2023 明治安田生命 J2リーグ
02月19日(日) 14:00 KICK OFF 町田GIONスタジアムゴール |
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スターティングメンバー | ||
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GK | 23 | ポープ ウィリアム |
DF | 2 | 奥山 政幸 |
DF | 14 | チャン ミンギュ |
DF | 4 | 池田 樹雷人 |
MF | 27 | 平河 悠 |
MF | 10 | 髙橋 大悟 |
MF | 18 | 下田 北斗 |
MF | 8 | 髙江 麗央 |
MF | 22 | 翁長 聖 |
FW | 11 | エリキ |
FW | 15 | ミッチェル デューク |
ベンチスタート | ||
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GK | 50 | バーンズ アントン |
DF | 26 | カルロス グティエレス |
DF | 6 | 太田 宏介 |
MF | 19 | 稲葉 修土 |
MF | 9 | 沼田 駿也 |
FW | 7 | 荒木 駿太 |
FW | 31 | 髙澤 優也 |
チーム監督 | 黒田 剛 |
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選手交代 | |
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78' | エリキ → 沼田 駿也 |
78' | 髙江 麗央 → 稲葉 修土 |
83' | 髙橋 大悟 → 荒木 駿太 |
90+2' | 下田 北斗 → 髙澤 優也 |
警告 |
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退場 |
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データ | |
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FK | 10 |
CK | 3 |
PK | 0 |
シュート | 12 |
警告/退場 | 0 / 0 |
ゴール |
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スターティングメンバー | ||
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GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
DF | 15 | 菅田 真啓 |
DF | 20 | キム テヒョン |
MF | 25 | 真瀬 拓海 |
MF | 6 | エヴェルトン |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
MF | 18 | 氣田 亮真 |
MF | 7 | 中島 元彦 |
FW | 88 | ホ ヨンジュン |
FW | 9 | 中山 仁斗 |
ベンチスタート | ||
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GK | 1 | 小畑 裕馬 |
DF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
MF | 32 | 鎌田 大夢 |
MF | 35 | フォギーニョ |
MF | 50 | 遠藤 康 |
FW | 13 | 山田 寛人 |
チーム監督 | 伊藤 彰 |
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選手交代 | |
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67' | ホ ヨンジュン → 遠藤 康 |
67' | 中山 仁斗 → 山田 寛人 |
80' | 相良 竜之介 → 蜂須賀 孝治 |
80' | 氣田 亮真 → 鎌田 大夢 |
87' | 中島 元彦 → オナイウ 情滋 |
警告 | |
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70' | 小出 悠太 |
退場 |
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データ | |
---|---|
FK | 13 |
CK | 5 |
PK | 0 |
シュート | 10 |
警告/退場 | 1 / 0 |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
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8,055 | 晴 / 18.7°C / 39% | 全面良芝 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
窪田 陽輔 | 田尻 智計、西水流 優一 | 鶴岡 泰樹 |
試合経過 | |
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前半0分 | 町田ボールでキックオフ、試合開始 |
前半0分 | 両者の過去対戦成績は1勝0分け1敗と互角 |
前半0分 | 町田は奥山政、仙台は小出がキャプテンマークを巻く |
前半2分 | 町田 立ち上がりからエリキが猛然とプレスを仕掛ける |
前半2分 | 町田 エリキがボールをキープし、左に展開。下田が受け、相手陣中央の左からペナルティエリア右に左足で浮き球を供給。Mデュークが反応するも、精度を欠いてボールはそのままゴールラインを割ってしまう |
前半4分 | 町田 Mデュークが中盤から右に展開。奥山政が駆け上がって受け、持ち上がって相手陣中央の右から中央の斜めのパスを供給。しかし、味方にはつながらない |
前半4分 | 町田 ここまではボールを保持する時間が続いている |
前半5分 | 町田 翁長が一気に右サイドに浮き球を供給。平河がタッチライン際で受け、右サイドの相手陣中央から右サイドの相手陣深くにスルーパスを送る。反応して抜け出した奥山政が右足でクロスを上げるが、近くの相手に当たってしまう |
前半13分 | 町田 相手の後方でのビルドアップに対し、積極的にプレスを仕掛ける |
前半13分 | 町田 Mデュークがペナルティエリア手前の左にワンタッチパスを供給。高橋大が走り込み、ファーストタッチでペナルティエリア左に進入するも、菅田の対応に遭う。こぼれ球にエリキが反応するも、最後はエリキのファウルを取られる |
前半19分 | 町田 右サイドの相手陣中央に流れた高江が早いタイミングで右足でクロスを送る。しかし、Mデュークにはつながらず、直接GKにキャッチされてしまう |
前半21分 | きっ抗した展開が続く |
前半23分 | 町田 ハーフウェーライン付近で相手のパスをカットし、カウンター攻撃を展開。Mデュークがスルーパスを供給すると、エリキが反応して抜け出す。エリキはペナルティエリア左からマイナス方向へ折り返すも、走り込んできた平河には合わず、先に相手に処理されてしまう |
前半24分 | 町田 平河が右サイドの相手陣深くで相良からボールを奪い、左足でグラウンダーのクロスを供給。しかし、味方にはつながらない |
前半28分 | 町田 平河が快足を生かして右サイドの相手陣深くに抜け出す。平河は右足でペナルティエリア内にクロスを供給するも、味方にはつながらず |
前半29分 | 町田 エリキが菅田とのイーブンなボールに競り勝ち、ディフェンスラインの背後に抜け出す。そのままペナルティエリア左に進入して左足を振り抜くも、クロスバーをたたいてしまう。それでも、こぼれ球を回収した平河が冷静に右からゴール前に折り返すと、待ち構えていた高橋大が右足を合わせる。しかし、枠の右に外れる |
前半31分 | 町田 スピードに特徴を持つエリキ、平河の両サイドが相手の脅威となっている |
前半36分 | 町田 高橋大がパスの出しどころを探りながらボールを運ぶ。最後はペナルティエリア手前の右から左足を振り抜くも、相手にブロックされてしまう |
前半38分 | 町田 ディフェンスラインからパスをつなぐ |
前半39分 | 町田 Mデュークが左サイドの相手陣深くから左足でクロスを送ると、GKがキャッチしきれず、ボールがこぼれる。エリキがいち早く反応して回収し、ペナルティエリア中央から左足でシュートを放つも、相手にブロックされてしまう |
前半41分 | 町田 前線の選手も攻撃だけではなく、プレスバックを惜しまない。献身的な守備を見せる場面が散見される |
前半42分 | 町田 縦に速い攻撃を展開。最後はMデュークがペナルティエリア右から意表を突いて右足でループ気味のシュートを放つ。しかし、わずかに枠の上に外れてしまう |
前半44分 | 町田 奥山政が右サイドの相手陣深くにパスを供給。受けた平河はペナルティエリア手前の右にボールを送ると、反応した高江がシュート性の速いボールをゴール前に供給。これは相手にはじかれるが、こぼれ球にいち早く反応した翁長がペナルティエリア左から右足でシュートを放つ。しかし、相手にブロックされてしまう |
前半46分 | アディショナルタイムは1分の表示 |
前半46分 | 町田 左サイドの相手陣深くから翁長がロングスローを投げ込む。しかし、味方にはつながらず、ニアサイドで直接GKにキャッチされてしまう |
前半47分 | 前半終了。スコアレスで試合を折り返す |
後半0分 | 仙台ボールでキックオフ、後半開始 |
後半0分 | 両チームともハーフタイムでの選手交代はなし |
後半6分 | 町田 GKも加わって後方からビルドアップを行う |
後半9分 | 町田 高江が中盤から右サイドの相手陣中央に展開する。平河がフリーで受けて仕掛け、スピードを生かして縦への突破を選択。右サイドの相手陣深くからゴール前にクロスを供給するも、相手に処理されてしまう |
後半10分 | 町田 翁長が左から中央へパスの出しどころを探りながらボールを運び、相手陣中央の左から思い切りよく右足を振り抜く。しかし、枠の左に外れてしまう |
後半15分 | 町田 ボール保持が続く |
後半18分 | 町田 平河が右サイドの相手陣深くから右足でクロスを送るも、対じした相良に当たってしまう。右CKを獲得 |
後半19分 | 町田 キッカーの下田は左足でインスイングのクロスをファーサイドに供給する。フリーの池田が反応し、ゴール前に折り返すも、高く上がったボールはGKにキャッチされてしまう |
後半22分 | 仙台 88ホヨンジュンOUT→50遠藤IN |
後半22分 | 仙台 9中山OUT→13山田IN |
後半25分 | 町田 平河がスピードを生かして縦へ持ち出すと、ペナルティエリア手前の右で小出に倒され、FKを獲得 |
後半25分 | 仙台 小出にイエローカード |
後半27分 | 町田 平河はピッチに倒れ込んでいたが、すでに立ち上がっている |
後半28分 | 町田 ボールの近くには複数の選手が立っている |
後半29分 | 町田 最終的には下田と高橋大、高江が残っている |
後半29分 | 町田 キッカーは下田。左足で枠の左を狙ったシュートを放つも、枠からそれてしまう |
後半33分 | 町田 11エリキOUT→9沼田IN |
後半33分 | 町田 8高江OUT→19稲葉IN |
後半35分 | 仙台 14相良OUT→4蜂須賀IN |
後半36分 | 町田 高橋大がペナルティエリア手前の左からゴール前にふわりとした浮き球を左足で供給。しかし、味方にはつながらず、GKにキャッチされてしまう |
後半36分 | 町田 Mデュークがペナルティエリア左からペナルティエリア中央にワンタッチで落とすと、フリーの高橋大が受けて右足でシュートを放つ。これは相手のブロックに遭うも、こぼれ球を平河が回収。平河は菅田を冷静にキックフェイントでかわして右足でシュートを放つも、クロスバーの上へと外れてしまう。決定機を逃す |
後半38分 | 町田 10高橋大OUT→7荒木IN |
後半39分 | 町田 味方が左サイドの相手陣中央から左サイドの相手陣深くにパスを送る。沼田が反応し、ワンタッチで縦への突破を選択するも、対じした相手の対応に遭い、攻撃を展開できず |
後半41分 | 町田 平河が切れ込み、右サイドの相手陣中央からペナルティエリア左に直線的なクロスを左足で供給。沼田が走り込むが、わずかに合わず、ボールはそのままゴールラインを割ってしまう |
後半42分 | 町田 奥山政が右サイドの相手陣中央から右足でクロスを送るも、相手にクリアされてしまう。それでも、平河が素早く切り替えてエヴェルトンからボールを奪取。こぼれ球を回収したMデュークがペナルティエリア中央でボールをキープし、右にパスを送ると、平河が右足でシュートを放つ。しかし、わずかに枠の左に外れる |
後半42分 | 仙台 7中島OUT→27オナイウIN |
後半44分 | 町田 右サイドの相手陣深くから翁長がロングスローを投げ込み、Mデュークが競り合うも、GKにパンチングされてしまう。それでも、Mデュークがこぼれ球を回収して右サイドの相手陣深くにパスを送る。翁長がファーサイドにクロスを供給し、池田が高い打点からヘディングシュートを放つも、枠の上に外れてしまう |
後半46分 | アディショナルタイムは4分の表示 |
後半47分 | 町田 18下田OUT→31高澤IN |
後半48分 | 町田 押し込む時間が続く |
後半48分 | 町田 左サイドの相手陣深くから翁長がロングスローを投げ込むと、最後は相手に当たってゴールラインを割り、右CKを獲得 |
後半49分 | 町田 キッカーの翁長は右足でアウトスイングのクロスを供給するも、相手にクリアされてしまう。こぼれ球に反応した奥山政がペナルティエリア手前の中央から右足を振り抜くも、大きく枠を外れる |
後半51分 | 試合終了。0-0で引き分けに終わった |
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○試合後の記者会見:黒田 剛監督
–まずは試合の総括をお願いいたします。
「キャンプから落とし込んできた守備の部分を発揮して、カウンター、あるいはクロスからチャンスを作ることをどれぐらい出せるか。そういったことを選手たちに促すようにしていました。サイドからはチャンスを作れましたし、決定機が4、5本あった中でそれが枠を捉えられなかったり、相手に当たることがありました。決め切るという課題に関しては、また次の1週間で取り組まないといけないということが見えてきました。ただ全般的に仙台さんのクロス攻撃や背後を突く形はほぼ阻止できていたかなと。相手に決定打を作られていないことは守備の面を強化してきた成果だと思います。流れの中で失点をせずに、勝ち点1を取れたことをポジティブに捉えて、次の群馬戦に臨みたいです」
–プロデビュー戦を迎える上での心境はいかがでしたか。
「自分自身初めてのことだったので、どんなものなんだろうと思っていました。高校サッカーをずっとやってきたので、埼スタや国立の雰囲気とはどう違うのかなと、比較してみようと思っていましたが、やはり選手権とは相当違うなと。選手権も4万、5万人入ることもありますが、サポーターの熱量があることが最大の違いです。サポーターの皆様の想いがひしひしと伝わってきたので、これがプロの世界なんだと、改めて感じました。ただ特にそういう舞台が慣れていないわけではないので、自然体で今日を迎えられました」
–青森山田で披露していたロングスローの場面が何度かありましたが、それは町田に新たに植えつけたことなのでしょうか。
「武器の1つではありますし、そんなに回数は多くなかったですが、プロは身長の高い選手もいるので、なかなかうまくはいきませんでした。それを含めて、もう少し工夫をする必要があるかなと。ゴールを取るために1つの武器として活用することは、サッカーにとって重要なことなので、何回かトレーニングをして、試合に入りました」
–ロングスローに関して、翁長聖選手がロングスローを投げていたのは、適性を踏まえてのことでしょうか。
「私が町田に来る前から、彼はロングスローを投げられると聞いてはいました。今まで投げてきたことを、うまく活用しただけです」
–チャンスの場面でミッチェル デューク選手にパスを当てて、そこから周りの選手が絡む形でチャンスを作れていました。狙いを聞かせて下さい。
「右の平河悠、左のエリキと彼らはスピードが速いです。ただもう少しシンプルに相手の背後に落としても良いのかなと思います。そう感じましたが、相手もうまく左右のサイドをスピードに乗せないように、守備でブロックしていたので、タイミングを合わせることは難しかったです。もっとシンプルに使えるとも思ったので、反省材料として改善していきたいです」
–チャンスを決めることはできなかったですが、今日の平河悠選手の評価は?
「J1のチーム相手にもやれていたので、やはりいけるなと思いました。1つのポイントとして、平河を有効活用することは考えていました。何度か抜け出す形がありましたし、今後も抜け出せる場面があった先で、ゴール前に入ってくる選手がデューク1人ではなかなかゴールには繋がりません。また反対サイドの選手が入ってくるような形を作れれば、ゴールの可能性は高まっていくと思います。トレーニングの中でもっと浸透させていきたいです」
–青森山田ではシュートを打たせない指導を徹底されていましたが、今日は結構シュートを打たれる場面がありました。この試合の点数はいかがでしょうか。
「引き分けなので、50点としておきましょう。相手のシュートと言っても、ミドルシュートが多かったです。ただゴールの枠をきっちりと捉えてくると怖さはありますが、20メートル、30メートルからの距離でも体を張って、ボールに寄せてシュートを打たせないことは1つの課題として残りました。ただボックスの中でシュートを打たれることがほとんどなかったので、良い形でのラインの押し上げとシュートブロックができたのではないかなと思います。無失点で終えられたことは1つのゲームプランでもあるので、評価してあげたいです」
–高校サッカーの試合ではジャージの印象が強いですが、今日はジャケットを着たコーディネートになっています。コーディネートの狙いはありますか。
「高校の時とは変えようかなと思ったぐらいであまり深い意味はありません。きちっとスーツで指揮を執ることは避けたのですが、逆に中途半端な形になったかもしれません」
–他のコーチ陣との連携の手ごたえはいかがでしょうか。
「金明輝ヘッドコーチや山中真コーチは、Jリーグでも経験を積んできたコーチ陣ですから、一歩下がった形で見ることにより、守備ブロックの形成の状況などを把握しながら、ポイントを見てくれました。私はどちらかと言うと、個人にアプローチをしながら、指揮を執ったのですが、それぞれがそれぞれの役割を果たすことで、全てのコーチ陣が良いリレーションシップの下、仕事をできるのかなと思います」
–個人へのアプローチという意味では、エリキ選手やデューク選手に指示を出される場面がありました。試合中の指示や戦術変更は高校年代とは違ったものになると思いますが、どんなことを意識されていますか。
「特に外国籍選手なので、どこまで通じているのか分かりませんが、通訳を通じてよりも、前に出て、片言の英語で話せば良いかなと出ていきました。デュークとエリキの距離が開いていたこと、またはデュークが競った後の背後をエリキが狙っていないシーンも結構見受けられたので、そのあたりのコンビネーションが成功する確率を上げてほしいと指示を出しました。デュークがエリキと英語でコミュニケーションを取れるということなので、通訳が1人しかベンチに入れないため、デュークを使ってエリキに話す機会もありました。理解はしていたようなので、それほど問題はなかったのかなと思います」
–外国籍選手とのコミュニケーションはプロの監督もご苦労されることですが、距離感の取り方など、向き合う上でどんなことを意識されていますか。
「トレーニングでやってきていることですし、キャンプを通じてコンセプトは落とし込んできています。またはトランジションの切り替えのスピードを0秒でやることなど、そういうことが少しずつ疲労によって疎かになることを共有していました。また飲水の際やハーフタイムでも通訳を通じて、徹底させるように指示は出しました」
–黒田監督が掲げる勝てるチームになるために、この試合で出た課題は何でしょうか。
「勝つイコール守れることだと思っています。今日の試合に関しては、守るための守備のゲームプランは大きくブレることなくやれました。その中で4度、5度と決定機があった中で点を取れなかったことは、日頃のトレーニングの中で少しずつ詰めていこうと思っています。そして1点、2点を取れるチームになっていくこと。加えて選手のスキルアップもそうですし、アタッキングエリアでどういう崩しが必要なのか。今日はサイドからの攻撃やデュークを起点として、周囲がボールを拾いながら攻める形は出てくるようになりました。そのあたりの精度をもっと上げていくことが、良い守備からの良い攻撃にも繋がっていくと思います。次の1週間でどれだけ改善できるか。失点をしなかった中でも、攻撃に関してはまた詰めていきます」
以上
○ベガルタ仙台:伊藤彰監督 会見要旨
「まずアウェイにもかかわらず、多くのファン、サポーターの皆様に来ていただいたことに大変感謝しています。その中で勝ち点3をプレゼントできなかったことは残念ですが、アウェイでも勝ち点1を持ち帰れることをポジティブに捉えていきたいと思います。試合内容に関しては、相手がワイドに選手を配置し、グラウンドを広く使いながら前線の選手を活かす形を作ってきました。前向きな状況を作ってサイドの選手を活かそうと狙ってくることは、我々としても想定していた中で、予想以上にミッチェル デューク選手やエリキ選手のパワーに戸惑う場面がありました。ただ前半の途中からは慣れ始めた中で、セカンドボールを取れるかどうかがポイントになっていたと思います。試合はお互いにとって危ない場面があり、チャンスもあり、お互いに勝ち点1を拾ったというか、分け合う形になりました。お互いに開幕戦で勝ち点を失うよりも、ポジティブな結果だったと思っています。ハーフタイムにはもう少しボールを保持しようと、攻撃のオーガナイズの部分を変えました。その中で立ち上がりに攻勢になった時に、あそこで点を取れるかどうかが頂点に立つためには必要なことです。また点を取った後、守れるかどうか。その力をつけていかないと。混戦のJ2を勝ち抜くには、決めるべき場面で決め切ることがキーファクターになります。仙台は長い期間のキャンプを経て、シーズンに入るというメリットとデメリットの部分がありますが、選手たちは最後の最後まで体を張ってくれましたし、最後までゴールを脅かそうと頑張ってくれたことに感謝したいと思います。本当に、良い選手たちだと思います」
以上
▽選手コメント
○奥山政幸選手
–次の試合に向けて、どんな反省点が残りましたか。
「課題はゴール前で点を取り切ることです。守備は前線からハードワークをできていましたし、あとはそこからいかに攻撃に転じるか。フィニッシュの回数はあったので、それを決め切ることとラストパスの精度を上げることです。そういったことはまだまだ高められると思うので、週明けから向き合いたいです」
–試合後の黒田監督からはどんなお話がありましたか。
「概ね手ごたえは掴んでいるとのことでしたが、拮抗したゲームを勝ち切っていくことがJ2優勝やJ1昇格に繋がります。引き続き取り組んでいきたいです」
–ここまでの黒田監督の印象はいかがでしょうか。
「細かい部分を見られているなと思いますし、負けず嫌いで勝利にこだわっています。選手としてはその基準についていくことが、チームのレベルアップに繋がると思っています」
○ミッチェル デューク選手
–町田での初の公式戦を終えた心境は?
「個人的にはとてもうまくいった試合でした。さらに失点をしなかったこともポジティブな結果です。ただご存知の通り、決定機が多くあった中で点を取れなかったので、攻撃の部分では点を取り切ることをもっと追求していきたいです」
–前半にシュートがクロスバーに当たった場面を振り返って下さい。
「GKが出ていたことは分かっていたので、決めたかったです。チップ気味にファーサイドを狙いましたが、クロスバーに当たってしまいました。今後チャンスがあった際には決めていきたいと思います」
–ご自身の持ち味を活かせた感触はいかがでしょうか。
「私の特技は空中戦に強いことですし、フィジカルを活かしてボールをキープすることです。またリンクマンとして、中盤の選手を繋ぐ役割もできます。そういったことはできましたが、点を取れなかったことが非常に残念です」
以上