第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会
06月06日(水) 19:00 KICK OFF シティライトスタジアムゴール | |
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119' | 平戸 太貴 |
スターティングメンバー | ||
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GK | 21 | 髙原 寿康 |
DF | 2 | 奥山 政幸 |
DF | 35 | 大谷 尚輝 |
DF | 3 | 藤井 航大 |
MF | 17 | 下坂 晃城 |
MF | 6 | 李 漢宰 |
MF | 10 | 土岐田 洸平 |
MF | 8 | 平戸 太貴 |
FW | 19 | 土居 柊太 |
FW | 20 | ドリアン バブンスキー |
FW | 7 | 杉森 考起 |
ベンチスタート | ||
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GK | 31 | 渡辺 健太 |
DF | 4 | チョン ハンチョル |
DF | 13 | 大田 隼輔 |
MF | 14 | 吉濱 遼平 |
MF | 15 | 井上 裕大 |
FW | 9 | 鈴木 孝司 |
FW | 28 | 橋村 龍ジョセフ |
チーム監督 | 相馬 直樹 |
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選手交代 | |
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68' | 杉森 考起 → 橋村 龍ジョセフ |
92' | 李 漢宰 → 井上 裕大 |
106' | 土居 柊太 → 吉濱 遼平 |
112' | 土岐田 洸平 → 大田 隼輔 |
警告 | |
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105+1' | 土居 柊太 |
120' | 吉濱 遼平 |
退場 |
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データ | |
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FK | 26 |
CK | 12 |
PK | 0 |
シュート | 19 |
警告/退場 | 2 / 0 |
ゴール |
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スターティングメンバー | ||
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GK | 1 | 椎名 一馬 |
DF | 31 | 下口 稚葉 |
DF | 33 | 阿部 海大 |
DF | 27 | チェ ジョンウォン |
MF | 32 | 福元 友哉 |
MF | 15 | 末吉 隼也 |
MF | 7 | 伊藤 大介 |
MF | 34 | デューク カルロス |
FW | 20 | 藤本 佳希 |
FW | 16 | リカルド サントス |
FW | 10 | 大竹 洋平 |
ベンチスタート | ||
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GK | 22 | 一森 純 |
MF | 8 | 塚川 孝輝 |
MF | 25 | 武田 将平 |
MF | 26 | 松本 健太郎 |
MF | 19 | 仲間 隼斗 |
FW | 30 | 武田 拓真 |
FW | 11 | 三村 真 |
チーム監督 | 長澤 徹 |
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選手交代 | |
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46' | デューク カルロス → 武田 将平 |
警告 | |
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18' | 下口 稚葉 |
52' | リカルド サントス |
退場 |
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データ | |
---|---|
FK | 21 |
CK | 4 |
PK | 0 |
シュート | 8 |
警告/退場 | 2 / 0 |
入場者数 | 天候 / 気温 / 湿度 | ピッチ |
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1986 | 雨 / 19.9°C / 84% | 全面良芝 |
主審 | 副審 | 第4の審判員 |
西山 貴生 | 鈴木 規志、矢野 浩平 | 松岡 広大 |
試合経過 | |
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前半1分 | ゼルビアボールで前半キックオフ! |
前半2分 | ゼルビアは右サイドハーフに平戸、左サイドハーフに杉森が入り、2トップにはドリアンと土居を配置し、4-4-2を採用している。 |
前半6分 | ゼルビアの右サイドから奥山のクロスに大谷が頭で合わせたが、ゴールの枠を外れた。 |
前半10分 | ゼルビアの右サイドから平戸のクロスを相手DFが跳ね返し、こぼれ球を土岐田が狙ったが、ゴールの枠を外れた。 |
前半16分 | ゼルビアの左サイドから下坂のクロスに土居がヘディングで合わせたが、GK椎名にキャッチされてしまう。 |
前半18分 | ドリアンをファウルで倒した岡山の下口に警告が出された。 |
前半22分 | ドリアンが相手のビルドアップを引っ掛けて、こぼれ球を杉森が拾い、杉森が右足でシュートを狙ったが、GK椎名にキャッチされた。 |
前半23分 | ゼルビアの右サイド、平戸の縦パスに抜け出した奥山がグラウンダーのクロスを供給し、ドリアンが右足に当てたが、ゴールならず。惜しい! |
前半33分 | セカンドボール争いがやや互角になり、試合が次第に落ち着いてきた。 |
前半39分 | ゼルビアの右サイドから平戸がボールを運び、左足のシュートを放ったが、ゴールの枠を外れた。 |
前半43分 | ゼルビアの左サイドから平戸のクロスを藤井がヘディングで合わせたが、ゴールの枠を外れた。 |
前半45分 | 前半のアディショナルタイムは1分と表示された。 |
前半は0-0で終了した。 |
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後半1分 | 岡山ボールで後半キックオフ! |
後半1分 | 岡山が選手交代をする。ハーフタイムにデューク カルロスに代わって、武田が投入された。 |
後半6分 | ゼルビアの右サイドから奥山がグラウンダーのクロスを供給し、そのボールを平戸が落とす。そして土岐田がダイレクトで左足シュートを狙ったが、ゴールの枠を外れた。 |
後半6分 | ゼルビアの中央のバイタルエリアから杉森が左足シュートを放ったが、ゴールの枠を外れた。 |
後半7分 | 岡山のリカルド サントスに警告が出された。 |
後半15分 | ドリアンのヘディングでの落としを平戸が拾い、平戸が右足のシュートを狙ったが、GK椎名にキャッチされた。 |
後半23分 | ゼルビアが選手交代をする。杉森に代わって、橋村が投入された。土居が左サイドハーフにスライドし、橋村は2トップに入った。 |
後半27分 | ゼルビアが右サイドで人数をかける形から平戸が右サイドを侵略し、平戸が角度のない位置からシュートを放つが、ゴールの枠を外れた。 |
後半32分 | ゼルビアの右サイドから平戸のCKを土岐田がつなぎ、李が右足のシュートを放ったが、ゴールの枠を外れた。 |
後半45分 | 後半のアディショナルタイムは3分と表示された。 |
90分は0-0で終了した。 大会規定により、15分ハーフの延長戦に入る。 |
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延長前半1分 | 岡山ボールで延長前半キックオフ! |
延長前半2分 | ゼルビアが選手交代をする。李に代わって、井上が投入された。 |
延長前半6分 | ゼルビアの左サイドから下坂のクロスボールを相手DFがクリアし、そのクリアボールを奥山が右足シュートで狙ったが、ゴールの枠を外れた。 |
延長前半9分 | ドリアンが相手DFのビルドアップを引っ掛けて、そのこぼれ球をドリアンが拾い、サポートにきた井上へパスを出す。そして井上が右足シュートを狙ったが、ゴールの枠を外れた。 |
延長前半15+1分 | 土居に警告が出された。 |
延長前半は0-0で終了した。 |
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延長後半1分 | ゼルビアボールで延長後半キックオフ! |
延長後半1分 | ゼルビアが選手交代をする。土居に代わって、吉濱が投入された。吉濱はそのまま左サイドハーフに入っている。 |
延長後半5分 | ゼルビアが左サイドを攻め込み、吉濱がグラウンダーのクロスを供給し、土岐田が左足シュートで合わせたが、相手DFにブロックされた。 |
延長後半7分 | ゼルビアが選手交代をする。土岐田に代わって、大田が投入された。大田はそのままボランチのポジションに入っている。 |
延長後半11分 | ゼルビアは右サイドから奥山がクロスを供給し、橋村が頭でスラして、吉濱がヘディングシュートを放ったが、GK椎名にはじかれてしまう。惜しい! |
延長後半13分 | ゼルビアの右サイド、大田のロングスローから大谷がヘディングで合わせたが、ゴールの枠を外れた。 |
延長後半14分 | ゼルビアゴール! ゼルビアの右サイド、平戸のFKからゼルビアがゴールを奪った。 |
延長後半15分 | 吉濱に警告が出された。 |
試合は1-0で終了した。 本日もご声援ありがとうございました。 |
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◯試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「水曜のナイターである上に、このような雨という状況の中での試合となりました。その中でファン・サポーターの数としては少ないかもしれませんが、力強く選手をサポートしてくださった方々にまずはありがとうございましたとお伝えさせてください。
天皇杯は上のカテゴリーのチームも出場する大会のため、J1のチームがいることもそうですが、我々はまだ岡山さんに勝ったことがなく、岡山さんに対して、我々の立場はチャレンジャーとして臨む、そういう大会となりました。そのチャレンジャー精神を持って選手たちはスタートからそういう姿勢を出してくれたかなと思っています。
直近のリーグ戦での対戦は、良い時間帯に点を取れず、徐々に相手のチャンスが増えていく展開でした。今日もそういったゲームになってしまったのですが、今日に関してはチームとして臆することなく、粘り強さと前へ出る姿勢をよく出してくれたなと思っています。
先ほど、公式の記録ではないのですが、19本のフィニッシュを打ったというスタッツを見ました。もちろん岡山さんがそれを許してくれなかったこともありますが、決められるチャンスが少なからずあったと思っていますし、そういった場面でもう少し早く点を取る力をつけていかないといけないと思います。ただ1番最後の苦しい展開の中でも、選手たちはセットプレーでまさに点をもぎ取ってくれましたし、本当に選手たちはよく戦ってくれたなと思います。
天皇杯は少し間があきますが、またチャレンジの戦いになると思います。その前にまた4日後に徳島さんとのリーグ戦もありますので、そこに向けてまずは目の前のこと、中3日でのゲームに向けてしっかりと切り替えていきたいなと思います」
–今日は公式戦では今シーズン初出場の選手もいるメンバーで戦ったと思いますが、選手たちにメンタリティーの面以外で強調されたことを教えてください。
「ただ強調したことはメンタリティーの部分が一番大きかったと思っています。実際にメンタリティーの話になりますが、まず1つは岡山さんに対してチャレンジャーとしてどこまで戦えるかということ。もう1つは我々が徹底してやっているボールの動かし方をしていくこと、相手の陣地に侵入していく形のことなどを話しました。
そういった中で、良い形も作れていたのですが、やはり少し違う形が出た場合には、相手にカウンターのチャンスを作られることもありました。誰が出ても同じような戦いをできるかどうか、という面においては、非常に選手たちはそのあたりの理解をしながら戦ってくれていたと思います。ただ90分の中で点を取り切れるチャンスがあったと思いますので、今後はそのチャンスで点を取り切れるようにしたいとは思っています」
以上
◯ファジアーノ岡山:長澤徹監督 会見要旨
「平日の試合で小雨がパラつく中での試合となりました。トーナメントの大会は勝つか負けるしかないのですが、今日集まっていただいたファン・サポーターの方々に対しては、勝てずに申し訳なく思っています。
前のゲームから含めて、エネルギーのあるメンバーの方が勝てる確率が高いと読んで先発メンバーを送り出しました。ここ最近は枠内シュート1本で失点を喫するとか、90分が終わって2本しかシュートを打たれていないのに、2点を取られているとか、リーグ戦ではそういう隙の出る試合が続いていたので、隙をなくしていこうとチーム内で共有している中で、このゲームでどうなるか見ていましたが、隙なくゲームを進めることができました。
序盤戦のバランスが良かった頃のファジアーノを取り戻せたと思っています。最後の最後はFKが抜けたボールでゴールが入ってしまいましたが、ゲーム全般では最近の課題が払拭されたことはポジティブに捉えています。ただこれで我々はリーグ戦しかなくなったので、リーグ戦に集中して、自分たちの目標を追いかけていきたいと思います」
以上
▽選手コメント
◯大谷尚輝選手
–まずは延長戦で勝ち切った喜びの声から聞かせてください。
「普段出ていない選手が出ていましたし、そういった選手たちを助けたいという思いでプレーしていました。キャプテンということもありましたが、いつも以上にみんなのためにプレーしようという気持ちで戦ったので、本当にうれしいです」
–2試合連続でのセンターバックでの先発出場となりましたが、試合前はどんなことをしようと意識していましたか?
「メンバー表を見た時に前線に背の高い選手がいたので、前へのボールやクサビのボールが多くなるだろうから、そこをしっかりと潰すこと。そして前回対戦で相手はシンプルに背後にロングボールを入れてきたので、無理せずにシンプルにラインを下げる時は下げようと(藤井)航大さんとコミュニケーションを取りながらできたと思います」
–前線で起点となるリカルド サントス選手を潰すこともできていたのでは?
「競り合いで負ける場面もありましたが、ヘディングの飛び方も工夫しつつ、それも経験だと思っていました。なかなかセンターバックで経験を積めていない中で駆け引きの部分やヘディングの競り合いも工夫できましたし、貴重な経験ができました」
–決勝点のFKの場面はヘディングで触っていなかったのですか?
「触ってないですね。あれは太貴のゴールです」
◯下坂晃城選手
–ゼルビア加入後、公式戦初出場でした。振り返っていかがでしたか?
「なかなか試合に出られる機会が少なかった中で、この天皇杯は自分にとってチャンスだと思いましたし、攻撃も守備も消極的にならずに積極的にいこうと思って試合に臨みました」
–自分のプレー内容はどう感じていますか? 持ち味は出せましたか?
「攻撃の部分は自分の特徴でもあるので、得点チャンスに絡めればいいなっと思っていました。押されている時間帯もありましたけど、DFとしてまず失点しないことを心がけていた中で攻め上がれるチャンスがあれば常に狙っていました」
–課題と感じたことはどんなことでしょうか?
「結果的にゼロで抑えられたことは良かったのですが、もっとクロスボールの精度やパス一つにしても、もっと精度を高めていかなければいけないと感じました」
–サポーターの皆様へのメッセージと、今後の目標・意気込みをお願い致します。
「今日は平日で遠い岡山まで応援に来てくださった方々には感謝しています。この3連戦でしっかり3連勝して、チームとして波に乗っていけるように頑張っていきたいと思います」
◯李漢宰選手
–今シーズン公式戦初出場となりました。どんな思いを抱いてピッチに立ったのでしょうか?
「最初で最後のチャンスだと個人的には思っていましたし、勝敗は別として、今できる自分の最大限の力を発揮して、チームをどうにか助けたいと思っていました。それが果たせたのかどうか、それは分かりませんが、最後に勝利という形で次のステージにつながってよかったです」
–具体的にプレーの面ではどんなことをしようと心がけていましたか?
「今さらやってきたことを変えることはできません。今まで自分がやってきたことを最大限に発揮して、後ろから支えながら、前にパワーを持ってできるように心がけていました。前半から飛ばしていくような形になりましたし、90分ではゴールこそなかったですが、ゼルビアらしい相手に圧力のかかったサッカーをできたと思います」
–ボランチでコンビを組んだ土岐田選手が攻撃に絡むイメージだったのかなと思いますが、その点はいかがですか?
「監督からもそういう指示がありました。土岐田は経験のある選手ですから不慣れなポジションでもあれだけできる選手です。バランスよくできていましたし、チームを支えるという意味ではうまくできたと思っています。また楽しくプレーできましたね」
◯土岐田洸平選手
–今シーズン公式戦で初先発となりました。ご自分のプレーを振り返っていかがですか?
「良いポジション取りをできて、フリーになることが多かったですね。ボランチのポジションでしたが、難しくもなくできました。ほぼトップ下のような状態でしたが、攻撃の場合はそれでも良いという指示でした。点を取りに行きました」
–90分以上出られたことは、今後に向けてポジティブな材料なのでは?
「90分出ることを目標に戦っていました。なかなか今シーズン出場機会のなかった選手にとっては、ラストチャンスぐらいの気持ちで臨んでいました。とりあえず結果が出てホッとしています。自分のシュートチャンスを決められなかったことは、決められるように頑張ります」
◯平戸太貴選手
–FKが直接決まる形で延長戦での勝利に導く決勝点となりました。その場面を振り返ってください。
「触っても触らなくても、直接ゴールに向かうようなボールを蹴る狙いでFKを蹴りました。あとはGKに触られないことを意識して蹴りました」
–120分の戦いで体力的にも厳しかったと思いますが、フル出場できました。
「リーグ戦の前節(愛媛FC戦)は途中出場で試合に出ていた時間も少なかったので、継続して出ている選手に比べれば体力的にきつくはなかったと思います。チーム全員で戦っている中でほかの体力的に厳しい選手もいるので、最後まで奮闘しました」
–試合後のロッカールームの雰囲気はいかがでしたか?
「今までに見たことがないぐらいロッカールームの雰囲気でした。喜びがあふれていました」
以上