」
–失点直後に首を横に振る場面がありました。その時の心境は?
「無失点で終えられなかったことは屈辱的ではあります。ボールを切れる場面で切らずにそのまま試合を進めてしまったことも影響していますし、GKが痛んでいたので、選手交代はGKでも良かったかなと、そういう個人の反省点はあります。これは結果論ではありますが、最後の失点は自分の勉強にもなりましたし、今後に活かしていきたいです」
–今日の試合はプレスがハマっていた印象です。狙いを教えて下さい。
「キャンプではJ1のチームと多く対戦して、かなりプレスが有効に機能した感触があったので、このやり方はJ2でも通用すると、選手たちもある程度の感触を得ていると思います。疲労が見えれば、交代すれば良い話ですし、それだけの選手層を確保できたので、年間を通して、高いクオリティーを維持できればと思います。エリキやデュークといった攻撃のタレントもいますから、高い位置でボールを奪えれば、効果的な攻撃ができると思っています。髙橋大悟や平河といったスピードや技術のある選手がそこにより絡むことが相手にとって難しい状況になるのかなとチーム作りをしてきました。今は暑くないので、夏場になるとどうなるか。それは懸念材料ではありますが、夏場に関しては、今後の課題としていきたいです。現状は功を奏していると思います」
–深津選手を途中投入した際にはどんな声を掛けたのでしょうか。
「年齢的にも一番上ですし、誰よりも経験をしている選手です。ここまでの取り組みに関しても、チームにポジティブな声掛けをしていましたし、年齢を感じさせない身体能力やクオリティーを練習で発揮していました。彼が入る意味は、ゴール前のはね返しや、対人守備の粘り強さを発揮し、彼の経験をチームに浸透させながら、最終ラインを締めてほしいと起用しました。そうしたベテラン選手と若手選手が融合することは、チームにとってプラスになることです。「最後はすみません」と深津は言っていましたが、失点をしないために起用した選手が失点を導いてしまった部分があったので、逆により一層これからのチーム作りが引き締まりますし、良い失点だったのかなと思います」
以上
○ツエーゲン金沢:柳下正明監督 会見要旨
「90分を通して、自分たちでボールを動かしてチャンスを作れるようになっているので、これを続けていきたいと思います。この3試合の中で、できる選手とできない選手を見ることができましたし、できる選手が集まると良いプレーが出ているので、それをコーチングスタッフで見極めてやっていくことが大事になるかなと思っています。失点に関しては安過ぎますし、1人ひとりが粘り強くやれるようにしていこうと思います。3連敗ですが、少しずつ良くなっています。またコンビネーションの形も良くなっているので、悲観はしていません。準備する日数がきっちり取れるので、またしっかりとしたトレーニングを積んで、次の試合に向けての準備を進めていきます」
以上
▽選手コメント
○カルロス グティエレス選手
–町田初先発の試合でチームが勝ちました。試合を終えて、どんな心境でしょうか。
「今日は全員が戦った結果、勝てた試合だったと思います。無失点で試合を進めることが重要でしたし、こうしてチームの勝利に繋がったことで、上位にもいられる状況なので、今後も続けていきたいです」
–カバーリングやフィード面など、ご自身の特長は発揮できていたと思います。個人のプレーの手ごたえはいかがでしょうか。
「町田での最初の試合でしたが、チームメートとトレーニングを積んできたので、大きな問題にはならなかったです。個人として、築き上げてきたものはありますし、良いことはどんどん続けていきたいです。今日に関しては、自分でも良いプレーができたと思っています」
–ご自身の価値を証明できた試合だったと。
「練習と公式戦はまた別物ですが、自分が入ってもできることを証明できたと思います。また周りと綿密にコミュニケーションを取りながら、自分のプレーは出せたと胸を張って言えます」
○荒木駿太選手
–ゴール前にもう1つ惜しい決定機がありました。
「相手DFの前に入った後に、左足にボールを置けていたら、どちらの角度でもシュートまで持っていけたなという悔いが残っています。右足でGKに向かっていく形のシュートになってしまったので、それはさすがに止められてしまうなと思います」
–追加点のゴールシーンを振り返って下さい。
「決められなかった場面と似たような形でしたが、前のチャンスを逃してしまったシーンの反省を活かして、冷静に左足で決めることができました。チームの勝利に繋がるゴールになったことがうれしいです」
以上