HIGHLIGHT

2019 明治安田生命 J2リーグ

02月24日(日) 14:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 0
0
東京ヴェルディ
ゴール
63' 富樫 敬真
スターティングメンバー
GK 13 増田 卓也
DF 35 大谷 尚輝
DF 23 酒井 隆介
DF 5 深津 康太
DF 2 奥山 政幸
MF 15 井上 裕大
MF 29 森村 昂太
MF 19 土居 柊太
MF 11 山内 寛史
FW 9 富樫 敬真
FW 30 中島 裕希
ベンチスタート
GK 1 福井 光輝
DF 14 志村 謄
DF 17 下坂 晃城
MF 7 端山 豪
MF 8 ジョン チュングン
MF 24 ロメロ フランク
FW 18 岡田 優希
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
62' 森村 昂太 → ロメロ フランク
85' 山内 寛史 → 岡田 優希
警告
退場
データ
FK 15
CK 7
PK 0
シュート 5
警告/退場 0 / 0
ゴール
スターティングメンバー
GK 21 上福元 直人
DF 23 田村 直也
DF 17 李 栄直
DF 5 平 智広
DF 24 奈良輪 雄太
MF 4 藤本 寛也
MF 8 内田 達也
MF 38 梶川 諒太
MF 9 佐藤 優平
FW 27 ネマニャ コイッチ
FW 10 レアンドロ
ベンチスタート
GK 26 鈴木 智幸
DF 22 永田 拓也
MF 6 井上 潮音
MF 19 小池 純輝
MF 33 河野 広貴
FW 11 林 陵平
FW 18 端戸 仁
チーム監督
ギャリー ジョン ホワイト
選手交代
24' 梶川 諒太 → 井上 潮音
62' 佐藤 優平 → 端戸 仁
83' ネマニャ コイッチ → 林 陵平
警告
退場
データ
FK 18
CK 3
PK 0
シュート 4
警告/退場 0 / 0
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
8,814 晴 / 11.4°C / 37% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
飯田 淳平 今岡 洋二、金井 清一 松澤 慶和
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 0
0
東京ヴェルディ
試合経過
前半0分

町田ボールでキックオフ、試合開始

前半1分

町田 中島が左サイドから右足でゴールに向かうクロスを入れる。ゴール前で混戦になると、こぼれ球に富樫が反応。苦しい体勢から右足でシュートを決めるが、オフサイドの判定を受けてしまう

前半3分

町田 山内のスルーパスに富樫が走りだす。追いついた富樫はペナルティエリア左からループシュートを決めるが、またもオフサイドの判定を受けてしまう

前半7分

町田 左サイドの敵陣中央で切り返した富樫が倒されてFKを獲得する

前半8分

町田 キッカーの土居が右足でゴールに向かうクロスを入れるも、レアンドロにヘディングでクリアされてしまう

前半10分

町田 ペナルティエリア右へのクロスに対し、トラップした中島が素早く反転して倒れ込みながらシュートを放つ。しかし、相手にはじかれて枠を外れてしまう

前半13分

町田 左サイドからのCKを獲得。キッカーの森村が左足でクロスを入れると、ファーにいた山内がトラップしてキープに入る。しかし、DFに対応されてシュートに持ち込めない

前半15分

町田 大谷に対してのファウルにより、右サイドの敵陣深くでFKを獲得する

前半16分

町田 キッカーの森村が左足で低い弾道のクロスを入れるが、ニアでDFのクリアに遭う

前半18分

町田 クロスのこぼれ球に反応した味方がペナルティエリア右に浮き球のパスを供給する。追いついた森村がダイレクトで折り返すが、DFに阻まれてしまう

前半22分

互いに頭で接触した梶川と深津はペナルティエリア中央に倒れ込んでいる

前半24分

町田 治療を受けた深津は立ち上がってプレーを続ける

前半24分

東京V 38梶川OUT→6井上IN

前半26分

町田 左サイドの敵陣中央への浮き球のパスに富樫が走り込む。うまくトラップしてすぐさま右足でミドルシュートを放つが、わずかに枠の右に外してしまう

前半33分

町田 中島がファウルを受け、敵陣中央の左でFKを獲得する

前半33分

町田 キッカーの森村は左足で最終ラインの裏に柔らかいクロスを入れるが、DFにクリアされてしまう

前半38分

町田 ペナルティエリア中央へのスルーパスに中島が抜け出すが、飛び出した上福元に処理されてしまう

前半42分

町田 右サイドの敵陣深くへのスルーパスに富樫が抜け出す。しかし、オフサイドを取られてしまう

前半43分

町田 右サイドからのCKを獲得する

前半43分

町田 キッカーの森村がゴール前にクロスを入れる。しかし、ニアで飛び上がった中島の頭上を越えたボールはDFにクリアされてしまう

前半45分

町田 ペナルティエリア左でスローインを受けた富樫がゴールに背を向けたまま折り返す。しかし、DFにクリアされてしまう

前半46分

アディショナルタイムは5分の表示

前半46分

町田 ペナルティエリア左で森村が頭でそらしたボールを富樫が収める。ドリブルで縦に仕掛けるが、DFへのファウルを取られてしまう

前半49分

町田 奥山が左サイドの敵陣深くから右足でゴール前にクロスを入れる。DFの頭上を通過したボールに富樫が飛び込むも、わずかに合わせられない

前半51分

前半終了。スコアレスで試合を折り返す

後半0分

東京Vボールでキックオフ、後半開始

後半0分

両チームともハーフタイムでの交代はなし

後半5分

町田 土居がペナルティエリア右からクロスを供給すると、待ち構える富樫がオーバーヘッドでシュートを放つ。しかし、DFへのファウルを取られてしまう

後半7分

町田 細かいパスワークでペナルティエリア手前の左に走り込む富樫にパスを供給する。しかし、DFに奪われてしまう

後半15分

町田 中島がペナルティエリア右に浮き球のパスを供給すると、追い付いた土居が粘って大谷につなげる。大谷はダイレクトでファーを狙ってシュートを放つが、枠の左に飛ばしてしまう

後半17分

町田 29森村OUT→24ロメロフランクIN

後半17分

東京V 9佐藤OUT→18端戸IN

後半18分

町田 ゴール!!!ロメロフランクからパスを受けた富樫がドリブルで仕掛ける。カットインしてペナルティエリア左から右足でGKとポストの間の狭いところを打ち抜き、待望の先制点を挙げる

後半26分

町田 富樫が右サイドの敵陣中央から斜めのパスを入れると、ペナルティエリア手前の右で山内が反転しながら前を向く。しかし、DFと接触してファウルを取られてしまう

後半28分

町田 端戸と接触した大谷が自陣の右サイドで倒れ込んでいたが、立ち上がってプレーを続ける

後半32分

町田 中島が粘って右サイドからのCKを獲得する

後半33分

町田 キッカーの土居が右足でゴール前にクロスを送るが、上福元にキャッチされてしまう

後半38分

東京V 27NコイッチOUT→11林IN

後半39分

町田 ベンチでは岡田が出場の準備を進める

後半40分

町田 11山内OUT→18岡田IN

後半43分

町田 ペナルティエリア左への縦パスにロメロフランクが抜け出す。前を向いて収めるが、DFに対応されてシュートを放てない

後半46分

アディショナルタイムは4分の表示

後半50分

試合終了。1-0でホームの町田が勝利

 

○試合後の記者会見:相馬直樹監督
–試合の総括をお願い致します。
「まずは今シーズンの開幕戦に多くの方に来ていただきました。ヴェルディさんとのダービーマッチ『東京クラシック』で、本当に良い雰囲気を作ってくださったと思っています。その中で勝ち切ることができたのは、非常に嬉しいですし、サポーターの皆さん、そして開幕するにあたって、準備されてきた裏方の方々も含めて、協力・準備してくださった方々に感謝したいなと思います。ありがとうございましたと述べさせていただきます。

前半から我々らしい戦いの中で相手を押し込む展開にはなりました。おそらくヴェルディさんも監督さんのやりたいことのイメージとは違うというか、我々対策で戦ってきたと思います。最終的なスタッツは我々のシュート数が5本、相手が4本でした。ただボックス付近までは行けているのですが、なかなかフィニッシュまで持ち込めなかった試合でした。ゴールを決めるためには、もう少し崩しのアイディアは課題になってくるのかなと感じました。それが我々にとっては大事なことだと感じたゲームでした。

他会場の結果も、1試合だけ大きく点が動いた試合がありましたが、0-0や1-0、1点差というスコアが多く、タイトなゲームが多かったようです。やはりどのチームもこの試合のために準備をしてきましたので、タイトなゲームになったのも開幕戦特有なのかなと。そういった中で、ハーフタイムに選手たちにも話したことですが、何か想像を超えるようなことをしないと点は取れないぞという話はしました。

ゴールシーンではあの距離であのタイミングでシュートを打ってくれたことがゴールにつながりました。またフランクがギリギリ足を伸ばして、トゥーキックになりましたが、つないでくれました。またその前のことを言えば、奥山がグッとボールを運んでくれて、ちょっとずつのプレーを積み重ねることでゴールにつなげてくれました。長いシーズンが始まりましたが、細かいプレーの積み重ねが結果につながっていきますし、それで相手に上回られると、相手に結果がいってしまいます。

そのあたりのことを含めて、今日チームにとって最初の勝ち星を取れたことは非常に嬉しいですし、自信にもなると思いますが、しっかりとできなかったこともあると思いますので、そのあたりの修正も含めて、また次の試合は相手のスタジアムに乗り込む形にはなりますが、良い準備をしていきたいと思います」

–2点あります。チーム内の競争がある中で、ボランチを井上裕大選手と森村昂太選手を選択した狙いと、認識違いであれば申し訳ないのですが、今日は監督がテクニカルエリアに出る回数が、少なかったように見えました。それだけ試合を落ち着いて観ていられたということでしょうか?
「まずボランチのことですが、フランクは今年のシーズンが始まってから非常に元気で精神的にも充実していることを見せてくれました。森村も負けじと見せてくれていた中で、少しフランクはコンディションの面で長い時間は難しいかなというところがありました。とはいえ一瞬の爆発的なパワーがフランクにはありますし、そういった中でここは(井上と森村の)二人でいこうと決断しました。森村も出ている時間の中で、もっと点に絡むようなプレー、もっと危険なプレーをしたいと思っていたと思いますが、そのあたりのことを含めて、常に競争と思ってもらっています。ただ今日はスタートでコンディション面では森村に分があったということになります。

もう一つは、僕があまりテクニカルエリアに出なかったのは、少し意図的な部分はありました。今シーズンが始まってからかなり要求高くやってきたつもりです。その中でだいぶ選手たちを縛るような、こうしなくてはいけない、してほしいということも含めて、彼らにとっては少し強制されているように感じる部分もキャンプの期間を含めてあったと思います。いざ今週リーグ戦が始まるとなった時には、彼らに任せるようと思っていましたし、テクニカルエリアに立つと気にする選手は気にしますから、できるだけ立たないで済むのであれば、そうしたいと思っていました」

–J1昇格が現実的に捉えられている中で開幕戦を白星で飾ることができた意味をどう捉えていますか? また、セカンドボールを拾う、こぼれ球を拾い続けるサッカーを示せた手ごたえはいかがですか?
「まったく昨年とは違うシーズンになると思いますし、昨年を簡単に超えることはできないシーズンになるとも思っています。改善点も当然ありますが、自信を持てる内容ですし、そこに結果がついてきたことは喜ばしいことです。でも反対にそれが落とし穴になることもあります。現実的にJ1昇格が見えているというお話ですが、決してそうではなくて、ここから自分たちが勝ち点を積み重ねていくしかないので、そこは勘違いしたくないと思っています。ただチームにとって、良い流れに乗るには、勝ち星が大事になってきますので、その点では非常に良かったと思います。

もう一つの質問に対しては、今日のようなゲームをしながら、最後に点を取り切る部分で一歩何かを超えるようなプレーが出てくるかどうかにかかっているので、それをトレーニングの中でも表現できるのか、突き詰めていくしかないのかなと改めて思っています。それをやれば我々のゲームになるという自信をさらに掴んでいけるのかなと、そういったことが拠り所になっていくので、それは良かったのかなと思います」

–ゼルビアは相手から嫌がられる、面倒臭いチームだと思われていると言われていますが、、監督はどう受け止めていますか?
「僕が面倒くさいので……(笑)。対戦相手に嫌がられるチーム、選手にならないといけないですし、相手に嫌がられるプレーをできないといけません。そう言われていることは嬉しく思いますが、そのぶん、我々が乗り越えていかなければいけないものは難しいものですし、高い壁になります。ただそれを乗り越えるための準備については、やれることはやってきました。ここからはゲームをやりながらになりますが、『結局嫌だったね』と言われるように頑張りたいと思います」

–なかなかフィニッシュまで持ち込めない展開でしたが、セカンドボールの争いでは優位に立っていました。後半は五分五分になりましたが、その原因は前半から飛ばしていたからなのか、それとも別の理由があるのでしょうか?
「両方あると思います。我々が点を取ったあとは、特にヴェルディさんが後ろで動かしてくる時間もあったのですが、前半はその時間を与えることはありませんでした。そうなると、セカンドボールも拾いやすいのかなと思います。ただできるできないは、体力的な面もありますし、点を取ったことで、選手たちが判断して多少そこに(前から行く形を制限する)持っていった部分もあると思います。後半はもう少し自分たちの形で攻めることができれば、もう少しセカンドボールを拾える状況を作れたとは思いますが、映像で確認してみないと分からない部分もあります」

以上

○東京ヴェルディ:ギャリー ジョン ホワイト監督 会見要旨
「まず初めに勝利した町田におめでとうと伝えたいです。今日の試合に向けて選手たちがいつもやっているサッカーとは違うサッカーをしなくてはいけなかったのですが、空中戦が多くなることは分かっていて、選手たちはしっかり対応してくれていたと思います。また選手たちは自分たちのキャラクターを見せてくれましたし、それをやらないといけない時にはできるというのを見せてくれました」

–新しいチームを作っている最中ですが、この試合で見えた収穫は?
「一つは負けたことは悔しいですが、サポーターのみなさんも戦ってくれました。選手のパフォーマンスに関しては良かったと思います。常に美しいサッカーばかりをしていてもJ2では勝てないということは選手たちに伝えてあります。今日の経験を生かして、同じような戦いをしてくる相手に勝てるようにしたいですし、選手のキャラクターが分かったことも収穫です」

–途中まではロングボールを主体にする戦い方でボールを簡単に手放してしまう場面がありました。つなげる場面ではつなぐという判断は、選手に委ねた部分もあったと思いますが、最後までロングボールを主体になっても仕方がなかったとお考えでしょうか?
「セカンドボールを取るという意図はありましたが、それができなかったことが我々の課題です」

以上

▽選手コメント
○深津康太選手
–うれしい開幕戦の勝利となりました。まずは喜びの声から聞かせてください。
「開幕戦で勝つということは自分たちの自信にもつながりますし、勝てて本当に良かったです」

–東京∨は試合開始からかなりロングボールを蹴ってきました。“蹴り合い”のような展開となりました。
「昨年のヴェルディのイメージからすれば、思ったよりも蹴ってきました。それは相手のウチ対策だと思いますが、無難に対応できていたと思います。そういった意味では蹴られても、そのほうがウチは得意なので、自分たちの良さを出して、相手の良さも消せました。頑張って戦った結果、勝つことができました。良いスタートが切れたと思います。ただまだ1試合です。次に向けて良い準備をしていきたいです」

○ロメロ フランク選手
–お子さんの誕生、おめでとうございます。ゆりかごダンスができて良かったですね。
「よく(富樫)敬真が決めてくれました。嬉しいです」

–富樫選手のゴールに絡む形になりました。
「敬真が走るのが見えたので、彼にボールをつなごうと思っていました。決めてくれて良かったです」

–先発で出場したかったと思いますが、途中出場でチームの勝利に貢献する形になりました。
「非常に監督も悩んだと思います。ただ僕は今週奥さんのそばにいたので、あまりコンディションが良くなかったこともあって、途中からの出場になりました。ゴールにつなぐプレーをしたかったですし、こうやって途中から使ってもらって結果を残せて良かったです」

○富樫敬真選手
–ゴールシーンを振り返ると、自陣からボールをつなぐ形でした。ゴールシーンを振り返ってください。
「全員の前へボールを運ぶ気持ちが最後の僕のところにつながってきました。チームとして前への推進力を発揮できていたので、フィニッシュで終わるしかないと思っていました。決まって良かったです」

–ゴールを決めたことでゆりかごダンスもできましたね。
「フランクさんの子どもが生まれたし、おめでたい話なので、やろうという話をしていました。フランクさんからのボールを決めることができたので、なおさら良かったですね」

–移籍初戦でゴールを決めることができたことに関しての喜びはいかがですか?
「まず試合に出られたことがうれしかったですし、90分やったことも久しぶりで幸せだなと思いますが、まだ始まったばかりです。すぐに次の試合に切り替えてやっていきたいです」

以上