2018 明治安田生命 J2リーグ

08月18日(土) 19:00 KICK OFF 松本平広域公園総合球技場
試合終了
松本山雅FC
0
0 - 0
0 - 1
1
FC町田ゼルビア
ゴール
スターティングメンバー
GK 1 守田 達弥
DF 4 飯田 真輝
DF 31 橋内 優也
DF 2 浦田 延尚
MF 5 岩間 雄大
MF 6 藤田 息吹
MF 47 岩上 祐三
MF 20 石原 崇兆
MF 13 中美 慶哉
MF 8 セルジーニョ
FW 9 高崎 寛之
ベンチスタート
GK 16 村山 智彦
DF 3 田中 隼磨
DF 18 當間 建文
DF 29 下川 陽太
MF 23 岡本 知剛
MF 32 安東 輝
FW 19 山本 大貴
チーム監督
反町 康治
選手交代
87' 中美 慶哉 → 山本 大貴
警告
90+4' 飯田 真輝
退場
データ
FK 17
CK 7
PK 0
シュート 12
警告/退場 1 / 0
ゴール
90+5' 平戸 太貴
スターティングメンバー
GK 1 福井 光輝
DF 2 奥山 政幸
DF 35 大谷 尚輝
DF 5 深津 康太
DF 23 酒井 隆介
MF 8 平戸 太貴
MF 15 井上 裕大
MF 29 森村 昂太
MF 19 土居 柊太
FW 9 鈴木 孝司
FW 30 中島 裕希
ベンチスタート
GK 21 髙原 寿康
DF 3 藤井 航大
MF 6 李 漢宰
MF 7 杉森 考起
MF 10 土岐田 洸平
MF 14 吉濱 遼平
FW 20 ドリアン バブンスキー
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
8' 井上 裕大 → 土岐田 洸平
78' 土居 柊太 → 吉濱 遼平
90+2' 森村 昂太 → ドリアン バブンスキー
警告
40' 奥山 政幸
退場
データ
FK 12
CK 5
PK 0
シュート 11
警告/退場 1 / 0
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
15,841 晴 / 21°C / 48% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
野田 祐樹 桜井 大介、塩津 祐介 松本 瑛右
試合終了
松本山雅FC
0
0 - 0
0 - 1
1
FC町田ゼルビア
試合経過
前半0分

松本ボールでキックオフ、試合開始

前半3分

町田 井上が相手との接触で右足を痛め、ピッチに倒れ込む

前半5分

町田 井上は担架に乗り、ピッチの外に運ばれる

前半8分

町田 15井上OUT→10土岐田IN

前半14分

町田 深津からボールをもらった福井が敵陣にロングフィードを供給。だが、走り込んだ森村は触れず、ボールは相手に渡ってしまう

前半18分

町田 中島が相手に背後から倒され、右サイドの敵陣深い位置からのFKを獲得

前半19分

町田 ボールサイドに立つのは森村と平戸。キッカーの森村が左足でグラウンダーのクロスをニアサイドに送るが、中島はシュートに持ち込めない

前半21分

町田 深津が前線に高く浮いたボールを送ると、走り込んだ鈴木がヘディングで中央に折り返す。土居がこのボールに反応するものの、DFに大きく蹴り出されてしまう

前半24分

町田 土岐田のシュートは相手に当たり、左サイドからのCKを獲得

前半25分

町田 キッカーの平戸が右足でインスイングのクロスを上げるも、酒井がDFとの競り合いでファウルの判定を取られてしまう

前半31分

町田 右サイドの敵陣深い位置から大谷がスローインでボールを送り、平戸がもらう。平戸は奥山にパスを出すが、奥山との呼吸が合わず、ボールはタッチラインを割ってしまう

前半32分

町田 ディフェンスラインの裏に抜け出した土居がペナルティエリア右に進入してグラウンダーのクロスを入れるが、中島のシュートはDFのブロックに遭う。こぼれ球に反応した平戸が右足でシュートを放つものの、GKにセーブされてしまう

前半34分

町田 鈴木が右サイドの敵陣深い位置から右足でグラウンダーのクロスを入れる。ゴール前の中島は合わせられないが、ファーサイドに土居が飛び込む。だが、DFにスライディングでカットされてしまう

前半38分

町田 中島が強じんなフィジカルを生かしたドリブルで左サイドを突破し、左足でグラウンダーのクロスを送る。ペナルティエリア内で受けた平戸が前を向こうとするが、2人のDFに囲まれてしまう

前半40分

町田 奥山にイエローカード

前半43分

町田 左サイドからのCKを平戸が蹴る。しかし、平戸が右足で上げたクロスはDFにヘディングではじき返されてしまう

前半45分

町田 大谷が右サイドの平戸にボールを預け、前方のスペースに走り込む。平戸は奥山にパスを送るが、奥山はDFに体を入れられてしまう

前半46分

アディショナルタイムは3分の表示

前半49分

前半終了。スコアレスで試合を折り返す

後半0分

町田ボールでキックオフ、後半開始

後半1分

町田 大谷のパスをペナルティエリア右で受けた土居のクロスは相手に当たり、右サイドからのCKを得る

後半1分

町田 キッカーの平戸が右足でクロスを上げるものの、ニアサイドのDFにヘディングではじかれてしまう

後半7分

町田 敵陣で相手にボールを奪われた森村がすぐにプレスを掛けにいくが、DFを倒してファウルの判定を取られてしまう

後半8分

町田 福井が前線にロングボールを供給。右サイドの敵陣深い位置に鈴木が抜け出し、右足でクロスを上げる。ニアサイドに飛び込んだ中島がヘディングで合わせるも、枠の左にそれてしまう

後半10分

町田 深津がペナルティエリア手前の右でボールを持つと、ボールを浮かして相手をかわす。だが、ペナルティエリア内でDFと激突してファウルの判定を取られてしまう

後半22分

町田 左サイドの敵陣浅い位置からのFKを平戸が蹴る。ペナルティエリア右に飛び込んだ大谷がヘディングで合わせるも、ボールはゴールラインを割ってしまう

後半30分

町田 鈴木が右サイドの敵陣深い位置でボールをキープするものの、味方のサポートがなく、DFを倒してファウルの判定を取られてしまう

後半33分

町田 19土居OUT→14吉濱IN

後半38分

町田 左サイドの敵陣中央からのFKを平戸が蹴るものの、GKにパンチングではじき返されてしまう

後半42分

松本 13中美OUT→19山本IN

後半46分

アディショナルタイムは4分の表示

後半47分

町田 29森村OUT→20ドリアンバブンスキーIN

後半49分

松本 飯田にイエローカード

後半50分

町田 ゴール!!!ペナルティエリア手前の左からのFKを蹴るのは平戸。右足でカーブの掛ったシュートを放つと、これがネットを揺らし、土壇場で先制点を奪う

後半51分

試合終了。0-1でアウェイの町田が勝利

○試合後に記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「東京・町田から1,000人ほどの方々が我々のサポートに来ていただきました。本当に最後の最後まで非常にタフなゲームだったのですが、最後に勝ち切って一緒に勝ち点3を喜べることは非常にうれしいですし、我々の戦いを最後までアシストしてくれた皆さんにはまずお礼を言いたいなと思います。

なお、ゲームの方ですが、非常にタフなゲームとなりました。お互いに長いボールが多く、ロングボールでの競り合いでしっかりと勝つか、そしてそのセカンドボールをどちらが拾うかという展開になりました。そういった意味では前半は我々のほうが少し競り合いで勝つ回数やセカンドボールを拾える回数が多く、相手の(陣地の)奥に入っていけましたし、その中でチャンスも作りながらゲームを進めることができたのではないかなと思っています。

ただ、後半はやはり首位の松本さんが相手ですので、前半から修正をしてきたことも含めて、もう一つ前で長いボールを収められる、そして前でセカンドボールを回収される回数が、後半は相手の方が多く、我々の方は逆に減ってしまいました。そういったことが、自分たちの時間帯が少なかった原因になったゲームだったかなと思っています。

その中でも前でボールが収まったときには、前後半ともにチャンスを作れていたので、そういう中で得点が生まれるかなと期待していました。ただ後半の残りの時間というのは、なかなか前のポイントで自分たちが良い形でボールを持ち出すという回数を作れずにいました。そして、松本さんの方にそういうシーンがいくつか訪れたこと、さらに相手のセットプレーを含めて、本当に我慢の展開だったと思っていますが、本当にそこをよくしのいだことが大きかったです。そして松本さんもホームですので、前がかりになる中で、ひっくり返してチャンスを作れるかなと思っていましたが、最後の最後、もう少しで試合が終わるという時間帯に、あのような形でゴールに迫るシーンを作れた中で得たFKを(平戸)太貴が決め切ってくれました。

粘り強く戦ったことで、そこまでのゲームを作ってくれた選手たち、また最後のココというところで、集中してチャンスを作り出した他の選手たち、そして実際に点を取ってくれた太貴もそうですが、前節の我々は3-0から3-3に追いつかれるという、なかなかないゲームをしていた中で、この試合にかける気持ちを持って、敵地に乗り込んできた、そうした思いが最後に結果となって出たのではないかと思っています。我々は1試合少ない状況ですので、今日で3分の2が終わって、残り3分の1になりますが、また目の前の1試合に向き合いながら戦っていきたいなと思います」

–3枚目の交代のカードはアディショナルタイムに入って2分ほど経った後だったと思いますが、そこまで交代をカードを切らなかった、もしくは切れなかった理由を教えていただきたいのと、最後にドリアン バブンスキー選手を選択した理由を教えてください。
「今までのお話させていただいたことと付随する部分もあるのですが、まずは一つ序盤に我々のキャプテンである井上を怪我で欠かなければいけなくなったことで、交代カードを1枚切っていました。土岐田はリーグ戦自体もそうですが、久しぶりの公式戦で90分実際に持つのかということも考えると、ギリギリまでもう1枚をなかなか切れませんでした。

もう一つの理由は、もう少し地上戦で勝負をしたかったですし、もう少しオープンな展開になって地上戦で勝負できるかなと思っていたのですが、松本さんの圧力が非常に強くて、なかなか地上でボールを運ぶシーンを作れず、長いボールを蹴らされて、セカンドボールを回収される形が続いていました。セカンドボールを回収したいという意図があったので、セカンドボールワークができる選手を抜きたくなかったというのも理由の一つですし、プラス1番最後にドリアンを入れたのは、少し高さの部分でセカンドボールを取るのにマイボールになりやすくなるかなという可能性もありましたし、あの流れの中ではやはりワンチャンスがくると思っていましたので、そういう意味ではセットプレーという部分で太貴を残すという選択をしました。ドリアンを入れる選択をしたのも、本当に時間がなかったのでワンチャンスを作りたいというつもりで入れました」

○松本山雅FC:反町康治監督 会見要旨
「サポーターの皆さんには、たくさんアルウィンに集まっていただいてサポートしていただき感謝しております。残念ながら勝利することはできませんでしたが、皆さんの気持ちが乗り移った試合だったかなと思います。我々は5つ連続して勝っていましたけど、果たして内容と結果が一致しているかというと必ずしもそうではなかったので、この結果を真摯に受け止めて仕切り直しをしてやっていくしかないと思っています。

町田さんは見てのとおり実に分かりやすいチームなんですけど、それでも対応するのは難しいというか逃げられるというか、そういう展開になりましたよね。驚きはありませんでしたが、結局チャンスで決めるか決められないかという差が結果に出たのかなと正直思っています。それがサッカーの世界では大事なことであって、同じようなFKであっても決められなかったのと決められたという対比を見ても、我々はまだトレーニングも含めて力不足ということを感じました。この段階で出てきたことを逆にうまくキャッチして、これからやっていかないといけないと思います」

以上

▽選手コメント
○酒井隆介選手
–負傷から復帰して初の先発出場となりました。試合を振り返っていかがですか?
「個人としての出来はあまり良くなかったですが、勝てたことが良かったです」

–どんなプレーをしようと思っていましたか?
「(深津)康太さんと話をしながら、高崎さんを厳しくいくことと、いつもと変わらないプレーをしようと思っていました」

–実際に勝利をつかんだ時はどんな気持ちになりましたか?
「リハビリが長引きましたし、メディカルスタッフ、フィジカルコーチにリハビリにいろいろと付き合ってもらって、結構苦しみましたが、頑張ってきたことが報われた思いがしたので、うれしかったです」

○平戸太貴選手
–素晴らしい直接FKでの決勝点でした。まずは勝利の喜びから聞かせてください。
「あの最後の時間帯で直接FKは自分の得意のプレーでもあるので、決められて良かったです。プロになってからの公式戦で直接FKを決めたのは初めてなので、それもうれしいですね」

–直接FKのイメージは?
「まずは壁を越えること。相手がゴールライン上にいたので、それも越えることを意識していましたし、そのイメージだけをしていました」

–後半は苦しい時間帯が多かったですが、どんなことを思いながらプレーしていましたか?
「必ずどこかで一本チャンスがくると思っていましたし、お互いに粘り強く戦っている中で、厳しい戦いでしたが、その中でも絶対にチャンスがくると思っていたので、あの場面で決められて本当に良かったです」

–サポーターに勝利を報告した時はどんな気持ちになりましたか?
「ああいう勝ち方でラインダンスも盛り上がっていましたし、たくさんのサポーターの方々に応援していただけた中で勝利の喜びを分かち合うことができて、本当に良かったです」

○土岐田洸平選手
–急きょ出場するような形になりました。どんなことをしようと思って、ピッチに立ちましたか?
「今季は体がずっと動いていたのですが、チームの調子が良過ぎたので、なかなか出番が回ってこないだけでしたから、自分のコンディションを落とさずに準備はしてきました。あんなに早い時間帯に出番がくるとは思いませんでしたが、少しは出番があるかなとは思っていました。スムーズに入れて良かったです」

–フィニッシュに絡む場面もありましたし、セカンドボールへの反応も早かったという印象です。
「コンディションを維持してきたことと、体作りをしてきた成果がこの試合に良い形で出たと思っています」

–今日の勝利に貢献できたという思いもあるのでは?
「無失点で終われましたし、首位を相手に粘り強く全員で戦えました。チームの調子が良い中で貢献できていませんでしたが、誰が出ても今のサッカーをできると思うので、僕や(土居)柊太などチャンスをもらった選手がチームの力になっていきたいです。(吉濱)遼平も戻ってきましたし、良い相乗効果を出していきたいです」

以上