2018 明治安田生命 J2リーグ

06月02日(土) 16:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 - 1
1 - 0
1
愛媛FC
ゴール
45' 中島 裕希
84' 鈴木 孝司
スターティングメンバー
GK 1 福井 光輝
DF 25 小島 雅也
DF 35 大谷 尚輝
DF 5 深津 康太
DF 2 奥山 政幸
MF 7 杉森 考起
MF 15 井上 裕大
MF 29 森村 昂太
MF 14 吉濱 遼平
FW 30 中島 裕希
FW 9 鈴木 孝司
ベンチスタート
GK 21 髙原 寿康
DF 3 藤井 航大
MF 6 李 漢宰
MF 10 土岐田 洸平
MF 8 平戸 太貴
MF 19 土居 柊太
FW 20 ドリアン バブンスキー
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
60' 吉濱 遼平 → 土居 柊太
75' 杉森 考起 → 平戸 太貴
88' 小島 雅也 → 藤井 航大
警告
66' 森村 昂太
退場
データ
FK 10
CK 2
PK 1
シュート 11
警告/退場 1 / 0
ゴール
37' 西田 剛
スターティングメンバー
GK 1 岡本 昌弘
DF 2 山﨑 浩介
DF 4 西岡 大輝
DF 5 前野 貴徳
MF 14 小池 純輝
MF 16 田中 裕人
MF 6 野澤 英之
FW 7 近藤 貴司
FW 18 西田 剛
FW 20 河原 和寿
FW 15 丹羽 詩温
ベンチスタート
GK 21 馬渡 洋樹
DF 3 玉林 睦実
DF 24 池田 樹雷人
MF 11 神田 夢実
MF 17 小暮 大器
FW 9 有田 光希
FW 26 上原 慎也
チーム監督
川井 健太
選手交代
57' 河原 和寿 → 小暮 大器
66' 西田 剛 → 有田 光希
81' 小池 純輝 → 上原 慎也
警告
44' 山﨑 浩介
退場
データ
FK 15
CK 2
PK 1
シュート 5
警告/退場 1 / 0
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
3,610 晴 / 24.5°C / 59% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
吉田 哲朗 藤井 陽一、岩田 浩義 酒井 達矢
試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 - 1
1 - 0
1
愛媛FC
試合経過
前半0分

愛媛ボールでキックオフ、試合開始

前半1分

町田 杉森が左サイドの敵陣深い位置から左足でクロスを上げる。しかし、ファーサイドの中島はボールをキャッチしたGKと接触してファウルの判定を取られてしまう

前半3分

町田 奥山がヘディングでボールを後方の福井に送るものの、福井は相手のプレスに遭い、大きく左サイドのタッチラインにボールを蹴り出してしまう

前半5分

町田 鈴木からボールをもらった杉森がペナルティエリア手前の中央で前を向き、右足を振りぬく。だが、枠をとらえられない

前半7分

町田 吉濱がペナルティエリア左に走りこんだ森村に浮き球のパスを供給。受けた森村は左足で低い弾道のクロスを入れるが、DFのブロックに遭ってしまう

前半10分

町田 ペナルティエリア内で高く浮いたボールに反応した鈴木が胸で触ると、このボールを拾った杉森が右足でボレーシュートを打つ。しかし、GKに処理されてしまう

前半13分

町田 左サイドでボールを収めた鈴木が森村につなぎ、森村は左足でクロスを送る。だが、カーブの掛かったボールはGKに渡ってしまう

前半16分

町田 杉森が左サイドの敵陣深い位置から右足でクロスを送る。後方からタイミングよく飛び込んできた吉濱がヘディングで合わせるが、惜しくも枠の右にそれてしまう

前半19分

町田 奥山が左サイドの敵陣深い位置から右足でクロスを入れる。後方から飛び込んだ吉濱がニアサイドのDFの頭に当たったボールに反応。吉濱はヘディングで合わせるも、クロスバーを越えてしまう

前半28分

町田 鈴木のパスを受けた小島が右サイドのタッチライン際に開いた吉濱にボールを送る。しかし、吉濱との呼吸が合わず、ボールはつながらない

前半29分

町田 奥山が左サイドの前方に走りこんだ鈴木にロングパスを供給。鈴木は左足でクロスを上げるものの、吉濱のヘディングシュートは枠をとらえられない

前半36分

町田 大谷からボールをもらった福井が左足で左サイドにロングパスを送る。だが、杉森がヘディングで前方につないだボールは味方に渡らない

前半37分

愛媛 西田が得点

前半43分

町田 左サイドから奥山がスローインでペナルティエリア左にいた森村にボールを送る。森村は相手を背負いながら杉森にパスを出し、受けた杉森は右足でクロスを供給。だが、GKにキャッチされてしまう

前半44分

愛媛 山崎にイエローカード

前半45分

町田 ゴール!!!鈴木がペナルティエリア手前の左から低い弾道のクロスを送ると、DFの足に当たってペナルティエリア内にこぼれる。いち早く反応した中島が振り向きざまに右足で打ったシュートはDFに当たるも、そのままゴールに吸い込まれて同点に追い付く

前半46分

アディショナルタイムは2分の表示

前半48分

前半終了。1-1と、同点で試合を折り返す

後半0分

町田ボールでキックオフ、後半開始

後半5分

町田 杉森が左サイドのタッチライン際でDFを引き付けて前方の奥山にパスを送る。だが、奥山が触る前にボールはゴールラインを割り、クロスを上げられない

後半7分

町田 左サイドでボールを持った杉森が細かいタッチのドリブルで相手をかわし、左足でクロスを上げる。しかし、DFにヘディングではじき出されてしまう

後半9分

町田 鈴木が相手にボールを当て、右サイドからのCKを得る

後半10分

町田 キッカーの吉濱が左足でクロスを上げるが、味方はヘディングで合わせられない

後半12分

愛媛 20河原OUT→17小暮IN

後半13分

町田 吉濱が左足で右サイドの広大なスペースにボールを送る。これに走りこんだ中島が受けると、右足でクロスを供給。しかし、相手に蹴り出されてしまう

後半15分

町田 14吉濱OUT→19土居IN

後半20分

町田 右サイドでボールを収めた中島がディフェンスラインの裏に抜け出した鈴木にパスを送る。鈴木はドリブルでペナルティエリア右に進入し、グラウンダーのクロスを供給。しかし、飛び込んだ森村はミートできず、決定機を逸してしまう

後半21分

町田 森村にイエローカード

後半21分

愛媛 18西田OUT→9有田IN

後半24分

町田 奥山のパスをペナルティエリア手前の中央で受けた鈴木が右サイドの小島にボールを送るが、精度を欠いたパスは相手に奪われてしまう

後半24分

町田 鈴木のペナルティエリア手前の中央からの右足のシュートはGKのセーブに遭い、左サイドからのCKを獲得

後半25分

町田 キッカーの井上が右足でクロスを上げるものの、DFにヘディングでクリアされてしまう

後半30分

町田 7杉森OUT→8平戸IN

後半32分

町田 右サイドの敵陣浅い位置からのFKを平戸が蹴る。しかし、高い弾道のボールはそのままGKにキャッチされてしまう

後半36分

愛媛 14小池OUT→26上原IN

後半37分

町田 土居が相手に倒され、右サイドの敵陣中央からのFKを獲得

後半38分

町田 キッカーの平戸が右足でクロスを上げる。深津がペナルティエリア内でDFに倒され、PKを得る

後半39分

町田 ゴール!!!キッカーの鈴木が右足でゴール中央に蹴り込み、逆転弾を決める

後半41分

町田 小島が足を痛めてピッチに倒れ、プレーが一時中断する

後半42分

町田 小島は担架に乗ってピッチの外に運ばれる。小島以外のフィールドプレーヤーは集まり、ゲームの進め方を話し合う

後半43分

町田 25小島OUT→3藤井IN

後半46分

アディショナルタイムは4分の表示

後半50分

試合終了。2-1でホームの町田が勝利

◯試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「非常に良い天候で、我々の勝利に期待して多くの方々に集まっていただきました。相手に先制される中で、逆転でひっくり返すエネルギーを引き出してくれた、ファン・サポーターの方々の声援に感謝したいです。非常にタフな試合になりましたが、逆転にまで持ち込めるエネルギーをいただけたことに感謝したいです。

自分たちがリズムをつかみながら試合に入ることができて、チャンスを作れていましたが、なかなかゴールを決められずに、PKの判定で相手に先制される形になりました。時間帯こそ違えど、前節の岡山戦は自分たちのリズムでゲームを進めながら、点を取れず、後半の立ち上がりに失点を喫する展開でした。今節も先に失点をする中で、ビハインドを背負った状況でも、崩れずに選手たちが成長を示してくれましたし、前半の終了間際に追いつけたことは大きかったです。

前節は後半の入りが良くなかったことが反省点として残りましたが、今日の試合は後半の入りから高いインテンシティーで戦うことができていましたし、自分たちのチャンスで点を取り切れず、相手にもチャンスがある中で、ややオープンな展開になりました。前半からアグレッシブに戦っているので、後半にオープンな展開になりがちであることは想定内ですが、良い時間帯に点を取り切ることは引き続きの課題として残りました。ただそういう展開になっても粘り強く守ることはできていましたし、最後にPKという形でしたが、決勝点をもぎ取り、失点をせずに試合を締められたということは、先週の教訓を生かしながらタフに戦えたという成長を示したゲームになったのかなと思っています。

選手たちにはメンタル面も攻守の切り替えでも頑張ってほしいという話をしている中で、この勝利はそれらを出し切ってくれた結果でした。このあとは天皇杯、リーグ戦と連戦になりますが、天皇杯ではリーグ戦で敗れた岡山さんと戦います。アウェイにはなりますが、なんとか勝って次のラウンドに進めるようにしていきたいです」

–選手交代のファーストチョイスで土居選手を起用しました。その狙いを聞かせてください。
「トレーニングやトレーニングマッチでも好調を維持していました。先ほども話しましたが、少しずつ、オープンな展開になり始めた中で、彼の動きの量がチームの助けになるかなと起用しました。その中で背後のボールを引き出すこと、間でボールを受けること、そしてトレーニングマッチではできていたことですが、フィニッシュワークの形を作れるともっと良かったのです。そういったものを出してくれると期待はしていましたが、今日の試合に関しては、出し切れなかったと思いますし、本人もそう思っていることでしょう。ただやるべきことも整理されていてきている中で、ゲームを作るという部分で彼には期待をしていました。頑張ってくれたと思います」

–さまざまな選択肢がある中で、最終ラインで少しメンバー変更がありました。その意図と実際の試合はいかがでしたか?
「前線のターゲットにある程度ボールを入れてくるだろう、そして我々の背後へのボールも出てくるだろうという予想の中で、ナオキ(大谷尚輝)にはクサビのボールに対して強くアプローチに行くことを期待していました。

その結果、スライドした形で小島には右サイドに入ってもらいました。最後に足をつってしまったことも含めて、緊張もあったのかもしれません。トレーニングマッチでは3バックの相手が少なかったことも影響したのか、今日の試合ではスライドやマーキングの遅さが見えていました。彼なりの反省点はあるでしょうが、今日の試合では前向きなトライをしてもらえたと思っていますし、攻撃参加に関しては積極的にしっかりとできていたと思います」

–昇格初年度にも上位に位置することもありましたが、当時と比較して、チームとしての積み上げはどうなのでしょうか?
「復帰しての初年度は、相手も自分たちのことを甘く見ていた部分もありました。ただ今年に関しては、相手が従来とはまったく違うゲームをしてくることが多いので、相手はきちんと対策を練ってくるケースが多いです。そういった背景がある中で、これまでポイントを積み上げられている理由は、自分たちができることや、こうなったら難しくなることなど、いろいろなことが整理できていると思います。その中でも勝利に近づく方法をある程度、チームとして共有できることが増えてきているのかなと思いますし、それは重要なことです」

–J1ライセンスの状況もある中で、夏場から終盤戦にかけての時期に、モチベーションや動機付けに部分について、どうしていこうとお考えですか?
「J1ライセンスのことは事実としてありますが、6月30日のライセンス交付の日にうれしいことがあれば良いとは思います。今季は6位以内という目標を掲げている中で、J1にチャレンジするにふさわしいクラブ、チームになっていこうと、J1のスタンダードで戦えるチームにしていこうと選手たちには話しています。

今年J1を勝ち取れるかどうかは別として、自分たちが近い将来、J1昇格というチャレンジにふさわしいチーム力をつけること。また実際にJ1へ上がったときに、まったく歯が立たなかったではなく、少しでも爪痕を残すことができるように、今は継続して、J1に残れるための力を作る時間をもらえていると捉えています。そこで今年は少しでも、J1のスタンダードに近づけるようにしていこうという話をしています。その目標を共有してくれていることで選手たちの頑張りにつながっていると思っています。

我々は町田という地域に根ざしてやっていこうというクラブです。町田には43万人という人々がいますし、一人でも多く共感してもらえる人を増やしていけるように、そして町田には素晴らしい戦いをしているチームがあるよ、我々の誇りとなるものがあるよと、クラブがそうなっていけるようにやっていきたいです。

特に今のベテラン選手たちは、J1で戦えるかどうかは、時間的には分からないですが、ベース作りやJ1への礎作りをしようとトライしてくれています。先のことを言うといろいろ見えなくなってしまうので、一戦一戦、J1のスタンダードを身につけようという話を選手たちにしながら今季は取り組んでいます」

以上

◯愛媛FC:川井健太監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「結果的に敗れてしまい、サポーターには申し訳ない気持ちでいっぱいです。先制して追いつかれたあと、もう一度ギアを上げることが足りなかった、それが勝敗のポイントだったかなと思います」

–点を取りに行くと話していた中であまり多くのゴールを取れませんでしたが、その原因はギアを上げることができなかった以外に何がありますか?
「形は作れていたと思います。その中でチャンスの数を増やすことが必要です。あとはペナルティーエリア内での冷静さが足りなかったことが、複数得点を取れなかった原因かなと思っています」

–狙いとしていたサイドに展開する攻撃の形はいかがでしたか?
「出来は50点でしょうか。もっと相手の逆を突いたり、もっとボールを動かすことができたと思います。そういったことに関しては、今トレーニングで変化を加えていることですが、まだ選手たちが怖がっている部分がありますので、トレーニングで整理していきたいと思っています」

以上

▽選手コメント
◯小島雅也選手
–第3節の甲府戦以来となる先発出場でした。どんな意気込みで試合に臨みましたか?
「連敗をしないということを強く意識して試合に臨みました。アシストやゴールなど目に見えた数字の結果を残したかったです」

–今後、改善していきたいことはどんなことですか?
「もう少し攻撃に出て行く回数を増やさないといけないです。相手が左右に揺さぶってくる中で1失点に抑えられて良かったです。後半は相手の攻撃が僕のサイドから仕掛けてくることも多く、あとはどれだけ耐えられるかでした。その中でなんとか1失点で終えることができました」

◯中島裕希選手
–前半終了間際に貴重な同点ゴールでした。まずはゴールシーンを振り返ってください。
「自分の前にボールがこぼれてきたので、後ろに下がるような形になりましたが、シュートを打ち切ることを意識していました」

–いつもの試合よりは少し早めにクロスボールを入れる場面が多かった印象です。
「前節の岡山戦の反省からもっと相手の脇のスペースを取ること、攻撃をやり切るプレーを増やすことを徹底していこうと、話している中で少し早めにクロスボールを入れる形が目立ったのかもしれません。前半から良い流れで試合を進めることはできましたが、先に取られてしまいました。それでも落ち着いて対応して、逆転まで持ち込めたことが大きかったです」

–連敗せずに、逆転で勝ち切ったことも大きかったですね。
「前節は後半の入りが悪かったことも修正できていましたし、1試合を通してみんなでタフに戦えたと思います。ホームでの負けは許されませんからね。本当に勝てて良かったです」

◯鈴木孝司選手
–決勝点となったPKの場面を振り返ってください。
「精神的に動じることなく、PKの場面は相手にコースを読まれたけど、冷静に決めることができて良かったです」

–90分間を振り返っていかがですか?
「体力的にはしんどかったですが、それぐらい運動量を出して戦わないと勝てない相手です。前節は負けているぶん、勝たないといけないという気持ちを表現して勝ち切ることができました」

–次は天皇杯の試合を挟みますが、勝利をこの先にどうつなげていきたいですか?
「一戦一戦を戦う中で目の前の試合に勝てるか、それだけを意識して戦っています。勝ったからと言って奢らずに、これまでと同じようにみんなでチャレンジしながら戦っていきたいです」

◯土居柊太選手
–うれしいプロ初出場になったと思います。プロデビュー戦の感想はいかがですか?
「素直にうれしかったですね。でも、できは全然良くなかったです。あの時間帯に投入されて期待されて起用してもらったのに、結果で応えられずに悔しい気持ちでいっぱいです。コーチ陣からは、みんなスタミナを使って元気がないから、相手の背後に抜けて、攻撃のギアを上げるようにという指示がありました」

–このプロ初出場をこの先にどうつなげていきたいですか?
「これをある意味で良いスタートにして、次の天皇杯で出番があれば、いかに自分のプレーを勝利につなげるか。それをもう一度自分の中で整理をして試合に臨めるような準備をしたいです」

以上