日頃よりFC町田ゼルビアをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
2016シーズンキャッチフレーズが「+one to the next STANDARD」に決まりましたので、お知らせ致します。
ロゴは以下となり、グラフィックアドバイザーの水谷慎吾さんに作成いただきました。
このキャッチフレーズに至った理由を守屋実相談役に、そして、ロゴデザインの内容について水谷真吾さんに寄稿いただいております。
皆様、改めまして、今シーズンも「+one」の精神で、一致団結して1つでも上を目指して戦いましょう!
○「+one to the next STANDARD」に寄せて
FC町田ゼルビア相談役 守屋実
J2再昇格を勝ち取るために戦った昨シーズン、私たちはこの大きな地域の夢を、クラブ・地域・パートナー企業・サポーターが一体となり掴むことができました。
優勝こそ逃しましたが、入れ替え戦のホームゲームには8000人を超える観客が入り、まさに「+1」の力でチームを鼓舞してくださいました。あの逆転劇は、「+1」のなせる業と言えます。本当にありがとうございました。
今年は、2012年以来となるJ2です。厳しいチャレンジになることは間違いありません。だからこそ、クラブとしては、監督の体現したい方向性や想い、そしてクラブの将来を見据えて今シーズンの、キャッチフレーズを決めました。
我々は「+one to the next STANDARD」という、スローガンを掲げました。
ただ単にJ2残留を目指しているのでは、下を見ながらの戦いになります。私たちは、J2残留という現実的な目標を掲げるのでなく、一歩でも上をめざして戦いたいと思っています。
そのためには、クラブに関わる全てのところのスタンダードを上げることが何より大切になってきます。現実的な目標は、J2にとどまることだとは思います。でも、足元だけを見ていると、クラブは迷走します。将来を見据え、そのうえで足元をしっかり固めていくことが大切だと思っています。
昨年の厳しい戦いを勝ち抜いたあの力は財産です。しかし、今年は更に選手個々のスキル、フィジカル、メンタルのスタンダードを上げることが不可欠です。一歩上がった個々のスタンダードをベースに、チームが「one」になること。つまりチーム全体が一体感をもって戦うことこそが、一歩上に行くための唯一の道だと信じています。
事業や運営、広報などフロントとしては、入場者数を1試合平均5000人にすること、クラブハウスと専用練習場を確保すること、1万5千席のスタジアム等の問題解決に向かって、確かな歩みを進めていかなければなりません。
育成や普及部門でも、トップに昇格し、活躍する選手を育てること、日本を代表する人材を育てることがスタンダードにならなければ、育成の町とは言えません。
つまり、2016年は、もう一度それぞれの立場の人間が『+one』の力を発揮して、J2に定着するための土台を築きつつ、町田のサッカーを全国にアピールしたいと思います。
そして、その先にあるJ1昇格を目指す上でのスタートの1年にしようという決意を込めたキャッチフレーズです。そのためにクラブの総合力を次のステージのスタンダードにスケールアップする1年にしたいと考えています。
昨年と同じ数字の『1』ではなく、英語で『one』としたのは、「一体の」「一致した」という意味も含まれているからです。同じ想いで、一体となったゼルビアファミリーが、それぞれの立場から『+one』を実行することで、成果を勝ち取り、次のステージに進んでいくのにふさわしいクラブになれますよう、今日から皆様とともに歩んでいきたいと思います。
今シーズンもどうぞ、よろしくお願い致します。
◎ロゴデザイン:水谷慎吾 FC町田ゼルビア グラフィックアドバイザー
2015シーズンでのキャッチフレーズ「+1」から、響きとしては継続である「+one」がスローガンになるという事で、次の印象を持ちました。
数字から英語の「one」に移行する事で、相馬監督体制の、ここまでの2年間で培ってきたJ2昇格と、再び1年で戻る事のないよう定着する為に取り組んできた事の継続性という部分、そして、「one」には一体とか、一致という意味があるように、町田市として一丸となろうという部分をより強調したスローガンになるという認識を持ちました。
その上で、以下のコンセプトでこのデザインを考えました。
「one」の「o」をゼルビーの目と設定。「n」の部分を扉と見立て、次の扉を見据えるゼルビアというイメージです。
サブタイトルの「to the next」の部分も中央揃えにする事で、三角形として、上への矢印と設定しております。
このロゴが、さらなる上を見据えて、次の水準を目指して戦っていく2016年のゼルビアの目標達成、今後の発展に繋がることを祈っています。