HIGHLIGHT

2019 明治安田生命 J2リーグ

03月17日(日) 14:00 KICK OFF 石川県西部緑地公園陸上競技場
試合終了
ツエーゲン金沢
6
2 - 1
4 - 0
1
FC町田ゼルビア
ゴール
6' クルーニー
41' 金子 昌広
59' 廣井 友信
61' 藤村 慶太
69' 大石 竜平
75' 小松 蓮
スターティングメンバー
GK 23 白井 裕人
DF 24 長谷川 巧
DF 27 廣井 友信
DF 2 山本 義道
DF 45 沼田 圭悟
MF 14 金子 昌広
MF 6 大橋 尚志
MF 8 藤村 慶太
MF 7 清原 翔平
FW 9 小松 蓮
FW 22 クルーニー
ベンチスタート
GK 1 後藤 雅明
DF 4 石尾 崚雅
DF 16 毛利 駿也
MF 13 大石 竜平
MF 18 窪田 稜
MF 32 島津 頼盛
FW 10 垣田 裕暉
チーム監督
柳下 正明
選手交代
65' 金子 昌広 → 大石 竜平
72' クルーニー → 垣田 裕暉
84' 清原 翔平 → 窪田 稜
警告
90' 垣田 裕暉
退場
データ
FK 11
CK 8
PK 1
シュート 15
警告/退場 1 / 0
ゴール
9' 山内 寛史
スターティングメンバー
GK 13 増田 卓也
DF 35 大谷 尚輝
DF 23 酒井 隆介
DF 5 深津 康太
DF 17 下坂 晃城
MF 15 井上 裕大
MF 24 ロメロ フランク
MF 18 岡田 優希
MF 11 山内 寛史
FW 9 富樫 敬真
FW 30 中島 裕希
ベンチスタート
GK 1 福井 光輝
DF 3 藤井 航大
MF 2 奥山 政幸
MF 8 ジョン チュングン
MF 29 森村 昂太
MF 32 戸高 弘貴
FW 20 ドリアン バブンスキー
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
54' 山内 寛史 → ドリアン バブンスキー
62' 岡田 優希 → 戸高 弘貴
77' 富樫 敬真 → 奥山 政幸
警告
退場
74' 井上 裕大
データ
FK 17
CK 9
PK 0
シュート 7
警告/退場 0 / 1
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
3,709 曇 / 9.8°C / 66% 全面良芝、水含み
主審 副審 第4の審判員
岡 宏道 植田 文平、中澤 涼 日比野 真
試合終了
ツエーゲン金沢
6
2 - 1
4 - 0
1
FC町田ゼルビア
試合経過
前半0分

町田ボールでキックオフ、試合開始

前半0分

町田 ロメロフランクはこの試合でJ2通算200試合出場を達成

前半0分

金沢は廣井、町田は井上がキャプテンマークを巻く

前半1分

町田 早速富樫が左サイドでボールをキープし、ペナルティエリア手前の左でフリーの井上にパスを出す。井上はシュートではなく縦へのループパスを選択するが、味方には通らない

前半2分

町田 下坂がペナルティエリア左脇へグラウンダーのパスを出すと、岡田がダイアゴナルの動きで受ける。岡田は対じするDFにボールを当て、左CKを獲得

前半2分

町田 キッカーは岡田。インスイングの高いクロスを蹴り込むが、ボールはファーサイドに走り込む酒井の上を越えて逆サイドに流れる

前半6分

金沢 クルーニーが得点

前半9分

町田 ゴール!!!右CKのこぼれ球を拾って波状攻撃を展開し、ペナルティエリア右脇の岡田にボールが渡る。岡田はDF2人の間を割ってドリブルでペナルティエリア右に進入。最後は山内がゴールエリア右角付近から左足でシュートを放つと、グラウンダーの鋭いシュートがネットを揺らす

前半11分

町田 右サイドからのCKを得る。キッカーの岡田は高い弾道のクロスを入れる。山内が相手との競り合いを制してヘディングシュートを放つも、枠を大きく外れてしまう

前半16分

町田 岡田が左サイドでボールを持ち、積極的にカットイン。ペナルティエリア手前の左から右足を振り抜くが、腰がうまく振り切れず、枠を大きく外れてしまう

前半18分

ピッチレベルでは選手のユニフォームが激しくなびくほどの強い風が吹いている

前半20分

町田 白井のキックミスにロメロフランクが敵陣中央で反応して頭ではね返すと、左サイドの中島が無人のゴールを狙って難しい体勢からロングシュートを放つ。だが、枠の右に外れてしまう

前半21分

ここまでロングボールの蹴り合いが続いており、主導権が定まらない

前半24分

町田 山内と富樫の関係で右サイドの突破を図るも、パスがずれてDFのチャージに阻まれてしまう

前半27分

町田 味方のクリアボールを自陣で岡田が拾い、ドリブルで縦に持ち運ぶ。左サイドの敵陣浅い位置まで持ち込んで縦に長いスルーパスを送るも、サイドに張っていた中島には通らず、タッチラインを割ってしまう

前半34分

町田 中島が左サイドの敵陣深くでボールをキープ。近くの岡田に預けると、岡田は少ないタッチで下坂にパス。下坂はペナルティエリア左脇から左足でクロスを上げるも、ゴール前へ渡る前にラインを割ってしまう

前半34分

町田 勢い余った長谷川と下坂が激突し、下坂がピッチ上に腹部を押さえて倒れ込む

前半35分

町田 下坂は無事に起き上がり、プレーに復帰する

前半37分

町田 深津がハーフウェーライン付近から前線にロングフィードを供給。風に乗ってボールがペナルティエリア内に落ちると、岡田が先に拾った長谷川へ激しくチャージを掛ける。しかし、うまく逃げられてしまい、最後は岡田のファウルを取られる

前半39分

町田 増田が自陣から前線にロングボールを蹴り、中島がDFと競り合い、ペナルティエリア手前の右でこぼれ球を富樫が拾う。富樫は廣井の対応に阻まれるが、廣井のクリアが大橋に当たってボールはペナルティエリア内へ。これにいち早く反応したロメロフランクが滑り込みながらループシュートを放つも、枠の右に外れてしまう

前半41分

金沢 金子が得点

前半43分

町田 深津の左目のコンタクトが外れ、いったんピッチの外に出る

前半45分

町田 深津がピッチに戻る

前半46分

アディショナルタイムは1分の表示

前半47分

前半終了。2-1と、ホームの金沢のリードで試合を折り返す

後半0分

金沢ボールでキックオフ、後半開始

後半0分

両チームともにハーフタイムでの交代はなし

後半2分

町田 右サイドからのCK。キッカーは岡田。ゴール前へ浮き球のクロスを入れるが、白井にダイレクトでキャッチされてしまう

後半3分

町田 敵陣浅い位置からのFKを得て、酒井が柔らかいボールを右サイドに送る。味方が反応するも、競り合いのセカンドボールはゴールラインを割ってしまう

後半4分

町田 富樫がペナルティエリア左脇でボールをキープ。反転して右足でクロスを蹴るも、DFに至近距離でブロックされてしまう

後半5分

町田 大谷が右サイドの敵陣中央でクルーニーのトラップミスに反応し、柔らかいパスをディフェンスラインの裏に送る。しかし、味方は反応できず、ボールはゴールラインを割ってしまう

後半6分

町田 風上に立ったことでロングボールが有効な攻撃手段になり、ゲームの主導権を握っている

後半7分

町田 最初の交代カード。ベンチではDバブンスキーが出場の準備を進める

後半9分

町田 11山内OUT→20DバブンスキーIN

後半9分

町田 大谷が敵陣中央で相手のクリアボールを拾う。相手に寄せられる前に右足をコンパクトに振り抜くと、鋭いシュートがゴール右へ。しかし、白井のスーパーセーブに阻まれてしまう

後半10分

町田 続けて右サイドからのCKを2度得るも、岡田が蹴ったクロスはいずれも得点には結び付かない

後半12分

町田 怒とうの波状攻撃を仕掛ける。敵陣中央でこぼれ球を拾った大谷がペナルティエリア手前の左のロメロフランクに預けると、ロメロフランクは素早く縦につける。反応した中島がダイレクトでGKのタイミングを揺さぶるシュートを右足で放つも、ボールは弱い弾道でわずかに枠の右に外れてしまい、チャンスを逃す

後半14分

金沢 廣井が得点

後半16分

金沢 藤村が得点

後半17分

町田 18岡田OUT→32戸高IN

後半19分

町田 右サイドからのCK。キッカーは代わって入った戸高。ニアサイドに低いクロスを入れると、ゴールに背を向けて収めた深津が後ろにはたき、ロメロフランクがペナルティエリア内から右足でグラウンダーの速いシュートを放つ。だが、相手にブロックされてしまう

後半20分

金沢 14金子OUT→13大石IN

後半23分

町田 ペナルティエリア左脇でロメロフランクが藤村を背負ってスローインを受けようとするも、その藤村と一緒にもつれて倒れてしまい、収められない

後半24分

金沢 大石が得点

後半27分

金沢 22クルーニーOUT→10垣田IN

後半28分

町田 左サイドの敵陣中央からのFK。右足なら戸高、左足なら井上というシーンで、戸高が鋭いクロスを蹴り込む。しかし、白井にダイレクトでキャッチされてしまう

後半29分

町田 井上にレッドカード

後半29分

町田 井上はキャプテンマークを深津に渡してピッチを去る

後半30分

金沢 小松が得点

後半32分

町田 9富樫OUT→2奥山IN

後半39分

金沢 7清原OUT→18窪田IN

後半40分

町田 ペナルティエリア左でロメロフランクがDFを背負ってパスを受け、ワンタッチで横にはたく。反応した戸高が左足でグラウンダーのクロスを上げるも、白井にセーブされてDバブンスキーは触れられない

後半42分

町田 敵陣中央でボールをキープしたDバブンスキーが廣井に倒されてFKを獲得する

後半43分

町田 キッカーは戸高。ゴール前へチップキックでボールを送るが、DFにはね返されてしまう

後半45分

町田 奥山が敵陣中央から縦に鋭いクサビのパスを送る。中島が受けて奥山に戻すと、奥山はペナルティエリア内に進入して右足を振り抜く。だが、DFに正面でブロックされてしまう

後半45分

金沢 垣田にイエローカード

後半46分

アディショナルタイムは4分の表示

後半50分

試合終了。6-1でホームの金沢が勝利

○試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「少し寒い中での試合でしたが、我々のサポートに来てくれた方々にありがとうございましたとお伝えさせていただきたいのと、こういった結果で非常に申し訳ないゲームになってしまったと思っています。

前節の山形戦も0-3という結果で今回も大敗という形になってしまいました。今週はしっかりと自信をつけられるようにファイティングポーズが取れるように準備をしてきたつもりでしたが、結果としてこういう形でなかなか自信を見せられないゲームになってしまったことに関しては、僕の力不足になるかなと思っています。

改めてになりますが、我々はチャレンジャーとして戦う姿勢を大事にしていかなければいけない中で、気持ちの部分で十分に相手に向かっていく、そういうものを出し切れなかったのは、ここから先はそうならないように我々がしっかりと襲いかかれるような状況まで持っていけるように、選手たちに伝えていかなければいけないと思います。

本当に見に来てくださった方には申し訳なかったですが、顔を下げるわけにはいきません。ファイティングポーズが取れるように頑張っていきたいと思います」

–今のお話はメンタリティの部分だったと思いますが、チームとして大事にしている約束事やチームコンセプトを表現するという部分に関しては、どのように映っていますでしょうか?
「一つ一つの局面でマイボールにすることやセカンドボールを拾っていくことに関しては、その差によってどちらが優勢にゲームを進めるかといった部分に多少、影響が出る部分はあるのですが、その中でしっかりとボールを自分たちで握る、運ぶということは自信がないとできないことだと思っています。チャレンジをするにも自信がないと、そのチャレンジに向かっていけないということがあると思います。

やはり結果的に見れば、前半はほとんど自分たちが積極的にプレーをする姿が見られずに、後半は立ち上がりに風向きが変わった影響も当然ありましたが、前向きにプレーをしていた時間もありました。その流れの中で相手のワンチャンスと言いますか、セットプレーの流れの中で点を取られてしまいました。ゲーム全体の流れとすれば、前半の最後から決してそこまで悪くはなく、前半も我慢をして1-1で折り返していたら当然違ったと思います。そういう意味でゲームの流れとしても非常にもったいなかった部分もあったと思っています。

ただ根本の部分ではどれくらい自分たちがプレーできるか、ということにもう一度目を向けないといけないかなと思っています」

以上

○ツエーゲン金沢:柳下正明監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「90分を通して非常に良かったと思います。非常に集中力高く戦えていましたし、攻撃も守備も今日のゲームの狙いを皆が一つになって、同じ絵を描いてプレーできました。攻撃面でも狙いとしている形でチャンスを作れましたし、ゴールもできました。守備もコンパクトに集中力を切らさずに対応できています。こういうゲームを続けられるようにしっかりと準備をしていきたいと思います。今季初勝利ということで、初勝利をサポーターの皆さんと喜ぶことができて、非常に良かったと思います」

–町田の弱点を突いたというお話ですが、もう少し具体的に聞かせてください。
「弱点というか、ゲームをやっていればどこにスペースがあって、いつそのスペースを使えばいいか、どのチームも分かっていることです。それをフィールドプレーヤー10人のうち、8人が分かっていても、難しいですが、町田は11人が同じ絵を描いてやり切れる選手たちがそろっているチームです。その相手に対しては、我々も同じように11人が同じ絵を描いてやらないと、試合が難しくなります。今日の試合では11人が同じ絵を描くことができていました」

以上

▽選手コメント
○下坂晃城選手
–今シーズン初先発でしたが、試合を振り返っていかがですか?
「点を取れそうな時間帯が何分か続いた中で、決め切る部分で決め切っていればこんな試合展開にはならなかったと思いますし、前半は失点をしても、ブレずにやり続けられたと思うのですが、追加点が入るたびに少し自分たちで焦りのような、ブレてきた部分を相手に突かれたことが多かったと思います。でも次は鹿児島戦があるので、気持ちを切り替えてやらないと絶対に勝てないと思いますし、一人一人が頭をクリアにしてやっていかないと難しい試合になると思います」

–ご自身としてはこの出場を、今後につなげていきたいですね。
「クロスの数をもっと増やしていかないと、僕が試合に出る意味がないと思うので、攻撃の部分でもっと前へ出て行って、後ろ全体が前に重心を掛けていければ、もし取られたとしてもそこでボールをもう一回奪い切ることができると思います。僕自身もっと前へ出て、そこで仕事ができたらいいのかなと思います」

○ロメロ フランク選手
–今日のフル出場でJ2通算200試合出場となりました。喜びの声を聞かせてください。
「長かったようで、短かったですが、JリーグでJ2通算200試合出場を達成することができて、幸せに思います」

–ただ結果は悔しいスコアになりました。
「絶対に勝とうと、皆で強い気持ちで試合に臨んだのですが、相手もホーム開幕戦ということで気迫が違いました。まだまだ自分たちには足りないことがたくさんあったので、また次の週に向けた準備をしていきたいです。一からやり直していきたいです」

–追いかける展開の中で、なんとか1点でも返していこうという気迫は感じられました。
「まず1点を返すことをピッチの中で皆で声を出してやっていましたが、相手の守備もしぶとく1点も取れなかったので、その結果は残念に思います」

○岡田優希選手
–プロ初先発となりました。どんな気持ちで試合に臨みましたか?
「まずチームとしては前節の負けと連敗を喫した中で、自分にできることは何だろうと考えると、積極的に行くことや自分のプレーを思い切ってやることでした。そういった部分で貢献しようと思っていましたし、プロ初先発のことよりも、今のチーム状況で自分に何ができるだろうと考えて試合に臨みました」

–ゴールシーンの場面は岡田選手の積極性が生んだ場面でした。あの場面を振り返ってください。
「ああいう形を増やしていきたいですし、仕掛けていくことやゴールを取れるなという手応えは、試合の中でたくさんあったので、そういう部分をいかに多く出していけるかが次の課題かなと思いました」

–セットプレーのキッカーも務めていました。
「町田のセットプレーは得点源ですし、そこに対して良いボールを上げられるようにもしないといけないと思いました」

○山内寛史選手
–町田加入後、初ゴールとなりました。ゴールシーンを振り返ってください。
「ボールがこぼれてきてゴールを見ずに足を振ることができました。あそこでこぼれ球に反応をすることができたのは良かったと思います。早い段階で追いつくことができたので、あの場面では点を決めることができて良かったとは思います」

–ゲーム全体では悔しい結果になりました。とはいえ、まだリーグ戦は続きます。今後に向けて一言お願いします。
「1点を取れたということは、初めの一歩が踏めたと思って、これからもっとゴールを決めてチームが勝てるようにやっていきたいと思います」

以上