2018 明治安田生命 J2リーグ

05月27日(日) 16:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 3
3
ファジアーノ岡山
ゴール
84' 中島 裕希
スターティングメンバー
GK 1 福井 光輝
DF 35 大谷 尚輝
DF 23 酒井 隆介
DF 5 深津 康太
DF 2 奥山 政幸
MF 8 平戸 太貴
MF 15 井上 裕大
MF 29 森村 昂太
MF 14 吉濱 遼平
FW 30 中島 裕希
FW 9 鈴木 孝司
ベンチスタート
GK 21 髙原 寿康
DF 3 藤井 航大
DF 25 小島 雅也
MF 7 杉森 考起
MF 19 土居 柊太
MF 24 ロメロ フランク
FW 20 ドリアン バブンスキー
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
19' 酒井 隆介 → 藤井 航大
61' 森村 昂太 → ロメロ フランク
70' 吉濱 遼平 → 杉森 考起
警告
72' 福井 光輝
退場
データ
FK 16
CK 5
PK 0
シュート 8
警告/退場 1 / 0
ゴール
54' 上田 康太
58' 仲間 隼斗
73' 赤嶺 真吾
スターティングメンバー
GK 13 金山 隼樹
DF 5 増田 繁人
DF 4 濱田 水輝
DF 6 喜山 康平
MF 21 椋原 健太
MF 8 塚川 孝輝
MF 14 上田 康太
MF 11 三村 真
FW 19 仲間 隼斗
FW 24 赤嶺 真吾
FW 17 関戸 健二
ベンチスタート
GK 22 一森 純
MF 15 末吉 隼也
MF 25 武田 将平
MF 7 伊藤 大介
MF 10 大竹 洋平
FW 20 藤本 佳希
FW 16 リカルド サントス
チーム監督
長澤 徹
選手交代
77' 塚川 孝輝 → 武田 将平
82' 濱田 水輝 → 末吉 隼也
88' 仲間 隼斗 → 伊藤 大介
警告
90+6' 赤嶺 真吾
退場
データ
FK 14
CK 2
PK 1
シュート 5
警告/退場 1 / 0
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
4,259 晴 / 24.5°C / 59% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
榎本 一慶 和角 敏之、塚越 由貴 蒲澤 淳一
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 3
3
ファジアーノ岡山
試合経過
前半0分

愛媛ボールでキックオフ、試合開始

前半1分

町田 杉森が左サイドの敵陣深い位置から左足でクロスを上げる。しかし、ファーサイドの中島はボールをキャッチしたGKと接触してファウルの判定を取られてしまう

前半3分

町田 奥山がヘディングでボールを後方の福井に送るものの、福井は相手のプレスに遭い、大きく左サイドのタッチラインにボールを蹴り出してしまう

前半5分

町田 鈴木からボールをもらった杉森がペナルティエリア手前の中央で前を向き、右足を振りぬく。だが、枠をとらえられない

前半7分

町田 吉濱がペナルティエリア左に走りこんだ森村に浮き球のパスを供給。受けた森村は左足で低い弾道のクロスを入れるが、DFのブロックに遭ってしまう

前半10分

町田 ペナルティエリア内で高く浮いたボールに反応した鈴木が胸で触ると、このボールを拾った杉森が右足でボレーシュートを打つ。しかし、GKに処理されてしまう

前半13分

町田 左サイドでボールを収めた鈴木が森村につなぎ、森村は左足でクロスを送る。だが、カーブの掛かったボールはGKに渡ってしまう

前半16分

町田 杉森が左サイドの敵陣深い位置から右足でクロスを送る。後方からタイミングよく飛び込んできた吉濱がヘディングで合わせるが、惜しくも枠の右にそれてしまう

前半19分

町田 奥山が左サイドの敵陣深い位置から右足でクロスを入れる。後方から飛び込んだ吉濱がニアサイドのDFの頭に当たったボールに反応。吉濱はヘディングで合わせるも、クロスバーを越えてしまう

前半28分

町田 鈴木のパスを受けた小島が右サイドのタッチライン際に開いた吉濱にボールを送る。しかし、吉濱との呼吸が合わず、ボールはつながらない

前半29分

町田 奥山が左サイドの前方に走りこんだ鈴木にロングパスを供給。鈴木は左足でクロスを上げるものの、吉濱のヘディングシュートは枠をとらえられない

前半36分

町田 大谷からボールをもらった福井が左足で左サイドにロングパスを送る。だが、杉森がヘディングで前方につないだボールは味方に渡らない

前半37分

愛媛 西田が得点

前半43分

町田 左サイドから奥山がスローインでペナルティエリア左にいた森村にボールを送る。森村は相手を背負いながら杉森にパスを出し、受けた杉森は右足でクロスを供給。だが、GKにキャッチされてしまう

前半44分

愛媛 山崎にイエローカード

前半45分

町田 ゴール!!!鈴木がペナルティエリア手前の左から低い弾道のクロスを送ると、DFの足に当たってペナルティエリア内にこぼれる。いち早く反応した中島が振り向きざまに右足で打ったシュートはDFに当たるも、そのままゴールに吸い込まれて同点に追い付く

前半46分

アディショナルタイムは2分の表示

前半48分

前半終了。1-1と、同点で試合を折り返す

後半0分

町田ボールでキックオフ、後半開始

後半5分

町田 杉森が左サイドのタッチライン際でDFを引き付けて前方の奥山にパスを送る。だが、奥山が触る前にボールはゴールラインを割り、クロスを上げられない

後半7分

町田 左サイドでボールを持った杉森が細かいタッチのドリブルで相手をかわし、左足でクロスを上げる。しかし、DFにヘディングではじき出されてしまう

後半9分

町田 鈴木が相手にボールを当て、右サイドからのCKを得る

後半10分

町田 キッカーの吉濱が左足でクロスを上げるが、味方はヘディングで合わせられない

後半12分

愛媛 20河原OUT→17小暮IN

後半13分

町田 吉濱が左足で右サイドの広大なスペースにボールを送る。これに走りこんだ中島が受けると、右足でクロスを供給。しかし、相手に蹴り出されてしまう

後半15分

町田 14吉濱OUT→19土居IN

後半20分

町田 右サイドでボールを収めた中島がディフェンスラインの裏に抜け出した鈴木にパスを送る。鈴木はドリブルでペナルティエリア右に進入し、グラウンダーのクロスを供給。しかし、飛び込んだ森村はミートできず、決定機を逸してしまう

後半21分

町田 森村にイエローカード

後半21分

愛媛 18西田OUT→9有田IN

後半24分

町田 奥山のパスをペナルティエリア手前の中央で受けた鈴木が右サイドの小島にボールを送るが、精度を欠いたパスは相手に奪われてしまう

後半24分

町田 鈴木のペナルティエリア手前の中央からの右足のシュートはGKのセーブに遭い、左サイドからのCKを獲得

後半25分

町田 キッカーの井上が右足でクロスを上げるものの、DFにヘディングでクリアされてしまう

後半30分

町田 7杉森OUT→8平戸IN

後半32分

町田 右サイドの敵陣浅い位置からのFKを平戸が蹴る。しかし、高い弾道のボールはそのままGKにキャッチされてしまう

後半36分

愛媛 14小池OUT→26上原IN

後半37分

町田 土居が相手に倒され、右サイドの敵陣中央からのFKを獲得

後半38分

町田 キッカーの平戸が右足でクロスを上げる。深津がペナルティエリア内でDFに倒され、PKを得る

後半39分

町田 ゴール!!!キッカーの鈴木が右足でゴール中央に蹴り込み、逆転弾を決める

後半41分

町田 小島が足を痛めてピッチに倒れ、プレーが一時中断する

後半42分

町田 小島は担架に乗ってピッチの外に運ばれる。小島以外のフィールドプレーヤーは集まり、ゲームの進め方を話し合う

後半43分

町田 25小島OUT→3藤井IN

後半46分

アディショナルタイムは4分の表示

後半50分

試合終了。2-1でホームの町田が勝利

◯試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「まずは非常に良い天候の中でたくさんの方々に集まっていただきました。ホームで勝つ姿をお見せしたかったのですが、結果的に敗戦となってしまいました。ただ選手たちは最後まで戦ってくれましたし、最後まで足を動かすことができたのも、ファン・サポーターの皆さんの声援があったからです。まずは皆さんに感謝を申し上げたいと思います。

ゲームの方ですが、前半と後半がまったく違うゲームになってしまいました。そういった意味ではハーフタイムの私による選手たちの送り出し方がこの結果を招いてしまったと思っています。相手のFKやカウンターからの一発は素晴らしいゴールだったと思いますが、この結果の原因は前半と後半で我々が違うサッカーをしてしまったことに尽きると思っています。

その原因は私の選手たちの送り出し方が良くなかったですし、選手間でそういう空気が作られていたのかもしれませんが、もしあったとすれば、私が気付くべきでしたが、結果的にそういう状況のまま、ピッチに出してしまったことがゲームの結果に反映されました。私自身にとっても反省の多いゲームとなりました。

ただ前半にあれだけできたことは、すべてがなしになるという話ではありません。その中でゴールをもぎ取ることをやっていきたいですし、点差がついた中でも1点を取りに行くという姿勢は今後も続けてほしいことです。最後まで戦ってくれた選手たちには感謝したいです。これからは天皇杯を含めた連戦となりますが、また良い準備をしていきたいと思っています」

–前半の最後の10分程度押し込まれましたが、その原因を何だとお考えですか?
「足が止まった影響もあったと思います。今日も25℃近くで、60%という湿度の中、足が止まるような時間帯がくるとは思っていました。ただもう少し早く、くるのかなと思っていたのですが、思ったよりも、もったなと思っているのが正直な思いです。

ただ前半の終盤は赤嶺選手にボールが入るときに、はじき返し切れない場面が増えてきました。でも全部を消すことはできませんので、良い時間帯に点を取ることも大事ですし、それプラス90分間すべては難しいとしても、自分たちの時間を多く作っていくことが必要です。前半に関しては自分たちの配球というよりも、相手への対処の中でボールが相手にいき始めました。後半は自分たちがどう戦うかという部分で自分たちの方がよそ行きになって、判断が遅れるプレーが後半の立ち上がりから散見されてしまいました。後半に向けた選手たちの送り出し方に関して、私が選手たちの空気を感じ取れずにいたことで、彼らを良い形で送り出すことができませんでした」

以上

○ファジアーノ岡山:長澤徹監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「岡山から500人以上のサポーターの方々が来てくださったことで我々の大きな力になりました。前半の最初は相手に入り込まれるイメージでいましたが、サポーターの声援とともにその時間帯を耐え切ったことが勝因になったと思っています。いつもありがたいです。

選手たちに話したことですが、町田さんのスタイルはザルツブルクやライプツィヒではないですが、スペースを攻略すると同時に、かなり訓練されている、予測をした中で前にボールを運んで陣地を取りながら進めるサッカーをしてくるチームだと話し、基本的な対応をしました。

ワンタッチプレーを見逃さないこと、相手が背後を使ってくる中で早めにスペースを埋めるためにステップバックを早めにそろえることを重点的にやりました。あとはボールを奪ったあとがポイントですが、立ち位置で工夫はしていましたし、赤嶺の位置でポイントができそうだったので、選手同士が近い距離をとって、サイドチェンジを使って逆サイドを使うイメージでした。

最初は圧力がすごかったですが、前半の35分を過ぎてから次第にポイントを作って、自分たちがイメージしていた攻撃はでき始めていました。後半に入ってからが勝負だなと思っている中で、後半の立ち上がりから良い形で入れたことが良かったです。ただ選手たちにも話しましたが、2点、3点が入っても、町田は絶対に死なないチームです。今日も1点をねじこんできたので正直に良いチームだと思います。

今季は14試合区切りで戦っていますが、前節は雷雨の影響でヴェルディ戦はまだ結果ついていません。今日が中盤戦のスタートの試合だと捉えた中、難しいアウェイで勝ち点3を取れたことは良かったです。ただ選手たちにはもったいないけど、ここに勝利を置いて帰って、また次の準備をしようということで統一しています。J2は厳しいリーグですし、どうしても中盤戦は中だるみするので、次のホームでの山形戦が大きなポイントだと思っていますので、しっかりとした準備をしていきたいです」

–増田繁人選手を今季初めて先発で起用しました。彼に期待したことは?
「けがでずっと出遅れていて、先週の練習試合で90分できたので出てもらいました。もともと彼は必要だと思ってきてもらった選手ですし、周りの状況判断もできる選手。また一体感を作れる選手でもあるのでそういったことを期待していました。まだコンディションは50%ぐらいだろうから、このゲームを境に今後もトレーニングをしっかりとやって、コンディションをもっと上げてほしいです」

以上

◯奥山政幸選手
–クロスボールからゴールをアシストするのは初めてだったと思います。どんな狙いを持ってクロスボールを上げたのでしょうか?
「中で中島選手以外にも選手がいたので、割とアバウトにというか、このあたりかなと、落とそうという形で入れて、(中島)裕希さんが競り勝って決めてくれました。ありがたかったです」

–試合全体を通して攻撃面における個人的な手ごたえはいかがですか?
「前に出ることはできましたが、相手は引くのが早かったですね。ボールを持ってから相手が下がるスピードよりも、自分たちの前に出る早さが上回ることができれば良いですが、引かれたあとにもう一工夫できれば良かったです」

–後半に押し込まれた原因をどう感じていますか?
「後半の入りから相手のペースになってしまいました。引くのが早かったとはいえ、裏ありきの攻撃なので、ブラさずに今一度割り切ってやっても良かったのかなと思います」

◯平戸太貴選手
–3試合ぶりの先発出場となりました。どんなことを考えて試合に入りましたか?
「チームの勝利に貢献したいと思いながらピッチに立ちました。キックのフィーリングはそんなに悪くなかったですし、自分が狙っている位置にボールを蹴ることはできました。あとは細かい部分を突き詰めて、自分のセットプレーですべてがチャンスになるぐらいになるようにしたいです」

–前半から相手を押し込めた中で点を取り切るために必要だったことは何でしょうか?
「自分たちの流れのときにいかにゴールを決めるか、それで流れは変わると思います。やはり押し込めるときに1点でも2点でも取らないといけません」

–まだまだリーグ戦は続きます。この結果を踏まえて、今後はどんな戦いをしていきたいですか?
「下を向かずに切り替えて、前半のような戦いを少しでも90分に近づけられるようにして、点を取れるときに取ることが必要だと思っています」

◯中島裕希選手
–1点を返す反撃のゴールになりました。まずはゴールシーンを振り返ってください。
「相手を押し込んだ中で、マサ(奥山)がクロスボールを入れてくれる形でした。最初はファーサイドで待とうと思ったのですが、中に動いたらマークをうまく外すことができました。あとは気持ちで決めました」

–決して簡単なヘディングシュートではなかったと思います。
「まずは当てるときにインパクトを大事にしようと考えてヘディングしました。良い位置に飛んでくれたと思います」

–3点差がついてもチームはあきらめずに戦っていました。
「あきらめている雰囲気はなかったですが、後半の入りがすごく悪くて、最初から相手に押し込まれる形になりました。そうなってしまったことがもったいなかったですね」

–ハーフタイムにはどんなことを話し合って、後半のピッチに立ったのでしょうか?
「変わったことはなかったですが、前への意識を持った中で後半に入ったほうが良かったですね。次の試合に向けて切り替えて、また前を向いて戦っていきます」

以上